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2018年下半期〜2019年
授業中だョ!大腿四頭筋
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「アイハーヴァペェ~ン!アッポーペェ~ン!」
現在ヒロサダ達のクラスは数学の授業中である。
「アイハーヴァペェ~ン!パイナッポーペェ~ン!」
この歌にハマっている先生は、毎日いつでも歌っている。この歌を作詞作曲した人にちなんで、この数学の先生は“P子太郎”と生徒から呼ばれてている。
「アッポーペェ~ン~パイナッポーペェ~ン~」
またこの歌をプロデュースした人にちなんで、この数学の先生は4日前に“粉酒惰胃魔嘔と改名した。
「よぉ~し、じゃあこの問題解けぇ~」
粉酒先生が黒板に問題を書き、皆にシンキングタイムを与えた。
「この問題難しいじゃなぁ~」
「考えているヒロサダ君もやっぱり素敵ね~!私この授業大好き!」
数学の教科書と間違えて詰将棋の本を持ってきてしまいそれを解いているヒロサダと、そのヒロサダしか見ていない眞名井ちゃん。眞名井ちゃんは数学の時間を“考えるヒロサダ君”と呼んでいるのだが、他の教科はどう呼んでいるのかなどの話はまた今度。
そうこうしているうちにシンキングタイムが終了した。
「それじゃあこの問題を~、内筋野肉、前に出て解けぇ~」
プロテイ兼キラリンこと内筋野肉蛋白質が指名された。
「おぃ~、わかったぜおぃ~。今からそっちに行くぜおぃ~」
そう言ってプロテイはうさぎ跳びをしながら教卓へ向かった。
「プロテイ~、頑張るんじゃ~!!!」
「ふふ、応援しているヒロサダ君も素敵ね~!」
プロテイの席から教卓までは438m。途中、松野さんの席にある給水ポイントに目もくれず、うさぎ跳びきったその姿に教室からは歓声が上がった。
「じゃあ内筋野肉、これを解いとくれ~い」
「おぃ~、わかったぜおぃ~」
そう言ってプロテイはチョーク手に取った。そして黒板に【こ】と書きスクワットを一回。【の】と書きスクワットを二回。【問】と書きスクワットを三回。どうやら一文字書く毎にスクワットをし、その回数を一回ずつ増やしているようだ。黒板に【この問題を解こうと思い、シンキングタイム中必死に考えたが、どうしてもわからず、おぃ~、おぃ~、おぃ~と言うことしかできず、】と書かれたところで先生はプロテイを止めた。
「内筋野肉……。時間かかりすぎだ。お前の頑張りはしっかり受け止めたぞ!」
総字数61文字、スクワット合計1891回。プロテイはよく頑張った。
「おぃ~。それじゃおぃ~。もどるぜおぃ~」
帰りももちろんうさぎ跳び。途中、松野さんの給水ポイントの誘惑に負けそうだったがなんとか持ちこたえた。
「さすがプロテイ!男の中の男じゃな~!」
「私はヒロサダ君しか男として見ることができないわ~!!!」
「ま、眞名井ちゅわ~ん!」
少し照れているヒロサダと眞名井ちゃんが談笑している中プロテイは席についた。
「内筋野肉~、ゆっくり席について休んでくれ~」
粉酒先生のプロテイを思う優しさ溢れる言葉に、拍手が鳴り止まない。
そんな中皆がプロテイに視線を向けた。
「おぃ~、おぃ~、まだまだぁ~」
そこには、空気椅子をしていたプロテイがいた。
現在ヒロサダ達のクラスは数学の授業中である。
「アイハーヴァペェ~ン!パイナッポーペェ~ン!」
この歌にハマっている先生は、毎日いつでも歌っている。この歌を作詞作曲した人にちなんで、この数学の先生は“P子太郎”と生徒から呼ばれてている。
「アッポーペェ~ン~パイナッポーペェ~ン~」
またこの歌をプロデュースした人にちなんで、この数学の先生は4日前に“粉酒惰胃魔嘔と改名した。
「よぉ~し、じゃあこの問題解けぇ~」
粉酒先生が黒板に問題を書き、皆にシンキングタイムを与えた。
「この問題難しいじゃなぁ~」
「考えているヒロサダ君もやっぱり素敵ね~!私この授業大好き!」
数学の教科書と間違えて詰将棋の本を持ってきてしまいそれを解いているヒロサダと、そのヒロサダしか見ていない眞名井ちゃん。眞名井ちゃんは数学の時間を“考えるヒロサダ君”と呼んでいるのだが、他の教科はどう呼んでいるのかなどの話はまた今度。
そうこうしているうちにシンキングタイムが終了した。
「それじゃあこの問題を~、内筋野肉、前に出て解けぇ~」
プロテイ兼キラリンこと内筋野肉蛋白質が指名された。
「おぃ~、わかったぜおぃ~。今からそっちに行くぜおぃ~」
そう言ってプロテイはうさぎ跳びをしながら教卓へ向かった。
「プロテイ~、頑張るんじゃ~!!!」
「ふふ、応援しているヒロサダ君も素敵ね~!」
プロテイの席から教卓までは438m。途中、松野さんの席にある給水ポイントに目もくれず、うさぎ跳びきったその姿に教室からは歓声が上がった。
「じゃあ内筋野肉、これを解いとくれ~い」
「おぃ~、わかったぜおぃ~」
そう言ってプロテイはチョーク手に取った。そして黒板に【こ】と書きスクワットを一回。【の】と書きスクワットを二回。【問】と書きスクワットを三回。どうやら一文字書く毎にスクワットをし、その回数を一回ずつ増やしているようだ。黒板に【この問題を解こうと思い、シンキングタイム中必死に考えたが、どうしてもわからず、おぃ~、おぃ~、おぃ~と言うことしかできず、】と書かれたところで先生はプロテイを止めた。
「内筋野肉……。時間かかりすぎだ。お前の頑張りはしっかり受け止めたぞ!」
総字数61文字、スクワット合計1891回。プロテイはよく頑張った。
「おぃ~。それじゃおぃ~。もどるぜおぃ~」
帰りももちろんうさぎ跳び。途中、松野さんの給水ポイントの誘惑に負けそうだったがなんとか持ちこたえた。
「さすがプロテイ!男の中の男じゃな~!」
「私はヒロサダ君しか男として見ることができないわ~!!!」
「ま、眞名井ちゅわ~ん!」
少し照れているヒロサダと眞名井ちゃんが談笑している中プロテイは席についた。
「内筋野肉~、ゆっくり席について休んでくれ~」
粉酒先生のプロテイを思う優しさ溢れる言葉に、拍手が鳴り止まない。
そんな中皆がプロテイに視線を向けた。
「おぃ~、おぃ~、まだまだぁ~」
そこには、空気椅子をしていたプロテイがいた。
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