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2018年上半期
体育の時間2
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現在体育の時間。
体育の先生のインフルエンザやおたふく風邪、肩の亜脱臼も治り、久々に体育の授業が行われている。
体育は男女別々で行われる唯一の授業。この日の体育は、男子が手押し相撲で女子が尻相撲だ。やることは違うが、男女共に体育館で行うのだ。
「準備体操はじめぇ~」
先生の掛け声で皆一斉に準備体操を始めた。しっかり準備体操をしておかないと、ヒジ電気や膝カックンなどの思わぬ怪我につながったりする。
体育の授業での準備体操は、ラジオ体操やストレッチなどを取り入れている学校もあるが、ヒロサダの学校では“ようかい体操第一”を採用している。
「ヨーデルヨーデルヨーデルヨーデルようかいでるけんでられんけん」
準備体操委員の幅尻君のアカペラに合わせ皆が体をほぐすのだ。
準備体操も終わり、待ちに待った手押し相撲の時間だ。体育の先生の欠席や防災避難訓練により久々の体育なので、ヒロサダはやる気に満ち溢れている。
「やっとできるじゃ~!!!。さあ!みんな手押し相撲やるじゃ~!!!」
ヒロサダを筆頭に男子は手押し相撲を、女子は尻相撲を始めた。
「うおりゃ~!!!」
「よいしょぉ~!!!」
「ぐふっ、グフフフ」
久々の体育にみんな大盛り上がり。
ヒロサダが42戦目の手押し相撲を始めた時、何やら視線を感じた。そう、眞名井ちゃんだ。
眞名井ちゃんも久々の体育で最初は尻相撲に夢中だったが、少ししたら通常運転に戻り、尻相撲からヒロサダへ興味が移ったのだ。
「ふっ、ふっ、、、、よしっっ!勝ったじゃ~」
記念すべき42戦目で勝ち星をあげることができたヒロサダ。
「ヒロサダ君すご~い!!!。とっても強いのね!。これで3勝39敗よ!」
「ま、眞名井ちゅわ~ん!!!。見てたんじゃか~???」
「当たり前でしょ!。ねぇヒロサダ君、今度は私と勝負しましょ!」
「眞名井ちゅわ~んと???いいんかのぉ~…………」
「いいのいいの!!!」
そう言って眞名井ちゃんは半ば強引にヒロサダと手押し相撲を始めた。が、
「コラー!!!眞名井!!!!お前ら女子は尻相撲だろ!!!手押し相撲は男子だ!!!」
やはり怒られた。女子は尻相撲、男子は手押し相撲と決まっているのだ。
「ほ、ほら眞名井ちゅわ~ん、、、、やっぱりダメじゃよ」
「そうね、女子は尻相撲だものね………」
そう言って眞名井ちゃんはヒロサダに尻を向けた。
「ま、眞名井ちゅわ~ん、一体何を???」
「ヒロサダ君先生の話聞いてた???男子は手押し相撲、女子は尻相撲。そう、尻相撲ならいいのよ!!!。ヒロサダ君はもちろん手押しね!」
「そんなのダメに決まってるじゃよ~!!!。いくらズボンの上からといっても眞名井ちゅわ~んのお尻を手で触るなんて、そんなことできないじゃよ~。また先生に怒られるじゃよ~……」
女子の尻を触ることに抵抗のあるヒロサダのことはお構いなしに、眞名井ちゃんはヒロサダの手に尻を押し付ける。
「ま、眞名井ちゅわ~ん!また怒られるじゃよ~!」
「………………………………」
しかし先生は何も言わない。目が合っているが全く何も言わない。
「ふふっ、ほらね!ヒロサダ君、大丈夫でしょ。グフ、グフフフ」
ヒロサダの手に尻を押し付けて上機嫌な眞名井ちゃん。
学校一美人のブルペン女子眞名井ちゃんの尻を触ったヒロサダに対して、この光景を目にした全男子が怒り心頭なのは言うまでもない。
体育の先生のインフルエンザやおたふく風邪、肩の亜脱臼も治り、久々に体育の授業が行われている。
体育は男女別々で行われる唯一の授業。この日の体育は、男子が手押し相撲で女子が尻相撲だ。やることは違うが、男女共に体育館で行うのだ。
「準備体操はじめぇ~」
先生の掛け声で皆一斉に準備体操を始めた。しっかり準備体操をしておかないと、ヒジ電気や膝カックンなどの思わぬ怪我につながったりする。
体育の授業での準備体操は、ラジオ体操やストレッチなどを取り入れている学校もあるが、ヒロサダの学校では“ようかい体操第一”を採用している。
「ヨーデルヨーデルヨーデルヨーデルようかいでるけんでられんけん」
準備体操委員の幅尻君のアカペラに合わせ皆が体をほぐすのだ。
準備体操も終わり、待ちに待った手押し相撲の時間だ。体育の先生の欠席や防災避難訓練により久々の体育なので、ヒロサダはやる気に満ち溢れている。
「やっとできるじゃ~!!!。さあ!みんな手押し相撲やるじゃ~!!!」
ヒロサダを筆頭に男子は手押し相撲を、女子は尻相撲を始めた。
「うおりゃ~!!!」
「よいしょぉ~!!!」
「ぐふっ、グフフフ」
久々の体育にみんな大盛り上がり。
ヒロサダが42戦目の手押し相撲を始めた時、何やら視線を感じた。そう、眞名井ちゃんだ。
眞名井ちゃんも久々の体育で最初は尻相撲に夢中だったが、少ししたら通常運転に戻り、尻相撲からヒロサダへ興味が移ったのだ。
「ふっ、ふっ、、、、よしっっ!勝ったじゃ~」
記念すべき42戦目で勝ち星をあげることができたヒロサダ。
「ヒロサダ君すご~い!!!。とっても強いのね!。これで3勝39敗よ!」
「ま、眞名井ちゅわ~ん!!!。見てたんじゃか~???」
「当たり前でしょ!。ねぇヒロサダ君、今度は私と勝負しましょ!」
「眞名井ちゅわ~んと???いいんかのぉ~…………」
「いいのいいの!!!」
そう言って眞名井ちゃんは半ば強引にヒロサダと手押し相撲を始めた。が、
「コラー!!!眞名井!!!!お前ら女子は尻相撲だろ!!!手押し相撲は男子だ!!!」
やはり怒られた。女子は尻相撲、男子は手押し相撲と決まっているのだ。
「ほ、ほら眞名井ちゅわ~ん、、、、やっぱりダメじゃよ」
「そうね、女子は尻相撲だものね………」
そう言って眞名井ちゃんはヒロサダに尻を向けた。
「ま、眞名井ちゅわ~ん、一体何を???」
「ヒロサダ君先生の話聞いてた???男子は手押し相撲、女子は尻相撲。そう、尻相撲ならいいのよ!!!。ヒロサダ君はもちろん手押しね!」
「そんなのダメに決まってるじゃよ~!!!。いくらズボンの上からといっても眞名井ちゅわ~んのお尻を手で触るなんて、そんなことできないじゃよ~。また先生に怒られるじゃよ~……」
女子の尻を触ることに抵抗のあるヒロサダのことはお構いなしに、眞名井ちゃんはヒロサダの手に尻を押し付ける。
「ま、眞名井ちゅわ~ん!また怒られるじゃよ~!」
「………………………………」
しかし先生は何も言わない。目が合っているが全く何も言わない。
「ふふっ、ほらね!ヒロサダ君、大丈夫でしょ。グフ、グフフフ」
ヒロサダの手に尻を押し付けて上機嫌な眞名井ちゃん。
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