40歳を過ぎても女性の手を繋いだことのない男性を私が守るのですか!?

鈴木トモヒロ

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私、妹のために!(2)

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「枝季ちゃん!私に出来ることがあったら教えてね!」と私は枝季ちゃんの話を聞くことにした。

枝季ちゃんは
「今日、香純さんと池袋に来れたことが嬉しいです!それに私を偏見の目で見ないで一緒に楽しんでくれました。実はそれが嬉しいんです」と言ってくれた。

「私で良ければ、また話を聞かせてね!勿論、池袋もまた連れてきて欲しいな」と伝えた。

枝季ちゃんは目をウルウルさせていた。

「聞いて欲しいことがあるんです」と枝季ちゃんは話始めた。

「アニメ好きな私に、最近変な影が見えるようになって...まるで中二病。ついに私はおかしくなったのだと思いました。お母さんに話をして...少し理解は出来ましたが、やっぱり不安で...」

やっぱり、ザワザワ影が見えるのは心配になるよね。

枝季ちゃんは、一緒に暮らしていたお爺さんにザワザワ影が見えるようになったみたいだった。

すぐにお母さんに相談をした。

お母さんも昔、影が見えたそうだか、最近は見えなくなった。

そして、恐怖を感じ始めた矢先にお爺さんは施設に入所してしまったとのことだった。

母に具体的な話を聞こうと思った矢先に私が家に訪問したとのことだった。

「先日、私の家で影の話を聞けた時、本当に嬉しかったです。より具体的な話で、香純さんとなら、困っている人を助けることが出来るかもしれないと思えたんです」と前向きに気持ちが変わったことを教えてくれた。

1人では限界がある。
でも、理解してくれる人が現れ、話が出来たなら、前向きな考えが生まれてくる。

(私も1人だったら...何も出来なかったかもしれない)

枝季ちゃんの話しを聞いていて、そう思った。
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