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ダンスパートナーは……
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しおりを挟む義姉さまの瞳と同じ色の透明感のあるブルーの石は再びキラリと光る。
まるで、僕が手に取るのを待っていたかのように。
やっばい……やばいよ……これ。
これ……義姉さまに手を出したら、攻撃されるやつだ。
このペンダントの能力、僕が手にすると頭の中に伝わるよう、魔法がかけられている。
ただ、発動条件までは教えてくれないのか。
発動条件がわからない方が逆に怖い……
僕を牽制する為とはいえ、なんて複雑な魔法をかけたんだ。
我が国の最強王宮魔道士長…………暇、なの?
「ミカエル?」
ペンダントを手に動かなくなった僕を心配そうに覗き込む義姉さまの声が聞こえ、我に返り、ペンダントを義姉さまの手のひらに戻す。
「ありがとう、義姉さま」
「そのペンダント……なんかあった?」
うーむ……しかも、この魔法は僕の口から話そうとすると声がでなくなる魔法もかけられていて……もとより、話すつもりはないけどさ……ザラに炙られかねないから。
ホント、抜かりないよなぁ。
「なんでもないよ。綺麗だから見惚れていただけ」
「そう? ならいいけど。ねぇ……ペンダント、つけてくれないかな?」
くるりと逆方向をむき、両手で後ろ髪を上げ、突然、僕の目の前に義姉さまのうなじが露わになった。
僕は突然の事に驚き、目が点になる。
えっ? えっ? えっ?
えええっ!?
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