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2015年〜2016年
ジム
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ヒロサダは今ジムにいる。
友と帰る途中立ち寄ったのだ。
ヒロサダはベンチプレスの前で立ち止まった。
「重りを増やしてくれ。」
友は渋々重りを増やした。総重量100kg。
ヒロサダはベンチプレスを上げる体制についた。
ヒロサダは力を込めるがびくともしない。
「これを上げたら世界の均衡が崩れてしまう。すまないが重りを減らしてくれ。」
友は渋々重りを減らした。総重量50kg。
ヒロサダはベンチプレスを上げる体制についた。
ヒロサダは力を込めるがびくともしない。
「これを上げたら第三次世界大戦が勃発してしまう。すまないが重りを減らしてくれ。」
友は渋々重りを減らした。総重量30kg
ヒロサダはベンチプレスを上げる体制についた。
ヒロサダは力を込めるがびくともしない。
「これを上げたら物理の常識が覆されてしまう。すまないが重りを減らしてくれ。」
友は渋々重りを減らした。もう重りは付いていない。総重量はバーのみ10kg。
ヒロサダはベンチプレスを上げる体制についた。
ヒロサダは力を込め、ようやく数センチほど持ち上がった。
「今日はこれくらいで勘弁しといてやろう。」
こっちの台詞だよ!と思ったが口にしない優しい友なのであった。
友と帰る途中立ち寄ったのだ。
ヒロサダはベンチプレスの前で立ち止まった。
「重りを増やしてくれ。」
友は渋々重りを増やした。総重量100kg。
ヒロサダはベンチプレスを上げる体制についた。
ヒロサダは力を込めるがびくともしない。
「これを上げたら世界の均衡が崩れてしまう。すまないが重りを減らしてくれ。」
友は渋々重りを減らした。総重量50kg。
ヒロサダはベンチプレスを上げる体制についた。
ヒロサダは力を込めるがびくともしない。
「これを上げたら第三次世界大戦が勃発してしまう。すまないが重りを減らしてくれ。」
友は渋々重りを減らした。総重量30kg
ヒロサダはベンチプレスを上げる体制についた。
ヒロサダは力を込めるがびくともしない。
「これを上げたら物理の常識が覆されてしまう。すまないが重りを減らしてくれ。」
友は渋々重りを減らした。もう重りは付いていない。総重量はバーのみ10kg。
ヒロサダはベンチプレスを上げる体制についた。
ヒロサダは力を込め、ようやく数センチほど持ち上がった。
「今日はこれくらいで勘弁しといてやろう。」
こっちの台詞だよ!と思ったが口にしない優しい友なのであった。
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