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憤る紅砂を尻目に、コンラッドは蘭武の白い喉に舌を這わせて見せた。先ほどまでの穏やかな青い瞳は消え、紅砂と同じく真紅の瞳を輝かせながら、目前の敵を観察した。
憤然とした紅砂の様子に、コンラッドは邪悪な笑みを浮かべる。
(この女は使える)
そう思ったのだ。
案の定、紅砂の怒りは止まらない。眉間にしわを寄せ、牙を剥き出し激高する。
「その娘を放せ!放せ!放せ!放せ!放せ──!!」
息も付かさぬ叫びが、余計にこの娘の重要性を敵に示す。だが、紅砂はその感情を抑えることが出来なかった。
力なくうな垂れる蘭武の白い首筋。
滑らかなその肌に舌を這わす紅毛紅眼の男。
抑えようのない怒りが沸点に達する。
その様子を嘲笑うかのように上唇を舐めながらコンラッド・ヴィルトールが口を開く。
「女は俺が頂く、返して欲しいなら俺と共にフランスへ来てもらおう」
言いながら、蘭武の首に牙を食い込ませた。おかしな真似をしたら、即刻、首を噛み切るという意思表示だ。
紅砂は緊迫した雰囲気の中、眉間にしわを寄せ、答えた。
「いいだろう……その代わり、蘭武を今すぐ放せ!」
蘭武の耳に憤る紅砂の声が聞こえ、意識が覚醒する。
「に…兄さん?」
と呟き、頭を上げた。そして、前方の砂浜に杖を突き刺し、立っている紅砂の姿を認めた。だが、その様相は蘭武の知っている兄とは随分違っていた。瞳は真紅に輝き、口元には白い牙が見え隠れする。怒りを露にしたその表情はまさに鬼だ。
蘭武は生唾を飲み込んだ。
(兄さんもこの男の言う通り人では無かったのか……!?)
コンラッドが意識の戻った蘭武に視線を移し、
「お前はずっと兄だと思っていたようだな。どうだ……ショックか? それにしても、よくも長い間、騙し通したものだ」
と、呆れたように言った。紅砂はコンラッドの答えに応じる事無く彼を睨み付け、
「いいから、早くその娘を放せ!」
と叫んだ。
焦る紅砂を楽しむようにコンラッドの口元には笑みが溢れる。
「だめだ。お前がしっかりフランスまで俺と共に行くとは限らない。この女も連れて行く。そこでお前がアドリエンに吸収されたのを見届けてからこの女を解放する。さあ……女を助けたかったら共に来るんだ」
「待て!俺はフランスに行く気など無い! この手を離しやがれ!!」
蘭武がコンラッドの腕の中で暴れた。その活きの良さに、コンラッドは苦笑いする。彼は両手で蘭武の腕を押さえ、後ろから抱きしめる形で彼女の耳元に唇を寄せた。
「お前を長い間、騙した悪い鬼とはこれでさよならにしろ。次からは……そうだな……お前は俺の傍に居ろ」
コンラッドは蘭武の頬に口付けをしながら、紅砂の様子を横目で観察した。
唇を噛み締め、悋気を露にしたような紅砂の姿に、コンラッドは興味が湧いた。こうまでして結鬼が人間に執着するとは……一体、どのような理由があっての事か?
「お前にとってもこの女はお気に入りらしいな」
コンラッドが問いかける。
「お気に入り……?そんな軽々しい言い方はするな」
「だったら、何と言えばいい?」
紅砂が目を細め、想いをため込んだように答えた。
「簡単に言い表せない……特に今は、今は彼女が必要なんだ。一晩だけでいいから彼女との時間をくれ、そうしたらフランスに行く。アドリエンが僕を欲しているというのなら、その通りにする。だが、彼女は駄目だ!」
紅砂の切羽詰まった様子に、蘭武にも戸惑いが生じた。
兄だと思っていた紅砂が人外の者だったとしても、その彼がここまで焦燥するとは、紅い髪の男とは芯から相容れない者なのだろう。しかし、蘭武は戸惑いながらも紅砂の焦燥と切実な表情を見て、自分が紅砂にとって必要とされている存在だという事に喜びすら感じ始めていた。
紅砂が人であろうとなかろうと、彼への信頼感が薄れるものではなかった。そんな6年間を二人は過ごしていたのだ。
紅砂が前に出た。
コンラッドが身を引く。
「止まれ!止まらないとこの女の喉を掻っ切るぞ!」
コンラッドが蘭武を引き寄せ首筋に牙を当てたその刹那──。
蘭武自らが動き、コンラッドの牙を首に引っかけ自身の頚動脈を切り付けた。
勢いよく噴出した血は、一瞬だがコンラッドの目を直撃し、視界を奪う。
その僅かなチャンスを見逃す紅砂ではなかった。
煌く刃の銀光が真っ直ぐコンラッドの眉間に突き刺さり、グズグズグズ……と音を立て、後頭部を突き抜けた。
辺り一面に、鮮血が飛び散る。
「ぐぉぉぉぉ───!くそ野郎がぁぁぁ──!!」
脳髄を貫く痛みにコンラッドは堪らず蘭武を離し、眉間の銀刃を握りながらのた打ち回った。
紅砂はその隙に蘭武を連れ去り、即座に切れた首筋に唇を押し当てた。
コンラッドが刀を額から引き抜き、地面に向かって一振り、一滴残らず血を飛ばし二人に向き直る。
紅砂が蘭武の首筋からゆっくりと口を離すところだった。
蘭武の瞳が安堵を込めて紅砂を映した。
紅砂が口を開く。
「お前は……なんていう無茶をするんだ。僕が血を止めることが出来なかったらお前は今頃……」
紅砂の心配そうな顔とは裏腹に、蘭武は穏やかに微笑んだ。
「どうしてだろう……何とかなるような気がしたんだ。それにしても、こんな事が出来るって……ひょっとして兄さんは……」
「兎も角、二度とこんな無謀な真似はするな!」
紅砂が心配そうな顔で叱咤した。
その後、蘭武の額に額を押し当て安堵の表情で息を付く。両腕は蘭武をもう一度しっかりと抱きしめ、身を離した。
「蘭武……お前は一度、家に戻れ!……後は僕がやる」
「でも……」
蘭武が口を挟む。
「止める気か?」
口元に笑みを浮かべた紅砂の問いに、蘭武も微笑むと
「まさか!……でも、気を付けて……帰りを待ってるから……」
そう言って互いに見詰め合う二人の様子を意外な目で見ているのはコンラッドの方だ。
コンラッドに対して、いつでも噛みつかんばかりに攻撃的だった女が、この男の前だと穏やかで従順な飼い犬の如き瞳に変わる。こいつが兄では無く、人外の者と知ってもなお変わらぬところにコンラッドは訝しんだ。
(これは一体どういうことだ?)
「行け、蘭武!後は任せろ!」
紅砂の叱咤に蘭武は、分かった、と応じ防波堤を超え家路に向かった。
紅砂は手にした隠し刀の鞘を砂浜目掛けて一振り──、砂浜に風圧でもって10メートルほどの横一線を描くと、鞘を目前に突き立て瞋恚を込めて叫ぶ。
「これより先、一歩も通さん!」
前方の紅髪の男に、有りっ丈の気迫を込めて言い放つその様は、古から続くこの国の古武士の姿そのものだ。他国の侵入者にこの地を好きにはさせまいとする想いは今も昔も変わらない。
紅髪の侵入者は、全身を朱に染めながらも余裕の表情で右へ移動する。
「出来るのか?お前一人で……まともにやり合って俺に勝てると思っているのか?」
コンラッドの言葉に紅砂はニヤリと笑うと、
「此処はあなたの住む土地ではない。此処は僕の生息地だ。それが何を意味するのか、今、身をもって味わうがいい」
台詞と共に紅砂は滑る様に砂浜を移動した。
それもそのはず、紅砂は地に足をつけてなどいない。
──風だ。
風を巧みに操り浮遊する。それが結鬼の独自の能力だ。
それは前方のコンラッドにも同じことが言える。彼も紅砂の操る風を読み、自身の進行を決め風を操る。
コンラッドの風がスピードを増した。手にした紅砂の隠し刀を紅砂目掛けて切りつける。
紅砂が左前方に前屈し避けると、尽かさずコンラッドの右足が襲ってきた。
紅砂はコンラッドの右足を素早く腋に抱え込み、回転を加えながらコンラッドを海へと引きずり込んだ。
そのままコンラッドの反旗を翻す隙を与えず、一気に深みへと誘い込む。
紅砂の回転が途絶えたと同時に、コンラッドの左足踵が紅砂に向かって打ち下ろされたが、水圧のせいで威力が半減している。
大したダメージもなく、紅砂は素早くコンラッドの後ろを取ると、右手で顎を押さえ、のけぞった喉に向かって渾身の力で喉をえぐり取る。
喉をえぐられては、いくらコンラッドが呼吸を止めていても直接肺の中に海水が入る。
コンラッドは苦しみ出した。
慌てて水面に顔を出し、喉を再生させ、むせながら肺から海水を出す。
「野郎ぉ~!」
コンラッドは口元を拭いながら、辺りを見回した。
彼のいる地点から、さらに20m沖に、紅玉の瞳が揺れている。
紅砂が水面から右手を出し、指先でちょいちょいと手招きした。
その舐め腐った仕草に、コンラッドは怒りに震えた。
敵が向かってくるのを確認すると、紅砂は海に潜り姿を消した。
コンラッドも、後を追った。
黒々とした水面には、月の光だけが淡く残され決戦の場が変わろうとしていた。
憤然とした紅砂の様子に、コンラッドは邪悪な笑みを浮かべる。
(この女は使える)
そう思ったのだ。
案の定、紅砂の怒りは止まらない。眉間にしわを寄せ、牙を剥き出し激高する。
「その娘を放せ!放せ!放せ!放せ!放せ──!!」
息も付かさぬ叫びが、余計にこの娘の重要性を敵に示す。だが、紅砂はその感情を抑えることが出来なかった。
力なくうな垂れる蘭武の白い首筋。
滑らかなその肌に舌を這わす紅毛紅眼の男。
抑えようのない怒りが沸点に達する。
その様子を嘲笑うかのように上唇を舐めながらコンラッド・ヴィルトールが口を開く。
「女は俺が頂く、返して欲しいなら俺と共にフランスへ来てもらおう」
言いながら、蘭武の首に牙を食い込ませた。おかしな真似をしたら、即刻、首を噛み切るという意思表示だ。
紅砂は緊迫した雰囲気の中、眉間にしわを寄せ、答えた。
「いいだろう……その代わり、蘭武を今すぐ放せ!」
蘭武の耳に憤る紅砂の声が聞こえ、意識が覚醒する。
「に…兄さん?」
と呟き、頭を上げた。そして、前方の砂浜に杖を突き刺し、立っている紅砂の姿を認めた。だが、その様相は蘭武の知っている兄とは随分違っていた。瞳は真紅に輝き、口元には白い牙が見え隠れする。怒りを露にしたその表情はまさに鬼だ。
蘭武は生唾を飲み込んだ。
(兄さんもこの男の言う通り人では無かったのか……!?)
コンラッドが意識の戻った蘭武に視線を移し、
「お前はずっと兄だと思っていたようだな。どうだ……ショックか? それにしても、よくも長い間、騙し通したものだ」
と、呆れたように言った。紅砂はコンラッドの答えに応じる事無く彼を睨み付け、
「いいから、早くその娘を放せ!」
と叫んだ。
焦る紅砂を楽しむようにコンラッドの口元には笑みが溢れる。
「だめだ。お前がしっかりフランスまで俺と共に行くとは限らない。この女も連れて行く。そこでお前がアドリエンに吸収されたのを見届けてからこの女を解放する。さあ……女を助けたかったら共に来るんだ」
「待て!俺はフランスに行く気など無い! この手を離しやがれ!!」
蘭武がコンラッドの腕の中で暴れた。その活きの良さに、コンラッドは苦笑いする。彼は両手で蘭武の腕を押さえ、後ろから抱きしめる形で彼女の耳元に唇を寄せた。
「お前を長い間、騙した悪い鬼とはこれでさよならにしろ。次からは……そうだな……お前は俺の傍に居ろ」
コンラッドは蘭武の頬に口付けをしながら、紅砂の様子を横目で観察した。
唇を噛み締め、悋気を露にしたような紅砂の姿に、コンラッドは興味が湧いた。こうまでして結鬼が人間に執着するとは……一体、どのような理由があっての事か?
「お前にとってもこの女はお気に入りらしいな」
コンラッドが問いかける。
「お気に入り……?そんな軽々しい言い方はするな」
「だったら、何と言えばいい?」
紅砂が目を細め、想いをため込んだように答えた。
「簡単に言い表せない……特に今は、今は彼女が必要なんだ。一晩だけでいいから彼女との時間をくれ、そうしたらフランスに行く。アドリエンが僕を欲しているというのなら、その通りにする。だが、彼女は駄目だ!」
紅砂の切羽詰まった様子に、蘭武にも戸惑いが生じた。
兄だと思っていた紅砂が人外の者だったとしても、その彼がここまで焦燥するとは、紅い髪の男とは芯から相容れない者なのだろう。しかし、蘭武は戸惑いながらも紅砂の焦燥と切実な表情を見て、自分が紅砂にとって必要とされている存在だという事に喜びすら感じ始めていた。
紅砂が人であろうとなかろうと、彼への信頼感が薄れるものではなかった。そんな6年間を二人は過ごしていたのだ。
紅砂が前に出た。
コンラッドが身を引く。
「止まれ!止まらないとこの女の喉を掻っ切るぞ!」
コンラッドが蘭武を引き寄せ首筋に牙を当てたその刹那──。
蘭武自らが動き、コンラッドの牙を首に引っかけ自身の頚動脈を切り付けた。
勢いよく噴出した血は、一瞬だがコンラッドの目を直撃し、視界を奪う。
その僅かなチャンスを見逃す紅砂ではなかった。
煌く刃の銀光が真っ直ぐコンラッドの眉間に突き刺さり、グズグズグズ……と音を立て、後頭部を突き抜けた。
辺り一面に、鮮血が飛び散る。
「ぐぉぉぉぉ───!くそ野郎がぁぁぁ──!!」
脳髄を貫く痛みにコンラッドは堪らず蘭武を離し、眉間の銀刃を握りながらのた打ち回った。
紅砂はその隙に蘭武を連れ去り、即座に切れた首筋に唇を押し当てた。
コンラッドが刀を額から引き抜き、地面に向かって一振り、一滴残らず血を飛ばし二人に向き直る。
紅砂が蘭武の首筋からゆっくりと口を離すところだった。
蘭武の瞳が安堵を込めて紅砂を映した。
紅砂が口を開く。
「お前は……なんていう無茶をするんだ。僕が血を止めることが出来なかったらお前は今頃……」
紅砂の心配そうな顔とは裏腹に、蘭武は穏やかに微笑んだ。
「どうしてだろう……何とかなるような気がしたんだ。それにしても、こんな事が出来るって……ひょっとして兄さんは……」
「兎も角、二度とこんな無謀な真似はするな!」
紅砂が心配そうな顔で叱咤した。
その後、蘭武の額に額を押し当て安堵の表情で息を付く。両腕は蘭武をもう一度しっかりと抱きしめ、身を離した。
「蘭武……お前は一度、家に戻れ!……後は僕がやる」
「でも……」
蘭武が口を挟む。
「止める気か?」
口元に笑みを浮かべた紅砂の問いに、蘭武も微笑むと
「まさか!……でも、気を付けて……帰りを待ってるから……」
そう言って互いに見詰め合う二人の様子を意外な目で見ているのはコンラッドの方だ。
コンラッドに対して、いつでも噛みつかんばかりに攻撃的だった女が、この男の前だと穏やかで従順な飼い犬の如き瞳に変わる。こいつが兄では無く、人外の者と知ってもなお変わらぬところにコンラッドは訝しんだ。
(これは一体どういうことだ?)
「行け、蘭武!後は任せろ!」
紅砂の叱咤に蘭武は、分かった、と応じ防波堤を超え家路に向かった。
紅砂は手にした隠し刀の鞘を砂浜目掛けて一振り──、砂浜に風圧でもって10メートルほどの横一線を描くと、鞘を目前に突き立て瞋恚を込めて叫ぶ。
「これより先、一歩も通さん!」
前方の紅髪の男に、有りっ丈の気迫を込めて言い放つその様は、古から続くこの国の古武士の姿そのものだ。他国の侵入者にこの地を好きにはさせまいとする想いは今も昔も変わらない。
紅髪の侵入者は、全身を朱に染めながらも余裕の表情で右へ移動する。
「出来るのか?お前一人で……まともにやり合って俺に勝てると思っているのか?」
コンラッドの言葉に紅砂はニヤリと笑うと、
「此処はあなたの住む土地ではない。此処は僕の生息地だ。それが何を意味するのか、今、身をもって味わうがいい」
台詞と共に紅砂は滑る様に砂浜を移動した。
それもそのはず、紅砂は地に足をつけてなどいない。
──風だ。
風を巧みに操り浮遊する。それが結鬼の独自の能力だ。
それは前方のコンラッドにも同じことが言える。彼も紅砂の操る風を読み、自身の進行を決め風を操る。
コンラッドの風がスピードを増した。手にした紅砂の隠し刀を紅砂目掛けて切りつける。
紅砂が左前方に前屈し避けると、尽かさずコンラッドの右足が襲ってきた。
紅砂はコンラッドの右足を素早く腋に抱え込み、回転を加えながらコンラッドを海へと引きずり込んだ。
そのままコンラッドの反旗を翻す隙を与えず、一気に深みへと誘い込む。
紅砂の回転が途絶えたと同時に、コンラッドの左足踵が紅砂に向かって打ち下ろされたが、水圧のせいで威力が半減している。
大したダメージもなく、紅砂は素早くコンラッドの後ろを取ると、右手で顎を押さえ、のけぞった喉に向かって渾身の力で喉をえぐり取る。
喉をえぐられては、いくらコンラッドが呼吸を止めていても直接肺の中に海水が入る。
コンラッドは苦しみ出した。
慌てて水面に顔を出し、喉を再生させ、むせながら肺から海水を出す。
「野郎ぉ~!」
コンラッドは口元を拭いながら、辺りを見回した。
彼のいる地点から、さらに20m沖に、紅玉の瞳が揺れている。
紅砂が水面から右手を出し、指先でちょいちょいと手招きした。
その舐め腐った仕草に、コンラッドは怒りに震えた。
敵が向かってくるのを確認すると、紅砂は海に潜り姿を消した。
コンラッドも、後を追った。
黒々とした水面には、月の光だけが淡く残され決戦の場が変わろうとしていた。
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