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2015年〜2016年
中学の先生
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ヒロサダは道を歩いていた。
冬休みもそろそろ終わりを迎える。
ヒロサダはやることがないのでただただ歩いていた。
すると、見覚えのある人に出会った。
そう、中学のときの担任の先生だ。
「先生~、お久しぶりですじゃ~!」
先生はキョトンとしている。
無理もない。ヒロサダは中学生の頃から、かなり身長が伸び、顔つきも変わり、髪型も変わり、褌も変わり、まるであの頃とは別人なのだ。
「先生~、覚えてないじゃか?ヒロサダですじゃ~!」
「………ヒロサダ……?はて……」
「ほら、学年一のイケメンで秀才のヒロサダですじゃよ~!」
「………………」
先生はとても考え込んでいる。
すると、先生の隣にいた、中学の時の学年主任の先生が口を開いた。
「もしかして、3年間の遅刻回数が300回以上で、給食のおばちゃんにラブレターを出し続けていて、たった一人で動物もいないのに飼育委員を務めていて、いつもひょっとこのお面をかぶっていて、マゲを結いたいと言って髪の毛を伸ばし続けていて、3年間で17回肩を脱臼して、わが中学の歴史書“我等が中学の伝説偉人8人”にその名を残したあのヒロサダか?」
「おお!お前、そのヒロサダか!」
「そのヒロサダですじゃ!」
冬休みもそろそろ終わりを迎える。
ヒロサダはやることがないのでただただ歩いていた。
すると、見覚えのある人に出会った。
そう、中学のときの担任の先生だ。
「先生~、お久しぶりですじゃ~!」
先生はキョトンとしている。
無理もない。ヒロサダは中学生の頃から、かなり身長が伸び、顔つきも変わり、髪型も変わり、褌も変わり、まるであの頃とは別人なのだ。
「先生~、覚えてないじゃか?ヒロサダですじゃ~!」
「………ヒロサダ……?はて……」
「ほら、学年一のイケメンで秀才のヒロサダですじゃよ~!」
「………………」
先生はとても考え込んでいる。
すると、先生の隣にいた、中学の時の学年主任の先生が口を開いた。
「もしかして、3年間の遅刻回数が300回以上で、給食のおばちゃんにラブレターを出し続けていて、たった一人で動物もいないのに飼育委員を務めていて、いつもひょっとこのお面をかぶっていて、マゲを結いたいと言って髪の毛を伸ばし続けていて、3年間で17回肩を脱臼して、わが中学の歴史書“我等が中学の伝説偉人8人”にその名を残したあのヒロサダか?」
「おお!お前、そのヒロサダか!」
「そのヒロサダですじゃ!」
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