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2018年下半期〜2019年
年越しオールスターズ
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「2018年ももう終わりじゃな~」
2018年大晦日。平成最後の年越しということで、一緒に年を越そうとヒロサダの家に友が集まっている。
「ホー、ヒロサダ!!!いよいよ年越しが近づいてきたな!!!」
「おぃ~。どのポージングで年を越すか迷うぜぇ~」
「ヒロサダ君。今日はお招きいただき感謝しますよ。コーヒーマシーンを持参したので後ほど一緒に一杯どうですか?」
ヒロサダの親友であるフミタケにプロテイ、珈琲麻呂がヒロサダ家に集結している。
「毎年大晦日は母ちゃんと二人きりじゃから、こういう年越しもたまにはいいじゃな~!」
昼休みに集まり話していると、大晦日の話題となり、ヒロサダ家に集合することになったのだ。
「みんないらっしゃっい~!!!毎年HIROちゃんと二人の年越しだったから、にぎやかになっていいわ~!!!男の子だけかと思ったら、女の子も可愛い子が二人も来てくれて!ねぇHIROちゃん!」
「そ、そうじゃな母ちゃん」
「ヒロサダ君のお母さん、いえ、お母様!!!今日はこういった機会をいただき、本当にありがとございます!!!」
「お邪魔しています。こういうこと初めてだから、松野嬉しいかなぁ~」
その二人とはそう。眞名井ちゃんと松野さんだ。
ヒロサダ達が話しているところを近くで聞いていた松野さんは、放課後こっそりとヒロサダに、自分も来ていいかを尋ねたのだ。珈琲麻呂の件もあって松野さんには優しくしたいヒロサダは、二つ返事でオーケーしたのだ。
「しかしヒロサダ君。なぜコーヒーのことが分からない松野君がいるのですか?」
「松野、ヒロサダ君にちゃんと許可をとったんだよ~。そんなこと言わないでほしいかなぁ~」
このことをやはり珈琲麻呂は納得していないようだ。
「おぃ~。お前あのお前~。お前も来るとはぁ~、知らなかったぜぇ~」
「あら、キラリン。私もヒロサダ君に招待されたのよ。ねっ!ヒロサダ君!」
「ま、眞名井ちゅわ~ん………」
もちろんそんなことはなく、眞名井ちゃんはヒロサダ達の話を盗み聞きして、突然来たのだ。母ちゃんが眞名井ちゃんを玄関で迎え入れたのだが、ヒロサダから女の子も来ると聞いていたため、怪しまずに眞名井ちゃんを入れたのだ。
「ホー、しかし眞名井ちゃん。よくヒロサダの家が分かったホーね」
「松野も不思議に思ったかなぁ~。みんなで学校の近くに集合してヒロサダ君の家に来たのに、眞名井ちゃんなんで場所が分かったのかなぁ~」
「グフフっ。愛し合っていれば、家なんて分かるのよ!!!グフフっ。私とヒロサダ君の愛の証ね!!!」
眞名井ちゃんはみんなを尾行してヒロサダの家にたどり着いたのだ。
「さぁ、みんな~!これを食べて年越すわよ~!!!」
「キタキタ~!!!年越し煮麺じゃ~!!!」
3年前にも言ったが、ヒロサダ家では年越しに煮麺を食べるのだ。
「おぃ~。年越し煮麺???年越しプロテインじゃないのかぁ~?」
「年越し煮麺!?ヒロサダ君。年越しはエスプレッソコーヒーですよ。お母さんも一杯どうですか??」
「ホー?年越し煮麺??年越しはドーナツじゃないのかホー???」
各々が年越しに対する思いを口にする中、女性陣は盛り上がっている。
「あらヒロサダ君、煮麺なんてステキね~!!!グフフっ。お母様!私、少食なので、ヒロサダ君と一緒に食べますね!お箸もヒロサダ君と一緒で大丈夫です!グフフっ、グフ」
「眞名井ちゃん、松野も一人前は食べられないから、ヒロサダ君のもらいたいかなぁ~」
「ダメよ松野さん!!!これだけは譲れないわ!!!」
「ま、松野だって~」
「ま、眞名井ちゅわ~んに松野さん~……」
眞名井ちゃんと松野さんに挟まれたヒロサダは、かなり戸惑っていた。
今年も大変良い年になり、来年も良い年になりそうだ。
2018年大晦日。平成最後の年越しということで、一緒に年を越そうとヒロサダの家に友が集まっている。
「ホー、ヒロサダ!!!いよいよ年越しが近づいてきたな!!!」
「おぃ~。どのポージングで年を越すか迷うぜぇ~」
「ヒロサダ君。今日はお招きいただき感謝しますよ。コーヒーマシーンを持参したので後ほど一緒に一杯どうですか?」
ヒロサダの親友であるフミタケにプロテイ、珈琲麻呂がヒロサダ家に集結している。
「毎年大晦日は母ちゃんと二人きりじゃから、こういう年越しもたまにはいいじゃな~!」
昼休みに集まり話していると、大晦日の話題となり、ヒロサダ家に集合することになったのだ。
「みんないらっしゃっい~!!!毎年HIROちゃんと二人の年越しだったから、にぎやかになっていいわ~!!!男の子だけかと思ったら、女の子も可愛い子が二人も来てくれて!ねぇHIROちゃん!」
「そ、そうじゃな母ちゃん」
「ヒロサダ君のお母さん、いえ、お母様!!!今日はこういった機会をいただき、本当にありがとございます!!!」
「お邪魔しています。こういうこと初めてだから、松野嬉しいかなぁ~」
その二人とはそう。眞名井ちゃんと松野さんだ。
ヒロサダ達が話しているところを近くで聞いていた松野さんは、放課後こっそりとヒロサダに、自分も来ていいかを尋ねたのだ。珈琲麻呂の件もあって松野さんには優しくしたいヒロサダは、二つ返事でオーケーしたのだ。
「しかしヒロサダ君。なぜコーヒーのことが分からない松野君がいるのですか?」
「松野、ヒロサダ君にちゃんと許可をとったんだよ~。そんなこと言わないでほしいかなぁ~」
このことをやはり珈琲麻呂は納得していないようだ。
「おぃ~。お前あのお前~。お前も来るとはぁ~、知らなかったぜぇ~」
「あら、キラリン。私もヒロサダ君に招待されたのよ。ねっ!ヒロサダ君!」
「ま、眞名井ちゅわ~ん………」
もちろんそんなことはなく、眞名井ちゃんはヒロサダ達の話を盗み聞きして、突然来たのだ。母ちゃんが眞名井ちゃんを玄関で迎え入れたのだが、ヒロサダから女の子も来ると聞いていたため、怪しまずに眞名井ちゃんを入れたのだ。
「ホー、しかし眞名井ちゃん。よくヒロサダの家が分かったホーね」
「松野も不思議に思ったかなぁ~。みんなで学校の近くに集合してヒロサダ君の家に来たのに、眞名井ちゃんなんで場所が分かったのかなぁ~」
「グフフっ。愛し合っていれば、家なんて分かるのよ!!!グフフっ。私とヒロサダ君の愛の証ね!!!」
眞名井ちゃんはみんなを尾行してヒロサダの家にたどり着いたのだ。
「さぁ、みんな~!これを食べて年越すわよ~!!!」
「キタキタ~!!!年越し煮麺じゃ~!!!」
3年前にも言ったが、ヒロサダ家では年越しに煮麺を食べるのだ。
「おぃ~。年越し煮麺???年越しプロテインじゃないのかぁ~?」
「年越し煮麺!?ヒロサダ君。年越しはエスプレッソコーヒーですよ。お母さんも一杯どうですか??」
「ホー?年越し煮麺??年越しはドーナツじゃないのかホー???」
各々が年越しに対する思いを口にする中、女性陣は盛り上がっている。
「あらヒロサダ君、煮麺なんてステキね~!!!グフフっ。お母様!私、少食なので、ヒロサダ君と一緒に食べますね!お箸もヒロサダ君と一緒で大丈夫です!グフフっ、グフ」
「眞名井ちゃん、松野も一人前は食べられないから、ヒロサダ君のもらいたいかなぁ~」
「ダメよ松野さん!!!これだけは譲れないわ!!!」
「ま、松野だって~」
「ま、眞名井ちゅわ~んに松野さん~……」
眞名井ちゃんと松野さんに挟まれたヒロサダは、かなり戸惑っていた。
今年も大変良い年になり、来年も良い年になりそうだ。
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