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2020年
年越し後の夜中に一体何が?(眞名井ちゃん編 後編)
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「コーヒー豆が1002粒(エチオピア)、コーヒー豆が1003粒(松野君、それはコーヒーではありません。黒い清涼飲料水ですよ)、」
現在時刻は午前3時29分。眞名井ちゃんが男子部屋の前で珈琲麻呂が眠るのを待ち続けて、15分が経過した。
「………………まだブツブツ言ってるわ………しかもどんどん早口に。もー!!!早く寝てちょうだいよぉ~っ!!!」
小声で叫ぶ眞名井ちゃん。珈琲麻呂への怒りが最高潮に達した。
「………………もう我慢できないわ………。私、今猛烈にヒロサダ君を欲している!!!この欲求、抑えきれないわ~!!!!!」
現在時刻は午前3時32分。珈琲麻呂への怒りのボルテージよりも、ヒロサダへの欲求が高まり、抑えられなくなった眞名井ちゃん。その衝動により、男子部屋のドアを蹴破ろうと決めた。ちょうどその時だった。
「………コーヒー豆が1068粒(コピ・ルアク)、コーヒー豆が1069粒(ブラック・アイボリー)………………………フンゴー、ンゴっ」
松野さんのものとは月とスッポンと言えるほどの、汚物々しいイビキが廊下まで鳴り響いてきた。そう、豆を数えていた珈琲麻呂が、ようやく眠ったのだ。眞名井ちゃんが男子部屋のドアに対し、上段蹴りを構えた直後だった。
「………………ようやく寝た、のよね」
高々と掲げた右足をそっと下ろし、眞名井ちゃんは無音でドアを開けた。
「ヒロサダ君~、今行くわよ~!!!」
そうささやいた眞名井ちゃんは、一番奥に寝ているヒロサダの元へと向かった。その道中、珈琲麻呂、フミタケ、プロテイが寝相悪く寝ていたが、抜群のスタイルの良さを誇る眞名井ちゃんは、その長い足を駆使し、誰にも気づかれることなく、いとも簡単にヒロサダの元にたどり着いた。
「グフフッ、ヒロサダ君、グフッ、お待たせっ!!!」
求めに求めたヒロサダの元に、幾多の苦難を乗り越えようやくたどり着いた眞名井ちゃんの呼吸は、小型犬のように荒い。
「グフッ、さてとっ!!!」
眞名井ちゃんは、男子部屋に珈琲麻呂、フミタケ、プロテイがいる中で、ヒロサダとの時間を過ごしたいわけではなく、2人っきりの空間で濃密な時間を過ごしたかった。そんな眞名井ちゃんは、ヒロサダと2人っきりになる算段を付けていた
「ヒロサダ君、グフフッ、行くわよ~」
そう。単身赴任に行って空いている、ヒロサダの父ちゃんの部屋である。綿密に練った作戦も、後はヒロサダと一緒に父ちゃんの部屋に行くだけである。
「よいしょっ……っと」
177センチメートルの長身と、リュージュ強化選手に選ばれるほどの身体能力の高さを活かした眞名井ちゃんは、見事なモデル体型でありながらも、ヒロサダを上手に担ぎ、自分の布団が敷かれてある父ちゃんの部屋に向かった。
「キラリン、ヒロサダ君借りるわね!」
そう言い放ち、眞名井ちゃんは華麗な足取りでプロテイの布団を通り過ぎた。
「フミタケ、ヒロサダ君借りるわね!」
フミタケの布団を通り過ぎる際も同様だった。
そうして男子部屋の出口に向かった眞名井ちゃんwithヒロサダ。珈琲麻呂の布団を通り過ぎる際は、珈琲麻呂の喉元を2~3度踏みつけ、部屋の外に出た。
「………フッ、フゴゴゴオッ!?」
珈琲麻呂のうめき声に耳もくれず、眞名井ちゃんwithヒロサダは父ちゃんの部屋へ小走りで向かった。
「さてとヒロサダ君~!これで二人っきりね!!!」
熟睡しているヒロサダを、アスリートのテクニックを活かし、器用に布団に寝かせた眞名井ちゃん。
「あら、お布団が1つしかないじゃない………………。仕方ない!!!ヒロサダ君!お邪魔しま~す!!!」
誰に対して言ったわけでもないが、そう言い残しヒロサダの待つ(寝る)布団に、リュージュのスタートで助走をつける時のような勢いで飛び込んでいった眞名井ちゃん。
「グフッ、ヒロサダ君~!グフフッ、グフッ」
こうして眞名井ちゃんとヒロサダは、1つの布団の中で朝を迎えたのであった。
現在時刻は午前3時29分。眞名井ちゃんが男子部屋の前で珈琲麻呂が眠るのを待ち続けて、15分が経過した。
「………………まだブツブツ言ってるわ………しかもどんどん早口に。もー!!!早く寝てちょうだいよぉ~っ!!!」
小声で叫ぶ眞名井ちゃん。珈琲麻呂への怒りが最高潮に達した。
「………………もう我慢できないわ………。私、今猛烈にヒロサダ君を欲している!!!この欲求、抑えきれないわ~!!!!!」
現在時刻は午前3時32分。珈琲麻呂への怒りのボルテージよりも、ヒロサダへの欲求が高まり、抑えられなくなった眞名井ちゃん。その衝動により、男子部屋のドアを蹴破ろうと決めた。ちょうどその時だった。
「………コーヒー豆が1068粒(コピ・ルアク)、コーヒー豆が1069粒(ブラック・アイボリー)………………………フンゴー、ンゴっ」
松野さんのものとは月とスッポンと言えるほどの、汚物々しいイビキが廊下まで鳴り響いてきた。そう、豆を数えていた珈琲麻呂が、ようやく眠ったのだ。眞名井ちゃんが男子部屋のドアに対し、上段蹴りを構えた直後だった。
「………………ようやく寝た、のよね」
高々と掲げた右足をそっと下ろし、眞名井ちゃんは無音でドアを開けた。
「ヒロサダ君~、今行くわよ~!!!」
そうささやいた眞名井ちゃんは、一番奥に寝ているヒロサダの元へと向かった。その道中、珈琲麻呂、フミタケ、プロテイが寝相悪く寝ていたが、抜群のスタイルの良さを誇る眞名井ちゃんは、その長い足を駆使し、誰にも気づかれることなく、いとも簡単にヒロサダの元にたどり着いた。
「グフフッ、ヒロサダ君、グフッ、お待たせっ!!!」
求めに求めたヒロサダの元に、幾多の苦難を乗り越えようやくたどり着いた眞名井ちゃんの呼吸は、小型犬のように荒い。
「グフッ、さてとっ!!!」
眞名井ちゃんは、男子部屋に珈琲麻呂、フミタケ、プロテイがいる中で、ヒロサダとの時間を過ごしたいわけではなく、2人っきりの空間で濃密な時間を過ごしたかった。そんな眞名井ちゃんは、ヒロサダと2人っきりになる算段を付けていた
「ヒロサダ君、グフフッ、行くわよ~」
そう。単身赴任に行って空いている、ヒロサダの父ちゃんの部屋である。綿密に練った作戦も、後はヒロサダと一緒に父ちゃんの部屋に行くだけである。
「よいしょっ……っと」
177センチメートルの長身と、リュージュ強化選手に選ばれるほどの身体能力の高さを活かした眞名井ちゃんは、見事なモデル体型でありながらも、ヒロサダを上手に担ぎ、自分の布団が敷かれてある父ちゃんの部屋に向かった。
「キラリン、ヒロサダ君借りるわね!」
そう言い放ち、眞名井ちゃんは華麗な足取りでプロテイの布団を通り過ぎた。
「フミタケ、ヒロサダ君借りるわね!」
フミタケの布団を通り過ぎる際も同様だった。
そうして男子部屋の出口に向かった眞名井ちゃんwithヒロサダ。珈琲麻呂の布団を通り過ぎる際は、珈琲麻呂の喉元を2~3度踏みつけ、部屋の外に出た。
「………フッ、フゴゴゴオッ!?」
珈琲麻呂のうめき声に耳もくれず、眞名井ちゃんwithヒロサダは父ちゃんの部屋へ小走りで向かった。
「さてとヒロサダ君~!これで二人っきりね!!!」
熟睡しているヒロサダを、アスリートのテクニックを活かし、器用に布団に寝かせた眞名井ちゃん。
「あら、お布団が1つしかないじゃない………………。仕方ない!!!ヒロサダ君!お邪魔しま~す!!!」
誰に対して言ったわけでもないが、そう言い残しヒロサダの待つ(寝る)布団に、リュージュのスタートで助走をつける時のような勢いで飛び込んでいった眞名井ちゃん。
「グフッ、ヒロサダ君~!グフフッ、グフッ」
こうして眞名井ちゃんとヒロサダは、1つの布団の中で朝を迎えたのであった。
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