7 / 24
私、人生を変えちゃったカモ!
しおりを挟む
おじちゃんに、頑固なお爺さんが熱中症で倒れていたこと。
無事に救急車が来て、意識を取り戻したことなどを伝えた。
「そっかぁ...無事で良かったなぁ、お爺さん。今度様子を見に行ってきたらいいや」とおじちゃんなりに心配してくれていたのが伝わってきた。
「それにしても香純は福祉の仕事にむいているかもしれないぞ。お爺さんと話をしたことや、家に行って助けちゃうなんて...福祉職員の鏡だよ」と、思いもよらないことも言ってくれた。
(福祉かぁ...私が出来る仕事があれば、悪くないよね)
大学を卒業したけど、仕事に関しては何をやろうかなんて、ハッキリと考えてはいなかった。
何となく仕事して、それとなく生活出来れば良かった。
アルバイトは本屋を長くやっていた。
不況で本屋が潰れてしまったあとに数ヶ月花屋さんで仕事をしたこともあった。
ただ、私は不器用だったので花屋に向いていないと店長から判断され花屋のアルバイトを辞めたのだった。
その後に大学を卒業した。
私はおじちゃんに
「私に出来ることがあれば、福祉の仕事をやってみたいな。でもあるの?」と質問した。
「あるさ!安心しな!福祉の現場は人が足りない!今度施設で聞いてみるさ!」と目をキラキラさせながら言ってくれた。
******************
ずっと心配になっていた、頑固なお爺さんの家に行ってみた。
救急車で運ばれてから一週間。
無事に帰ってきているのだろうか?
恐る恐る、お爺さんの家を覗いてみる。
「ニャア」
と、2匹の猫がご飯を食べていた。
(ご飯が置いてあるということは...お爺さんが帰って来ているのかも?)と、チャイムを押してみた。
ピンポーン!
「どなたかな?」
お爺さんは帰っていた。
「あっ、お爺さん!私です!救急車が来た時にいた...」
「おぉ、君か!ちょっと待っとれ」
と、お爺さんはインターフォンを切った。
早歩きで玄関にやってくる足音が響く。
「ガチャ」
玄関のドアが開いた。
そして、お爺さんが穏やかな表情で出てきた。
「いやぁ、君にお礼を言いたくてね」と優しく声をかけてくれた。
「お茶でも出すから、良かったら中にどうかな?」とお爺さんは続けた。
(せっかくだし...)
「分かりました。ではお邪魔します」と私は中に上がらせてもらった。
室内は綺麗に片付いていた。
全てお爺さんが掃除や片付けを行っているのだろうか?
「さぁ、どうぞ」
勧められたお茶、美味しかった。
「あの時は本当にありがとう。君は命の恩人だ。知っての通り、私は無愛想で他人と話をすることは、あまり得意ではないので...」とお爺さんは言葉を詰まらせた。
「あのまま、誰にも気づかれずに倒れていたら私はここにいないだろう。本当にありがとう」とお爺さんは話を締めた。
「いえいえ、そんな。たまたま通りかかった時に、2匹の猫が鳴いていて。その様子がとても気になったもので...」
流石に赤い影が見えたからとは言えなかった。
気になって家に来たのもいえるはずがなかった。
「そうかぁ...猫達に救われたか。あの猫たちはワシが唯一心を許している猫達でね」とお爺さんは微笑んだ。
怖いお爺さんと思っていたケド...。
違うんだなぁとお爺さんを見ていて思った。
お爺さんは仏壇作りを若い頃から行っていたらしい。
仏壇作りの師匠に弟子入りをし、それはそれは厳しい修行を受けてきたそうだ。
仏壇作りに生涯を捧げてきた、いわゆる「職人」さんだ。
だから、女性と関わることもなく、人生を過ごしてきてしまったらしい。
「結婚」の「け」の字すらなかったそうだ。
もともと無愛想で、話し下手な性格が災いして「頑固者」のキャラクターが完成してしまったらしい。
職人気質だったのもプラスして、人と関わることもなく、話しかけられても「フン」という返事しかしない。
話しかけるなオーラを常に出している状態で生活をしてきてしまったようだ。
しかし...
「ワシは人生を間違えた。家族もいない、友達もいない...。仕事以外では何をしたらいいか分からない。若い頃はそれで良かった...。だが歳を重ねると寂しさが増してくる」と悲しそうに話した。
私は
「これから出来なかったことをすればいいじゃないですか?」と伝えた。
「ワシに出来るはずがない!出来ているならすでにやっているし、こんな人生になんかなりゃしない!」とお爺さんは取り乱した。
「そんなことはありません。私とこうやって話が出来ているじゃないですか。それに猫とだって、心を通わせている。私はお爺さんは優しい人だと思いました。あとは勇気を出して、これから知り合いや友人を作り楽しい人生を開いていくだけだと思います」と伝えた。
「ワシに出来るのだろうか...。」
不安と心配の表情をお爺さんはしている。
「大丈夫ですよ!試しに隣のおばさんに挨拶に行きましょうよ!救急車が来た時に助けてくれたので」
と、お爺さんとおばさんの繋がりが出来るように私は働きかけた。
「た、確かに。病院から帰ってから、挨拶はしてなかった。う~ん...。分かった。ワシの命の恩人の1人だしな...。」
お爺さんと私は、隣のおばさんの家に向かった。
チャイムを鳴らすと
「はーい!どなた?」と元気よくインターフォンに出てくれた。
お爺さんは
「隣に住む影山です。先日のお礼に伺いました」と話した。
「あら!やだ!お爺ちゃん!元気になったの!今行くわ!あっ、帰っちゃイヤよ!」とおばさんは話を終え、バタバタと足音を立てながら玄関までやって来たようだ。
それにしても、お爺さんの名前「影山さん」だったんだ...。
私は自己紹介や、お爺さんの名前を聞いていなかったことに気付いてしまった。
「あのぅ...お爺さん...私...」と私の自己紹介をしようとしていると...
「お爺ちゃん!良かったねぇ!無事で!あらあら、いい表情になって!いつも怒ってる顔をしているから!今の顔の方がいいわ!」とおばさんはお爺さんに話しかけた。
「いやはや...申し訳ない。誰かと話をするのが苦手で...。知らず知らず無愛想になってしまい...。あっ、先日はありがとう。貴方はワシの命の恩人の1人だ」とお爺さんは感謝の気持ちをおばさんに伝えた。
「命の恩人なんて大袈裟ね。隣同士、困った時は助け合わないとね。それに、このお嬢ちゃんが第一発見者だから。お嬢ちゃんのおかげよ!」とおばさんは言ってくれた。
「そうなんじゃ。ここにワシを連れてきてくれたのも、このお嬢ちゃんじゃ。ワシが1人ぼっちなのは良くない。知り合いや友人を増やそうと言ってくれて...」
とお爺さんが返答をした。
「じゃあ、これで私とお爺さんは知り合いね。あとで私の作った煮物を持って行くわ!これから宜しくね。お爺ちゃん」とおばさんは嬉しそうに言った。
「良いのか?ワシなんかで!本当に有難い!何卒、宜しくじゃ!」とお爺さんも嬉しそうだった。
「じゃあ、お爺ちゃんまたね!」とおばさんは家に戻った。
私はお爺さんを家まで送ることにした。
お爺さんは
「お嬢ちゃんのおかげで、ワシの人生が変わった。これから他人と話をして仲良くしたいと思う!本当にありがとう!」と感謝の言葉をくれた。
家にお爺さんを送り、私は別れ際に「お爺さん、私... 葉山香純といいます。今更だけど自己紹介をしていなかったので」とちょっと恥ずかしがりながら伝えた。
お爺さんは
「あぁ、そう言えば名前を聞いていなかったなぁ。ワシは影山...影山雄信じゃ。宜しくな嬢ちゃん」と笑っていた。
お爺さんも笑うんだね。
本当に良かったね、影山のお爺さん!
無事に救急車が来て、意識を取り戻したことなどを伝えた。
「そっかぁ...無事で良かったなぁ、お爺さん。今度様子を見に行ってきたらいいや」とおじちゃんなりに心配してくれていたのが伝わってきた。
「それにしても香純は福祉の仕事にむいているかもしれないぞ。お爺さんと話をしたことや、家に行って助けちゃうなんて...福祉職員の鏡だよ」と、思いもよらないことも言ってくれた。
(福祉かぁ...私が出来る仕事があれば、悪くないよね)
大学を卒業したけど、仕事に関しては何をやろうかなんて、ハッキリと考えてはいなかった。
何となく仕事して、それとなく生活出来れば良かった。
アルバイトは本屋を長くやっていた。
不況で本屋が潰れてしまったあとに数ヶ月花屋さんで仕事をしたこともあった。
ただ、私は不器用だったので花屋に向いていないと店長から判断され花屋のアルバイトを辞めたのだった。
その後に大学を卒業した。
私はおじちゃんに
「私に出来ることがあれば、福祉の仕事をやってみたいな。でもあるの?」と質問した。
「あるさ!安心しな!福祉の現場は人が足りない!今度施設で聞いてみるさ!」と目をキラキラさせながら言ってくれた。
******************
ずっと心配になっていた、頑固なお爺さんの家に行ってみた。
救急車で運ばれてから一週間。
無事に帰ってきているのだろうか?
恐る恐る、お爺さんの家を覗いてみる。
「ニャア」
と、2匹の猫がご飯を食べていた。
(ご飯が置いてあるということは...お爺さんが帰って来ているのかも?)と、チャイムを押してみた。
ピンポーン!
「どなたかな?」
お爺さんは帰っていた。
「あっ、お爺さん!私です!救急車が来た時にいた...」
「おぉ、君か!ちょっと待っとれ」
と、お爺さんはインターフォンを切った。
早歩きで玄関にやってくる足音が響く。
「ガチャ」
玄関のドアが開いた。
そして、お爺さんが穏やかな表情で出てきた。
「いやぁ、君にお礼を言いたくてね」と優しく声をかけてくれた。
「お茶でも出すから、良かったら中にどうかな?」とお爺さんは続けた。
(せっかくだし...)
「分かりました。ではお邪魔します」と私は中に上がらせてもらった。
室内は綺麗に片付いていた。
全てお爺さんが掃除や片付けを行っているのだろうか?
「さぁ、どうぞ」
勧められたお茶、美味しかった。
「あの時は本当にありがとう。君は命の恩人だ。知っての通り、私は無愛想で他人と話をすることは、あまり得意ではないので...」とお爺さんは言葉を詰まらせた。
「あのまま、誰にも気づかれずに倒れていたら私はここにいないだろう。本当にありがとう」とお爺さんは話を締めた。
「いえいえ、そんな。たまたま通りかかった時に、2匹の猫が鳴いていて。その様子がとても気になったもので...」
流石に赤い影が見えたからとは言えなかった。
気になって家に来たのもいえるはずがなかった。
「そうかぁ...猫達に救われたか。あの猫たちはワシが唯一心を許している猫達でね」とお爺さんは微笑んだ。
怖いお爺さんと思っていたケド...。
違うんだなぁとお爺さんを見ていて思った。
お爺さんは仏壇作りを若い頃から行っていたらしい。
仏壇作りの師匠に弟子入りをし、それはそれは厳しい修行を受けてきたそうだ。
仏壇作りに生涯を捧げてきた、いわゆる「職人」さんだ。
だから、女性と関わることもなく、人生を過ごしてきてしまったらしい。
「結婚」の「け」の字すらなかったそうだ。
もともと無愛想で、話し下手な性格が災いして「頑固者」のキャラクターが完成してしまったらしい。
職人気質だったのもプラスして、人と関わることもなく、話しかけられても「フン」という返事しかしない。
話しかけるなオーラを常に出している状態で生活をしてきてしまったようだ。
しかし...
「ワシは人生を間違えた。家族もいない、友達もいない...。仕事以外では何をしたらいいか分からない。若い頃はそれで良かった...。だが歳を重ねると寂しさが増してくる」と悲しそうに話した。
私は
「これから出来なかったことをすればいいじゃないですか?」と伝えた。
「ワシに出来るはずがない!出来ているならすでにやっているし、こんな人生になんかなりゃしない!」とお爺さんは取り乱した。
「そんなことはありません。私とこうやって話が出来ているじゃないですか。それに猫とだって、心を通わせている。私はお爺さんは優しい人だと思いました。あとは勇気を出して、これから知り合いや友人を作り楽しい人生を開いていくだけだと思います」と伝えた。
「ワシに出来るのだろうか...。」
不安と心配の表情をお爺さんはしている。
「大丈夫ですよ!試しに隣のおばさんに挨拶に行きましょうよ!救急車が来た時に助けてくれたので」
と、お爺さんとおばさんの繋がりが出来るように私は働きかけた。
「た、確かに。病院から帰ってから、挨拶はしてなかった。う~ん...。分かった。ワシの命の恩人の1人だしな...。」
お爺さんと私は、隣のおばさんの家に向かった。
チャイムを鳴らすと
「はーい!どなた?」と元気よくインターフォンに出てくれた。
お爺さんは
「隣に住む影山です。先日のお礼に伺いました」と話した。
「あら!やだ!お爺ちゃん!元気になったの!今行くわ!あっ、帰っちゃイヤよ!」とおばさんは話を終え、バタバタと足音を立てながら玄関までやって来たようだ。
それにしても、お爺さんの名前「影山さん」だったんだ...。
私は自己紹介や、お爺さんの名前を聞いていなかったことに気付いてしまった。
「あのぅ...お爺さん...私...」と私の自己紹介をしようとしていると...
「お爺ちゃん!良かったねぇ!無事で!あらあら、いい表情になって!いつも怒ってる顔をしているから!今の顔の方がいいわ!」とおばさんはお爺さんに話しかけた。
「いやはや...申し訳ない。誰かと話をするのが苦手で...。知らず知らず無愛想になってしまい...。あっ、先日はありがとう。貴方はワシの命の恩人の1人だ」とお爺さんは感謝の気持ちをおばさんに伝えた。
「命の恩人なんて大袈裟ね。隣同士、困った時は助け合わないとね。それに、このお嬢ちゃんが第一発見者だから。お嬢ちゃんのおかげよ!」とおばさんは言ってくれた。
「そうなんじゃ。ここにワシを連れてきてくれたのも、このお嬢ちゃんじゃ。ワシが1人ぼっちなのは良くない。知り合いや友人を増やそうと言ってくれて...」
とお爺さんが返答をした。
「じゃあ、これで私とお爺さんは知り合いね。あとで私の作った煮物を持って行くわ!これから宜しくね。お爺ちゃん」とおばさんは嬉しそうに言った。
「良いのか?ワシなんかで!本当に有難い!何卒、宜しくじゃ!」とお爺さんも嬉しそうだった。
「じゃあ、お爺ちゃんまたね!」とおばさんは家に戻った。
私はお爺さんを家まで送ることにした。
お爺さんは
「お嬢ちゃんのおかげで、ワシの人生が変わった。これから他人と話をして仲良くしたいと思う!本当にありがとう!」と感謝の言葉をくれた。
家にお爺さんを送り、私は別れ際に「お爺さん、私... 葉山香純といいます。今更だけど自己紹介をしていなかったので」とちょっと恥ずかしがりながら伝えた。
お爺さんは
「あぁ、そう言えば名前を聞いていなかったなぁ。ワシは影山...影山雄信じゃ。宜しくな嬢ちゃん」と笑っていた。
お爺さんも笑うんだね。
本当に良かったね、影山のお爺さん!
0
お気に入りに追加
2
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
サンタの村に招かれて勇気をもらうお話
Akitoです。
ライト文芸
「どうすれば友達ができるでしょうか……?」
12月23日の放課後、日直として学級日誌を書いていた山梨あかりはサンタへの切なる願いを無意識に日誌へ書きとめてしまう。
直後、チャイムの音が鳴り、我に返ったあかりは急いで日誌を書き直し日直の役目を終える。
日誌を提出して自宅へと帰ったあかりは、ベッドの上にプレゼントの箱が置かれていることに気がついて……。
◇◇◇
友達のいない寂しい学生生活を送る女子高生の山梨あかりが、クリスマスの日にサンタクロースの村に招待され、勇気を受け取る物語です。
クリスマスの暇つぶしにでもどうぞ。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
昆虫採集セットの正しい使い方
かみゅG
ライト文芸
私が子供の頃に暮らしていた場所は田舎だった。
古き良き昭和の空気が漂う場所。
そう言えば聞こえはよいが実態は違う。
過疎が進む田舎だった。
そこには四人の子供達がいた。
安藤アオイ。
学校で唯一の男の子で、少しワガママ。
安藤アンズ。
アオイの双子の妹で、甘えっ子。
加藤カエデ。
気が強くて、おませな女の子。
佐藤サクラ。
好奇心が旺盛だけど、臆病な女の子。
どこにでもいる子供達だが、田舎に暮らしているおかげで純粋で無邪気だった。
必然的にそうなる環境だったし、それが許される環境でもあった。
そんなどこにでもある田舎の思い出話を、少し語ろうと思う。
LOVE NEVER FAILS
AW
ライト文芸
少年と少女との出逢い。それは、定められし運命の序曲であった。時間と空間の奔流の中で彼らが見るものは――。これは、時を越え、世界を越えた壮大な愛の物語。
※ 15万文字前後での完結を目指し、しばらく毎日更新できるよう努力します。
※ 凡人の、凡人による、凡人のための物語です。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
独り日和 ―春夏秋冬―
八雲翔
ライト文芸
主人公は櫻野冬という老女。
彼を取り巻く人と犬と猫の日常を書いたストーリーです。
仕事を探す四十代女性。
子供を一人で育てている未亡人。
元ヤクザ。
冬とひょんなことでの出会いから、
繋がる物語です。
春夏秋冬。
数ヶ月の出会いが一生の家族になる。
そんな冬と彼女を取り巻く人たちを見守ってください。
*この物語はフィクションです。
実在の人物や団体、地名などとは一切関係ありません。
八雲翔
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる