145 / 181
2020年
ステイホーム(中国の姐御編)
しおりを挟む
「そうだ、姐御ちゃん、一体どうしているかしら。」
一方その頃。ヒロサダ達を見送り、リビングでゴロゴロしている母ちゃんは、ふと中国に修行に行っている姐御のことが気になった。
「中国とはあまり時差なかったわねぇ。ちょっと、テレビ電話でもしてみましょうかね!」
そう言って母ちゃんは、パソコンを立ち上げ、姐御に電話を掛けた。
「あら姐御ちゃん!!!久しぶりねぇ~。お勤めご苦労様~。元気にしてた???」
「お母さん久しぶり。私は元気いっぱいよ!そっちはどう???ヒロシは元気にしてる???」
「私もHIROちゃんも、元気いっぱいよ~!!!」
ヒロサダの姉である姐御。ヒロサダのことをヒロシと呼び間違う癖は、まだなおっていないようだ。
「こっちは今、なんとかって言うウイルスが流行っているんだけど、中国はどう???」
「今はもう終息しているっぽいね~。あのなんとかウイルス」
「よかったわ~。姐御ちゃん!!!オナラはそんなに出ない???」
「程よく出るくらいだね~。………そうだそうだ、【放屁だウイルス】!!!確かそんな名前だったよ、お母さん!!」
「そう、それよ~!!!さっすが姐御ちゃん!!!」
姐御は母ちゃん似らしい。
「姐御ちゃん、修行はどう???」
「皿洗いの腕は上がったね~!!!今度帰ったら、刀削麺作るわよ!!!!」
姐御は未だ、刀削麺ばかり作っているようだ。
「あっら~楽しみだわ!!!凍傷麺か~!!!夏にぴったりね!!!」
以前姐御が帰国した際、空港に刃物は持ち込めないということで、ヒロサダに刀削麺包丁をはじめとする刃物を預けておいた(短刀アイスピックチェーンソー刀削麺包丁事件参照)ため、ヒロサダ家は刀削麺を作る環境が整っているのだ。
久しぶりの会話ということもあり、テレビ電話を3時間近く続けていた母ちゃんと姐御。
「じゃあお母さん。そろそろ修行の時間だから、切るね。刀削麺の腕、磨いてくるわよ~!!!」
「もうそんな時間なのねぇ~。………姐御ちゃん、時々こっちに帰ってきて、元気な顔と修行の成果、見せてちょうだいね!!!」
「うん、分かった!!!じゃあね!」
「お勤め、無理しないでね~」
ホフィウイルス禍でも元気にしていた姐御。単身赴任に行っている父ちゃんたちも含め、早く家族全員で集まりたいと思った母ちゃんなのであった。
一方その頃。ヒロサダ達を見送り、リビングでゴロゴロしている母ちゃんは、ふと中国に修行に行っている姐御のことが気になった。
「中国とはあまり時差なかったわねぇ。ちょっと、テレビ電話でもしてみましょうかね!」
そう言って母ちゃんは、パソコンを立ち上げ、姐御に電話を掛けた。
「あら姐御ちゃん!!!久しぶりねぇ~。お勤めご苦労様~。元気にしてた???」
「お母さん久しぶり。私は元気いっぱいよ!そっちはどう???ヒロシは元気にしてる???」
「私もHIROちゃんも、元気いっぱいよ~!!!」
ヒロサダの姉である姐御。ヒロサダのことをヒロシと呼び間違う癖は、まだなおっていないようだ。
「こっちは今、なんとかって言うウイルスが流行っているんだけど、中国はどう???」
「今はもう終息しているっぽいね~。あのなんとかウイルス」
「よかったわ~。姐御ちゃん!!!オナラはそんなに出ない???」
「程よく出るくらいだね~。………そうだそうだ、【放屁だウイルス】!!!確かそんな名前だったよ、お母さん!!」
「そう、それよ~!!!さっすが姐御ちゃん!!!」
姐御は母ちゃん似らしい。
「姐御ちゃん、修行はどう???」
「皿洗いの腕は上がったね~!!!今度帰ったら、刀削麺作るわよ!!!!」
姐御は未だ、刀削麺ばかり作っているようだ。
「あっら~楽しみだわ!!!凍傷麺か~!!!夏にぴったりね!!!」
以前姐御が帰国した際、空港に刃物は持ち込めないということで、ヒロサダに刀削麺包丁をはじめとする刃物を預けておいた(短刀アイスピックチェーンソー刀削麺包丁事件参照)ため、ヒロサダ家は刀削麺を作る環境が整っているのだ。
久しぶりの会話ということもあり、テレビ電話を3時間近く続けていた母ちゃんと姐御。
「じゃあお母さん。そろそろ修行の時間だから、切るね。刀削麺の腕、磨いてくるわよ~!!!」
「もうそんな時間なのねぇ~。………姐御ちゃん、時々こっちに帰ってきて、元気な顔と修行の成果、見せてちょうだいね!!!」
「うん、分かった!!!じゃあね!」
「お勤め、無理しないでね~」
ホフィウイルス禍でも元気にしていた姐御。単身赴任に行っている父ちゃんたちも含め、早く家族全員で集まりたいと思った母ちゃんなのであった。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説

アレンジ可シチュボ等のフリー台本集77選
上津英
大衆娯楽
シチュエーションボイス等のフリー台本集です。女性向けで書いていますが、男性向けでの使用も可です。
一人用の短い恋愛系中心。
【利用規約】
・一人称・語尾・方言・男女逆転などのアレンジはご自由に。
・シチュボ以外にもASMR・ボイスドラマ・朗読・配信・声劇にどうぞお使いください。
・個人の使用報告は不要ですが、クレジットの表記はお願い致します。


サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる