6 / 20
side セルビオ 5
しおりを挟むんで、なんだっ! 今のこの状況は!!!
ミュリアは喜び勇んで婚約破棄を受け入れるわ。俺が振られた空気になるわ。婚約破棄の書類に父上がサインするわっ!
「……で、早急に決めていただきたのですが、ラリア嬢と内通者の処分いかがいたしますか?」
「もう牢屋にでも放り込んどけ!! マシュー、後は頼むぞ」
「は?」
「俺はミュリアを追いかける。後処理はお前に任せた」
「は?」
「犯人は煮るなり焼くなり好きにしろ」
「いやいや、ちょっと……」
「行って来るっ!」
「殿下ーーーーーー」
マシューの悲痛の叫びが聞こえた気がするが、知るもんか!
今、ミュリアを追いかけないと本当にどこかに行っちゃいそうだ。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
58
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる