109 / 298
仕事で……
3
しおりを挟む
「話はまとまったかい?」
「はい!」
義姉さまは、元気よく義父さまに返事をする。
まぁ……この義父さまの落ち着きよう、話の内容から察するに、仕事の話なんだろうな。
泊まったっていっても、来客用の部屋だろうし……(いや、でなきゃ許さないけど!)、ディールもいたわけだし…………だとしても、義姉さまがバードと昨日から一緒にいたのは、気に食わない。
「じゃあ、後で話を聞こう。とりあえず、私とミカエルは帰ってきたばかりだから、失礼させてもらって……バード君、ゆっくりしていってくれ」
「いえ、僕は大丈夫なので、バード様と義姉さまの話を伺いたいです」
義父さまの方を向いて、間髪入れず「いいですか?」と許可を貰う。
義父さまはふふっと笑いながら「じゃあ、私は休ませてもらうよ。歳には勝てない。ミカエルも仕事はほどほどに」と自室に戻っていった。
僕はバードににっこりと笑顔を向け、穏やかな口調で語りかける。
「と、言うわけなので、今後は僕も同席しますね。バード様」
「ミカエル、本当に大丈夫? 疲れてない?」
「大丈夫だよ。義姉さま」
心配そうに僕を見る義姉さまの顔。
義姉さまとお茶をするのを楽しみにしていたのに、こんな事になってたなんて、青天の霹靂。
だけど。
どんなに疲れていても、もう今後は男と義姉さまを2人きりになんてさせないから。
「はい!」
義姉さまは、元気よく義父さまに返事をする。
まぁ……この義父さまの落ち着きよう、話の内容から察するに、仕事の話なんだろうな。
泊まったっていっても、来客用の部屋だろうし……(いや、でなきゃ許さないけど!)、ディールもいたわけだし…………だとしても、義姉さまがバードと昨日から一緒にいたのは、気に食わない。
「じゃあ、後で話を聞こう。とりあえず、私とミカエルは帰ってきたばかりだから、失礼させてもらって……バード君、ゆっくりしていってくれ」
「いえ、僕は大丈夫なので、バード様と義姉さまの話を伺いたいです」
義父さまの方を向いて、間髪入れず「いいですか?」と許可を貰う。
義父さまはふふっと笑いながら「じゃあ、私は休ませてもらうよ。歳には勝てない。ミカエルも仕事はほどほどに」と自室に戻っていった。
僕はバードににっこりと笑顔を向け、穏やかな口調で語りかける。
「と、言うわけなので、今後は僕も同席しますね。バード様」
「ミカエル、本当に大丈夫? 疲れてない?」
「大丈夫だよ。義姉さま」
心配そうに僕を見る義姉さまの顔。
義姉さまとお茶をするのを楽しみにしていたのに、こんな事になってたなんて、青天の霹靂。
だけど。
どんなに疲れていても、もう今後は男と義姉さまを2人きりになんてさせないから。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
47
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる