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第4話・クラスのアイドルの秘密の趣味を知ってしまいました。後編
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(前編から続き)
そして、HRが終わりかけた、そんな時だった。
「……あ……っ……!」
鈴木さんの小さな声が聞こえると同時に、彼女の尻尾が一瞬ぴくりとまっすぐ立ち上がり、黄色い部分がほんの少し減った。
鈴木さんが、おしっこをちびってしまったのだ。
鈴木さんはどうやら動けなくなってしまったようで、HRが終わってクラスメイトが帰り始めても座ったままだった。
「鈴木さん、帰らないの?」
教室に誰もいなくなってから、鈴木さんに昨日と同じように話しかける。
「う、うん……」
「もしかして、今日も勉強?」
「そ、そうだ……よ……っ」
鈴木さんはつらそうな表情を浮かべながらなんとか平静を装おうとしているのだろう。
「それじゃあ、せっかくだから今日は俺も勉強していこうかな」
俺がそう言うと、鈴木さんは驚いた様子だった。
「そ、そうなの!? ……ぅあぁっ……!」
尻尾がぴくりと立ち上がり、また尻尾の水位が下がる。鈴木さんの目には涙が浮かんでいて、もう今にも漏らしてしまいそうなのだろう。
「鈴木さん……? 大丈夫……?」
わざとらしく聞いてみる。
「……わ、私、ちょっとトイレ行ってくるね、……っ!」
鈴木さんはそう言って立ち上がる。内股になって必死で前押さえをしている鈴木さんに、俺はつい興奮を覚えてしまう。
鈴木さんは駆け足で教室から出ていったものの、もう限界なのだろう。廊下まで追いかけてみると、内股になりながらゆっくりと必死でトイレに向かっていた。
「大丈夫? もしかして体調悪い──」
俺が話しかけると、鈴木さんは、
「ひゃあっ!!!」
と声をあげて、そのまま前のめりに転んでしまった。そして。
「あっあっ! いやぁっ! だ、だめぇぇっ!!!」
四つん這いのような姿勢になっている鈴木さんのお尻から生えている(?)尻尾がまっすぐ上方向に立ち上がり、勢いよく水位が下がっていく。尻尾の付け根である彼女のお尻からは、じゃぁぁぁぁぁぁぁっ、とおしっこが滝のように床に流れていた。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁっ……やぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ……」
鈴木さんのおしっこの量は尻尾の通り普通じゃなくて、すごい勢いだというのに鈴木さんのお漏らしは1分半以上続いた。
「……ん……はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」
お漏らしとはいえ、大量のおしっこを我慢していたのを解き放った解放感は相当なものなのだろう。鈴木さんは時々気持ちよさそうな声を漏らしていた。……お漏らしだけに。
「……やっちゃった……」
大きな黄色い水溜まりの真ん中で、鈴木さんがあられもない姿を見せている。
「……鈴木さん……? 大丈夫……?」
「……小林くん……」
「……とりあえず、保健室、行こうか……。鈴木さん、立てる……?」
鈴木さんは小さくうなずいて、俺が差し出した手を握った。
◇ ◇ ◇
鈴木さんが保健室で着替えて、そのまま一緒に駅まで向かうことになった。
「……えっと、さっきは、驚かせちゃって、ごめん……」
俺が謝ると、鈴木さんは、
「ふぇ? な、なんで小林くんが謝るの?」
と驚いた様子で言った。
「だ、だって、俺が話しかけて、鈴木さんが驚いて、転んじゃって……」
俺がそう言うと、鈴木さんが遮るように、
「ち、違うの! 本当に、私のせいなの!」
と言った。
「わ、私……、実は、わざと、おしっこ、我慢してて……。漏らしちゃうのは、想定外だったけど……」
突然、鈴木さんがとんでもないことを言い始めた。
「……私……、おしっこ、我慢するの、実は、好きで……その……学校でも、わざと、ギリギリまで教室で、我慢してるの……」
顔を真っ赤にしながら鈴木さんが消え入りそうな声で言う。
「そうだったんだ……」
適当な相槌を打つことしかできず、静かな時間が流れる。
駅に着いて、鈴木さんと別れるタイミングで、鈴木さんが口を開いた。
「……その、今日のこととか、私がおしっこ我慢するのが好きなこととか、みんなには、秘密にしてね……?」
俺はうなずくことしかできず、そのまま鈴木さんは電車に乗って帰っていった。
……明日から、どう接すればいいんだろう……。
クラスのアイドルのとんでもない秘密を知ってしまい、俺はどうやら大変なことになってしまったのかもしれない。
────────────
今回の話は以上です!
4ヶ月も間が空いてしまって申し訳ございません!
感想や書いてほしいシチュエーションなどお待ちしています!
それではまた次回!
そして、HRが終わりかけた、そんな時だった。
「……あ……っ……!」
鈴木さんの小さな声が聞こえると同時に、彼女の尻尾が一瞬ぴくりとまっすぐ立ち上がり、黄色い部分がほんの少し減った。
鈴木さんが、おしっこをちびってしまったのだ。
鈴木さんはどうやら動けなくなってしまったようで、HRが終わってクラスメイトが帰り始めても座ったままだった。
「鈴木さん、帰らないの?」
教室に誰もいなくなってから、鈴木さんに昨日と同じように話しかける。
「う、うん……」
「もしかして、今日も勉強?」
「そ、そうだ……よ……っ」
鈴木さんはつらそうな表情を浮かべながらなんとか平静を装おうとしているのだろう。
「それじゃあ、せっかくだから今日は俺も勉強していこうかな」
俺がそう言うと、鈴木さんは驚いた様子だった。
「そ、そうなの!? ……ぅあぁっ……!」
尻尾がぴくりと立ち上がり、また尻尾の水位が下がる。鈴木さんの目には涙が浮かんでいて、もう今にも漏らしてしまいそうなのだろう。
「鈴木さん……? 大丈夫……?」
わざとらしく聞いてみる。
「……わ、私、ちょっとトイレ行ってくるね、……っ!」
鈴木さんはそう言って立ち上がる。内股になって必死で前押さえをしている鈴木さんに、俺はつい興奮を覚えてしまう。
鈴木さんは駆け足で教室から出ていったものの、もう限界なのだろう。廊下まで追いかけてみると、内股になりながらゆっくりと必死でトイレに向かっていた。
「大丈夫? もしかして体調悪い──」
俺が話しかけると、鈴木さんは、
「ひゃあっ!!!」
と声をあげて、そのまま前のめりに転んでしまった。そして。
「あっあっ! いやぁっ! だ、だめぇぇっ!!!」
四つん這いのような姿勢になっている鈴木さんのお尻から生えている(?)尻尾がまっすぐ上方向に立ち上がり、勢いよく水位が下がっていく。尻尾の付け根である彼女のお尻からは、じゃぁぁぁぁぁぁぁっ、とおしっこが滝のように床に流れていた。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁっ……やぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ……」
鈴木さんのおしっこの量は尻尾の通り普通じゃなくて、すごい勢いだというのに鈴木さんのお漏らしは1分半以上続いた。
「……ん……はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」
お漏らしとはいえ、大量のおしっこを我慢していたのを解き放った解放感は相当なものなのだろう。鈴木さんは時々気持ちよさそうな声を漏らしていた。……お漏らしだけに。
「……やっちゃった……」
大きな黄色い水溜まりの真ん中で、鈴木さんがあられもない姿を見せている。
「……鈴木さん……? 大丈夫……?」
「……小林くん……」
「……とりあえず、保健室、行こうか……。鈴木さん、立てる……?」
鈴木さんは小さくうなずいて、俺が差し出した手を握った。
◇ ◇ ◇
鈴木さんが保健室で着替えて、そのまま一緒に駅まで向かうことになった。
「……えっと、さっきは、驚かせちゃって、ごめん……」
俺が謝ると、鈴木さんは、
「ふぇ? な、なんで小林くんが謝るの?」
と驚いた様子で言った。
「だ、だって、俺が話しかけて、鈴木さんが驚いて、転んじゃって……」
俺がそう言うと、鈴木さんが遮るように、
「ち、違うの! 本当に、私のせいなの!」
と言った。
「わ、私……、実は、わざと、おしっこ、我慢してて……。漏らしちゃうのは、想定外だったけど……」
突然、鈴木さんがとんでもないことを言い始めた。
「……私……、おしっこ、我慢するの、実は、好きで……その……学校でも、わざと、ギリギリまで教室で、我慢してるの……」
顔を真っ赤にしながら鈴木さんが消え入りそうな声で言う。
「そうだったんだ……」
適当な相槌を打つことしかできず、静かな時間が流れる。
駅に着いて、鈴木さんと別れるタイミングで、鈴木さんが口を開いた。
「……その、今日のこととか、私がおしっこ我慢するのが好きなこととか、みんなには、秘密にしてね……?」
俺はうなずくことしかできず、そのまま鈴木さんは電車に乗って帰っていった。
……明日から、どう接すればいいんだろう……。
クラスのアイドルのとんでもない秘密を知ってしまい、俺はどうやら大変なことになってしまったのかもしれない。
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今回の話は以上です!
4ヶ月も間が空いてしまって申し訳ございません!
感想や書いてほしいシチュエーションなどお待ちしています!
それではまた次回!
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