回想の黙示録

四四九

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新大陸の人々

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ガタン ゴトンガタン ゴトン
家を出て電車に乗り込んだ。
兄は今日バベルタワーに初出勤している。

「間もなく、中央駅 中央駅でございます。乗り換えのお客さまは……」

アナウンスが流れる。

(えっと何番線だっけ?)
僕は初めて使う、通学用の電車に戸惑いながら電車を探す。

「あれか!」

電車には学園行きと、大きく書かれた車両を見つけた。パシフィス大陸の全ての教育機関が集中されている区画、通称「学園都市」文字通り教育施設の集合体が膨れ上がり、自治都市のようになっている。
中央駅からは専用電車が出ている。
なお、学生無料

(僕は急いで乗り込み扉は閉まった)

中央駅を出てすぐに専用路線に乗った車両は都市を見下ろした。

(ここに引越してきてもう2年か……)




その頃、研究所

「新しい主任さん、どうも、俺はフィラルスと言う。よろしく頼む」

フィラルスと名乗った男は30過ぎほどの高身長の厳つい白人のおっさんだ。

「よろしく、雫乃蒼司だ。フィラルスは何を専攻している?」

研究所は専攻が有り、その分野のプロフェッショナルが集う。

「俺は対魔獣兵器専門だ。といってもまだ、なんの成果も得られてないがなw」

対魔獣兵器、確か人類が汚染地から逃れて、需要がないはずだか?

「蒼司さん、あんたは?」

なかなかフレンドリーだな(´・ω・`)

「魔法を専攻している」

フィラルスが驚いた顔をする

「あんなの人にできるのか?」

(彼がこう思うのも無理はないな、魔法は仮の概念で魔獣が使うとされて、汚染に大きく関わっている、というのが定説だ。)

「確かにまだ仮の概念だが、少なくとも、汚染については調べられる。」

「そうか、まぁ頑張れよ!」

頭をかきながら彼は自分のデスクに帰った。




学園都市

「やっと着いた!しかし、駅もそうだけど、ここ全部が学校か……凄いな」
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