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私、2人で人助けしちゃった!(3)

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枝季ちゃんの部屋に上がらせてもらった。

池袋で購入した戦利品を室内に整理する枝季ちゃん。

何だか楽しそうだ。

それにしても、管理人さん。
いい人なのは分かるけど...
ちょっとあっさりしすぎているような...

(影の存在も確認出来なかったし...)

さて、この後
どうしよう。

「枝季ちゃん。この後どうしようか?」とアニメグッズを手にしている彼女に質問した。

「はっ!」

やっと、私が困っていることに気づいたようだ。

「す、すみません。えっと...お母さんなら管理人さんのことを何か知っているかも?」と、1つアイディアをくれた。

「そうね。草加部さんに聞いてみよう」

私たちは草加部さんに話を聞くことにした。


******************


草加部さんに管理人さんのことを聞いてみた。

管理人さんはとても親切な人でいい人のようだ。

管理人として与えられている仕事は真面目に行っている。

ただ、あまり沢山の仕事は行うことが出来ないそうだ。

管理人さんは、実は中学の時に特別学級に通っていたそうだ。

少し雰囲気が違うという理由で普通に学校に通う生徒から、壮絶ないじめにあい、普通に通学が出来なくなってしまったそうだ。

そして高校は特別支援学校に通ったそうだ。

このマンションは管理人さんの親がオーナーであり、管理人さんの社会参加の勉強の為、仕事を行なっているとのことだった。

仕事に不慮が見られた場合はオーナーである親がフォローをしているそうだが、今まで大きなトラブルはなかったそうだ。

(なる程...管理人さんの個性だったのか)
私は安心した。

違和感を感じたのは、管理人さんの個性だったのだ。

個性であれば、とても良いことであった。

(ザワザワ影の影響でなくて良かった)

まだ、管理人さんは仕事をしている時間のようだ。

私は枝季ちゃんを連れて、管理人さんに会いにいくことにした。
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