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2018年上半期
肺
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ヒロサダは肺呼吸だ。
「この地球もいずれは滅びてしまうんじゃなぁ………。その時人類は地球以外の星に住まねばならんかもしれん。もしそうなったら水中でも呼吸ができるようになっておかねば、人類は絶滅してしまうんじゃないかのぉ?」
小学校の理科の教科書を見ながらヒロサダは地球滅亡後の人類の心配をしている。
「もしワシが人類初のエラ呼吸に成功したら、ワシの子孫からどんどんエラ呼吸できるように進化が起きるかもしれんな」
そんなことを思い、ヒロサダはエラ呼吸に挑戦することにした。
「母ちゃん、姐御、お先にお風呂いただくだ~」
風呂に入り、ヒロサダは早速エラ呼吸の練習を始めた。
「ブクブクブク………。ゴフッ!!!ゲホッゲホッ!!あ、危ないじゃ!!!」
水中で呼吸をしようとしたため、危うく肺に水が入り、肺炎を起こすところだった。
2度目、3度目の挑戦もあえなく失敗。そろそろ本当に肺炎を起こしそうだったので、今日はやめることにした。1時間20分も風呂に入っていたため、少しのぼせてしまった。
「ヒロシ~、お風呂長かったねぇ」
「姐御~、、、。今後の人類のことを考え、エラ呼吸の練習しておったんじゃ~。今日は失敗したが、人類のためにワシは成功させるんじゃ~!!!ノーベル水中学賞もらえるかのぉ~」
人類の希望と自身の野望のため、明日からもエラ呼吸の練習をすると決めたヒロサダ。
「あら~HIROちゃん、ノーベル水中学賞を受賞するの!?すごいじゃない!母ちゃん、応援するわよ!!」
「母ちゃん!!!ありがとうじゃ~。明日からもまた頑張っていくじゃ~!!!」
すでにノーベル水中学賞を受賞したかのようなテンションのヒロサダと母ちゃん。その横では姐御が何か考え込んでいる。
「ねぇねぇヒロシ。ちょっと気になったんだけど、人間にエラってあるの???どこに??」
「………………………………………」
ノーベル水中学賞の受賞が遠ざかってしまったようだ。
「この地球もいずれは滅びてしまうんじゃなぁ………。その時人類は地球以外の星に住まねばならんかもしれん。もしそうなったら水中でも呼吸ができるようになっておかねば、人類は絶滅してしまうんじゃないかのぉ?」
小学校の理科の教科書を見ながらヒロサダは地球滅亡後の人類の心配をしている。
「もしワシが人類初のエラ呼吸に成功したら、ワシの子孫からどんどんエラ呼吸できるように進化が起きるかもしれんな」
そんなことを思い、ヒロサダはエラ呼吸に挑戦することにした。
「母ちゃん、姐御、お先にお風呂いただくだ~」
風呂に入り、ヒロサダは早速エラ呼吸の練習を始めた。
「ブクブクブク………。ゴフッ!!!ゲホッゲホッ!!あ、危ないじゃ!!!」
水中で呼吸をしようとしたため、危うく肺に水が入り、肺炎を起こすところだった。
2度目、3度目の挑戦もあえなく失敗。そろそろ本当に肺炎を起こしそうだったので、今日はやめることにした。1時間20分も風呂に入っていたため、少しのぼせてしまった。
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「あら~HIROちゃん、ノーベル水中学賞を受賞するの!?すごいじゃない!母ちゃん、応援するわよ!!」
「母ちゃん!!!ありがとうじゃ~。明日からもまた頑張っていくじゃ~!!!」
すでにノーベル水中学賞を受賞したかのようなテンションのヒロサダと母ちゃん。その横では姐御が何か考え込んでいる。
「ねぇねぇヒロシ。ちょっと気になったんだけど、人間にエラってあるの???どこに??」
「………………………………………」
ノーベル水中学賞の受賞が遠ざかってしまったようだ。
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