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2015年〜2016年
ヒロサダの部活動見学3
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以前にも言ったと思うが、ヒロサダは帰宅部だ。
ヒロサダの高校には、運動部文化部合わせて87の部活動と108の同好会がある。
その中にヒロサダが気になるものがあった。
「アイドル同好会か…………」
とある平日10でも言ったように、ヒロサダはローバーズというアイドルの大ファンなのだ。
「ここに行けばローバーズのファンに出会えるしれない。」
そんな期待を胸にヒロサダはアイドル同好会へと向かった。
「視聴覚教室…ここか。」
そこは以前ヒロサダが囲碁部の教室と間違えた場所だった。
「っっごごごごごごごっっごっごごご。」
ヒロサダは緊張のあまりラップ調になった。
「っっごっごめんくだしゃいませ!」
「おお同志よ。よくぞ己の殻を破ってくれた。」
なんだか痛い人だ。
そこにはにはいかにもアイドルオタクという太って眼鏡をかけている男子生徒が5人。あのゴリラゴリラに似た女子生徒とやたら美人な女子生徒が1人。そして囲碁部にいた先生にとてもよく似た先生が1人。
「君は誰のファンだい?」
「は、っはい!ローバーズですじゃ。」
ヒロサダはローバーズについて語れると思いワクワクドキドキした。
「ローバーなに?知らんぞ!」
その一言でヒロサダは谷底に突き落とされた気分になった。
「やっぱり今の時代は私立恵比寿中学だぞ迷える仔羊くんよ。」
「先輩!チームしゃちほこですよ今波に乗っているのは。」
「何を言ってる!たこやきレインボーこそ我らが天使ですぞ。」
どうやらこのアイドル同好会の推しグループはスターダストプロモーションに偏っているようだ。
「俺のローバーズは……………」
ローバーズファンの同志がいなくて悲しくなりこの場から立ち去ろうとしたヒロサダ。
とその時、先生が口を開いた。
「ヒロサダ。お前の気持ちはよく分かるぞ。先生だってアイドルオタクだ。お前の好きなモーターズについて詳しく教えてくれ!」
「………………………」
ヒロサダの高校には、運動部文化部合わせて87の部活動と108の同好会がある。
その中にヒロサダが気になるものがあった。
「アイドル同好会か…………」
とある平日10でも言ったように、ヒロサダはローバーズというアイドルの大ファンなのだ。
「ここに行けばローバーズのファンに出会えるしれない。」
そんな期待を胸にヒロサダはアイドル同好会へと向かった。
「視聴覚教室…ここか。」
そこは以前ヒロサダが囲碁部の教室と間違えた場所だった。
「っっごごごごごごごっっごっごごご。」
ヒロサダは緊張のあまりラップ調になった。
「っっごっごめんくだしゃいませ!」
「おお同志よ。よくぞ己の殻を破ってくれた。」
なんだか痛い人だ。
そこにはにはいかにもアイドルオタクという太って眼鏡をかけている男子生徒が5人。あのゴリラゴリラに似た女子生徒とやたら美人な女子生徒が1人。そして囲碁部にいた先生にとてもよく似た先生が1人。
「君は誰のファンだい?」
「は、っはい!ローバーズですじゃ。」
ヒロサダはローバーズについて語れると思いワクワクドキドキした。
「ローバーなに?知らんぞ!」
その一言でヒロサダは谷底に突き落とされた気分になった。
「やっぱり今の時代は私立恵比寿中学だぞ迷える仔羊くんよ。」
「先輩!チームしゃちほこですよ今波に乗っているのは。」
「何を言ってる!たこやきレインボーこそ我らが天使ですぞ。」
どうやらこのアイドル同好会の推しグループはスターダストプロモーションに偏っているようだ。
「俺のローバーズは……………」
ローバーズファンの同志がいなくて悲しくなりこの場から立ち去ろうとしたヒロサダ。
とその時、先生が口を開いた。
「ヒロサダ。お前の気持ちはよく分かるぞ。先生だってアイドルオタクだ。お前の好きなモーターズについて詳しく教えてくれ!」
「………………………」
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