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2018年上半期
ホワイトデー
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今日はホワイトデー。
チョコレート等の売り上げ向上をたくらむお菓子会社の陰謀による集大成の日である。
「HIROちゃ~ん、今日はホワイトデーでしょ?あの賜杯みたいなチョコレートくれた人にお返しはあげなくていいの???」
「そうじゃった…………。やっぱり何かあげないといけないかのぉ~………」
ご存知の通り、ヒロサダはバレンタインデーに皐月先生からチョコをもらっている。
「うちにはこれしかないけど、何もあげないよりはいいでしょ。はい、HIROちゃん。コーラ」
ヒロサダは皐月先生にお返しとしてコーラをあげることにした。
「じゃあ、いってきますじゃ~」
学校に着くと、靴箱で眞名井ちゃんがヒロサダを待っていた。
「ヒロサダ君おはよう!!!」
「おお~、おはようじゃ眞名井ちゅわ~ん」
すると眞名井ちゃんはすぐにヒロサダの身体検査を始めた。
「なななななんなんじゃ眞名井ちゅわ~ん!?やめておくれじゃ~…………」
「ふふっ、今日は何の日か知っているでしょ?。隠したって無駄よ」
そう言って眞名井ちゃんは、ヒロサダの全身をくまなくまさぐり、ヒロサダの右靴下の中から蓋のないコーラを見つけた。
「コーラ???これを私に!!!!ありがとうヒロサダ君!」
「ま、眞名井ちゅわ~ん!。それはバレンタインデーにチョコをもらった皐月先生にあげるお返しなんじゃよ~!。それに眞名井ちゅわ~んからはバレンタインデーに何ももらってないじゃよ~……」
ヒロサダに投げキッスをして去っていく眞名井ちゃんは聞く耳を持たなかった。
その一部始終を、眞名井ちゃんと同じ考えのもとで玄関の掃除用具入れに隠れていた皐月先生が、掃除用具入れの扉に噛みつきながら見ていた。
ヒロサダを巡る眞名井ちゃんと皐月先生、両恋敵の争いは今後も続くのであった。
チョコレート等の売り上げ向上をたくらむお菓子会社の陰謀による集大成の日である。
「HIROちゃ~ん、今日はホワイトデーでしょ?あの賜杯みたいなチョコレートくれた人にお返しはあげなくていいの???」
「そうじゃった…………。やっぱり何かあげないといけないかのぉ~………」
ご存知の通り、ヒロサダはバレンタインデーに皐月先生からチョコをもらっている。
「うちにはこれしかないけど、何もあげないよりはいいでしょ。はい、HIROちゃん。コーラ」
ヒロサダは皐月先生にお返しとしてコーラをあげることにした。
「じゃあ、いってきますじゃ~」
学校に着くと、靴箱で眞名井ちゃんがヒロサダを待っていた。
「ヒロサダ君おはよう!!!」
「おお~、おはようじゃ眞名井ちゅわ~ん」
すると眞名井ちゃんはすぐにヒロサダの身体検査を始めた。
「なななななんなんじゃ眞名井ちゅわ~ん!?やめておくれじゃ~…………」
「ふふっ、今日は何の日か知っているでしょ?。隠したって無駄よ」
そう言って眞名井ちゃんは、ヒロサダの全身をくまなくまさぐり、ヒロサダの右靴下の中から蓋のないコーラを見つけた。
「コーラ???これを私に!!!!ありがとうヒロサダ君!」
「ま、眞名井ちゅわ~ん!。それはバレンタインデーにチョコをもらった皐月先生にあげるお返しなんじゃよ~!。それに眞名井ちゅわ~んからはバレンタインデーに何ももらってないじゃよ~……」
ヒロサダに投げキッスをして去っていく眞名井ちゃんは聞く耳を持たなかった。
その一部始終を、眞名井ちゃんと同じ考えのもとで玄関の掃除用具入れに隠れていた皐月先生が、掃除用具入れの扉に噛みつきながら見ていた。
ヒロサダを巡る眞名井ちゃんと皐月先生、両恋敵の争いは今後も続くのであった。
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