上 下
4 / 181
2015年〜2016年

正義の味方

しおりを挟む
昼休みヒロサダは同じクラスの女子生徒が、男子生徒にいじめられているのを発見した。
ヒロサダは猛ダッシュで二人の元に駆け寄った。
ヒロサダは男子生徒に
「彼女をいじめるのなら俺を倒してからにしろ。」
と男前な台詞をはいた。
男子生徒はその言葉通りヒロサダに殴りかかる。
右方向からのフックを繰り出した。
ヒロサダは重心を後ろにずらし華麗にかわす。
今度は腹部へのパンチを繰り出した。
ヒロサダはそれを右手のひらで受け止め、跳ね返した。
さらに男子生徒は上段蹴りを繰り出した。
ヒロサダは素早くしゃがみ華麗にかわす。
その後すぐに起き上がり、今度はヒロサダがパンチを繰り出す。
男子生徒の顎の下で止めた。
「お前と俺の実力差は明白だ。諦めるんだな。」
再び男前な台詞をはき、男子生徒を圧倒した。………………彼の頭の中では。
実際は、右フック、腹部へのパンチ、上段蹴りをすべてまともに受けた。
だがそれでも引かないしぶとさ故に、男子生徒も諦めた。
 そこでヒロサダは口を開く。
「すべて計画通りだ。」
しおりを挟む

処理中です...