30 / 43
一章
誰にも何も言われなかった、まぁ、こちらも言ってないんだけど
しおりを挟む
「当村、もれなく簡易聖域化されてるそうです」
なお、原因は私でございます。なんでよ!?
どうにもこうにも理由は簡単で、私が聖水を撒き撒きしたのが原因だとか。私の光魔法は特段強く、その聖水ともなれば……ということみたい。
私も驚いてるのだが、ナチョやウリセスさんも驚いている。あ、ウリセスさん頭抱えた。ナチョは納得したのか頷いている。いや、なぜ、納得したし。
「まぁ、リタだからそういうこともあるよね」
「ないでしょ!」
「いや、あるよ。だって、ラモンさんから聞いて作った回復薬の効能がおかしかったし」
「ふぐぅ」
そこを言われると否定できない。なぜなら、その回復薬でウリセスさんの足が治ってしまったから。回復魔法をかけても治せないものだったそれ。上級、最上級ともなれば治せたのかもしれないけれど、そこはそこ。中級魔法でも治せなかった足が最下級の回復薬で治せるというのはやはりおかしなことだ。そのため、ひとまず封印指定されてしまったわけである。いずれはどうにかして販売しようとは考えてる。まぁ、そうなると実験とか色々やらなきゃいけないことが多いけど。
「……アデリタさん」
「何?」
「これは確認なのですが」
「はいはい」
「ひとまずはここの村にいる限り、光の精霊様は消還の可能性はないということでよろしいですか?」
「……あー、うん、そうらしい。もしくは、私が傍にいれば大丈夫だとか」
やい待てい、なんだよ、その『自動清浄機』とか。どこで覚えた。思わず口に出しそうになったじゃんか。
『きゅん』
「あー、はいはい、よく食べるねー」
腹減ったとお腹を撫でながら鳴いたヒリンに私は聖水を作ってあげる。もきゅもきゅと水の球を抱えて食べる姿はかわいい。それにしても、よく食べる。それだけ、今の神殿では食べることができなかったのかもしれない。
「聖水は食事だったのですか」
呆然とウリセスさんがいう。まぁ、捧げ物と思っていれば、それが必要不可欠のものであるとかないのとか判断つかないよね。光の精霊様にとっては必要不可欠な要素であったみたいだけど。
「どうにも聖水の作り方自体が消失してるみたい。だから、ウリセスさんも普通に作ってたけど、あの聖水になる。あれは光の精霊様方には不評らしいよ」
聖水という名の聖水じゃないものだからね。そりゃあ、不評にもなるだろう。ガクリと頭を落とすウリセスさん。でも、彼は今私の聖水の作り方を知っている。
「ウリセスさんはきちんと修練してるから、捧げるには十分の聖水は作れるはずだよ」
「そう、ですか、ありがとうございます」
コウガ曰く今の神殿にはヒリンを見ることができる人間が殆ど居ないという話だし、そもそもヒリンや光の精霊様は存在しないものになっているのではないだろうか。だから、捧げる聖水すらもおざなりになった。多分、そういうことなのだろう。
光の精霊様が聖水を餌とするのはきちんと理由があって、自分の中に溜まった澱みを浄化するためなのだとか。ヒリンの場合は成長過程であるから、その成長に必要なものと。
ふと、思ったんだけど、ゲームの世界ではヒリンやコウガはどうだったんだろう。出てきたのだろうか。私がやったところだと出てきていない気がする。稀に空から黒い雫が落ちてきてそれが厄災になるってのはあったけど。……もしかして、この黒い雫って可視化された澱み?? 澱みがそれほどまでに酷くなっていたとすると光の精霊様たちは――。
「リタ、どうかした?」
「え、いや、なんでもない」
「なんでもないって顔じゃないけど。ほら、吐いた吐いた。ゲロったら楽になるよ」
王子様がゲロったとか言うんじゃありません。いや、私のせいか。私のせいなのか。あとほっぺをむにむにするのやめてほしい。
「……にゃんでもないっちゃら」
むにむにされて、普通に喋れなかった。それなのに最大の原因がクスクスおかしそうに笑ってるんだから、酷いもんだよね。
それから、もう少しだけウリセスさんと光の精霊様について語った。色々と出てきた新情報に頭を悩めることだろう。
新情報から二年。特に何事もなく私は九歳になった。昨年にはナチョはこの村の成人の儀を通過した。双子ちゃんも無事に生まれて今年で二歳になる。一組しか考えてなかった父は双子であることを知って、焦ったみたいだけど、双子ちゃんは男女だったとこともあって、その一組の名前をそのまま使うことにしたらしい。バレリオとバレリア。それが双子ちゃんの名前だ。そして、色はそれぞれ両親の色。バレリオは母や私と同じ紺碧の髪を持ってる。目は母同様の緑。バレリアは父と同じ桑色の髪に小麦色の目だった。金色の目は持ってなかった。私だけ仲間はずれみたいでそれがちょっと寂しかったな。ウリセスさんや両親曰く金色の目は神様に愛されている証拠なのだとか。それならば、普通は王族がそうであっていいんじゃないかと思うのだけど、ゲームの設定かそこはうやむやにされてしまった。
「三年後か」
「うん? 何が?」
「リタが成人の儀をするまで」
変わらず、私の隣にはナチョがいる。成人の儀を終えたナチョはちょいちょいウリセスさんと出かけることが多くなったけど、それでも大半は私の傍にいる。なんだか、落ち着くらしい。そして、なんとナチョは髪を伸ばしている。整った顔の人の長髪はまた別の栄養素を持ってると思うんだ。
「リタはさ」
「うん」
「僕とつけてるのと同じようなものをあげるって言ったら受け取ってくれる?」
「ナチョと同じものってそのタッセルピアスのこと」
「そう」
同じようなものってことはもしかしてと訝しげに見れば、にこりと笑う。
「恐れ多いな!」
「僕があげたいんだ。ダメかな」
しゅんと目を落とすナチョにズルいと思う。だって、私がそれに弱いとわかっててそんな顔するんだものそうでしょう。
「そんな顔されたらダメって言えない」
「知ってる」
「ナチョはズルい」
「知ってる」
なんで髪を伸ばし始めたのかななんて思ってた。思ってたけど、きっとナチョにはナチョなりの何かがあるのだろうと思って気にしないことにしてた。けれど、それがまさか私のためだなんて思わなかった。
「ナチョの髪じゃなくてもいいのに」
「それは僕が嫌だから。僕の我儘だよ」
くすりと笑う。参ったな。もう、私が身につける小物は大体ナチョの色じゃないか。誕生日には必ずと言っていいほど贈り物をしてくれるし、ナチョは私をどうしたいんだって思う。好まれてるのは薄々というかバリバリ理解はしているよ。でも、それはきっと助けたからだけだと思ってるんだけど、それは口にしない。口にしちゃダメな気がするから。
「ねーね」
「にゃーにゃ」
ぺたんぺたんと足音を立てて、私にくっつく双子ちゃん。
「にーに」
「にゃーにゃ」
私の次にナチョを見て、そう呼ぶ。どっちかな、どっちにもにゃーにゃと鳴いてるのは。くすくすと笑いながら、くっついてきた双子ちゃんを抱き締めれば、ナチョは目を細めて幸せそうな顔をする。
流石にリオとリアは普通の赤ちゃんだった。だから、母と父は大忙しなのだけど、こうやって両親の目を掻い潜り、私の所に来ることもある。
「……リタとの子供、可愛いだろうな」
双子に構ってる私には聞こえてなかったナチョのそんな呟き。ナチョに引っ付いてるコウガはよく私に何か言いたげにしてたけど、結果は何も言わないし、私も聞かなかった。ただただ、やはり厄介だ厄介だと言うに留まる。うん、何が厄介なのやら。いや、まあ、王子という立場は厄介かもしれないけどさ。
なお、原因は私でございます。なんでよ!?
どうにもこうにも理由は簡単で、私が聖水を撒き撒きしたのが原因だとか。私の光魔法は特段強く、その聖水ともなれば……ということみたい。
私も驚いてるのだが、ナチョやウリセスさんも驚いている。あ、ウリセスさん頭抱えた。ナチョは納得したのか頷いている。いや、なぜ、納得したし。
「まぁ、リタだからそういうこともあるよね」
「ないでしょ!」
「いや、あるよ。だって、ラモンさんから聞いて作った回復薬の効能がおかしかったし」
「ふぐぅ」
そこを言われると否定できない。なぜなら、その回復薬でウリセスさんの足が治ってしまったから。回復魔法をかけても治せないものだったそれ。上級、最上級ともなれば治せたのかもしれないけれど、そこはそこ。中級魔法でも治せなかった足が最下級の回復薬で治せるというのはやはりおかしなことだ。そのため、ひとまず封印指定されてしまったわけである。いずれはどうにかして販売しようとは考えてる。まぁ、そうなると実験とか色々やらなきゃいけないことが多いけど。
「……アデリタさん」
「何?」
「これは確認なのですが」
「はいはい」
「ひとまずはここの村にいる限り、光の精霊様は消還の可能性はないということでよろしいですか?」
「……あー、うん、そうらしい。もしくは、私が傍にいれば大丈夫だとか」
やい待てい、なんだよ、その『自動清浄機』とか。どこで覚えた。思わず口に出しそうになったじゃんか。
『きゅん』
「あー、はいはい、よく食べるねー」
腹減ったとお腹を撫でながら鳴いたヒリンに私は聖水を作ってあげる。もきゅもきゅと水の球を抱えて食べる姿はかわいい。それにしても、よく食べる。それだけ、今の神殿では食べることができなかったのかもしれない。
「聖水は食事だったのですか」
呆然とウリセスさんがいう。まぁ、捧げ物と思っていれば、それが必要不可欠のものであるとかないのとか判断つかないよね。光の精霊様にとっては必要不可欠な要素であったみたいだけど。
「どうにも聖水の作り方自体が消失してるみたい。だから、ウリセスさんも普通に作ってたけど、あの聖水になる。あれは光の精霊様方には不評らしいよ」
聖水という名の聖水じゃないものだからね。そりゃあ、不評にもなるだろう。ガクリと頭を落とすウリセスさん。でも、彼は今私の聖水の作り方を知っている。
「ウリセスさんはきちんと修練してるから、捧げるには十分の聖水は作れるはずだよ」
「そう、ですか、ありがとうございます」
コウガ曰く今の神殿にはヒリンを見ることができる人間が殆ど居ないという話だし、そもそもヒリンや光の精霊様は存在しないものになっているのではないだろうか。だから、捧げる聖水すらもおざなりになった。多分、そういうことなのだろう。
光の精霊様が聖水を餌とするのはきちんと理由があって、自分の中に溜まった澱みを浄化するためなのだとか。ヒリンの場合は成長過程であるから、その成長に必要なものと。
ふと、思ったんだけど、ゲームの世界ではヒリンやコウガはどうだったんだろう。出てきたのだろうか。私がやったところだと出てきていない気がする。稀に空から黒い雫が落ちてきてそれが厄災になるってのはあったけど。……もしかして、この黒い雫って可視化された澱み?? 澱みがそれほどまでに酷くなっていたとすると光の精霊様たちは――。
「リタ、どうかした?」
「え、いや、なんでもない」
「なんでもないって顔じゃないけど。ほら、吐いた吐いた。ゲロったら楽になるよ」
王子様がゲロったとか言うんじゃありません。いや、私のせいか。私のせいなのか。あとほっぺをむにむにするのやめてほしい。
「……にゃんでもないっちゃら」
むにむにされて、普通に喋れなかった。それなのに最大の原因がクスクスおかしそうに笑ってるんだから、酷いもんだよね。
それから、もう少しだけウリセスさんと光の精霊様について語った。色々と出てきた新情報に頭を悩めることだろう。
新情報から二年。特に何事もなく私は九歳になった。昨年にはナチョはこの村の成人の儀を通過した。双子ちゃんも無事に生まれて今年で二歳になる。一組しか考えてなかった父は双子であることを知って、焦ったみたいだけど、双子ちゃんは男女だったとこともあって、その一組の名前をそのまま使うことにしたらしい。バレリオとバレリア。それが双子ちゃんの名前だ。そして、色はそれぞれ両親の色。バレリオは母や私と同じ紺碧の髪を持ってる。目は母同様の緑。バレリアは父と同じ桑色の髪に小麦色の目だった。金色の目は持ってなかった。私だけ仲間はずれみたいでそれがちょっと寂しかったな。ウリセスさんや両親曰く金色の目は神様に愛されている証拠なのだとか。それならば、普通は王族がそうであっていいんじゃないかと思うのだけど、ゲームの設定かそこはうやむやにされてしまった。
「三年後か」
「うん? 何が?」
「リタが成人の儀をするまで」
変わらず、私の隣にはナチョがいる。成人の儀を終えたナチョはちょいちょいウリセスさんと出かけることが多くなったけど、それでも大半は私の傍にいる。なんだか、落ち着くらしい。そして、なんとナチョは髪を伸ばしている。整った顔の人の長髪はまた別の栄養素を持ってると思うんだ。
「リタはさ」
「うん」
「僕とつけてるのと同じようなものをあげるって言ったら受け取ってくれる?」
「ナチョと同じものってそのタッセルピアスのこと」
「そう」
同じようなものってことはもしかしてと訝しげに見れば、にこりと笑う。
「恐れ多いな!」
「僕があげたいんだ。ダメかな」
しゅんと目を落とすナチョにズルいと思う。だって、私がそれに弱いとわかっててそんな顔するんだものそうでしょう。
「そんな顔されたらダメって言えない」
「知ってる」
「ナチョはズルい」
「知ってる」
なんで髪を伸ばし始めたのかななんて思ってた。思ってたけど、きっとナチョにはナチョなりの何かがあるのだろうと思って気にしないことにしてた。けれど、それがまさか私のためだなんて思わなかった。
「ナチョの髪じゃなくてもいいのに」
「それは僕が嫌だから。僕の我儘だよ」
くすりと笑う。参ったな。もう、私が身につける小物は大体ナチョの色じゃないか。誕生日には必ずと言っていいほど贈り物をしてくれるし、ナチョは私をどうしたいんだって思う。好まれてるのは薄々というかバリバリ理解はしているよ。でも、それはきっと助けたからだけだと思ってるんだけど、それは口にしない。口にしちゃダメな気がするから。
「ねーね」
「にゃーにゃ」
ぺたんぺたんと足音を立てて、私にくっつく双子ちゃん。
「にーに」
「にゃーにゃ」
私の次にナチョを見て、そう呼ぶ。どっちかな、どっちにもにゃーにゃと鳴いてるのは。くすくすと笑いながら、くっついてきた双子ちゃんを抱き締めれば、ナチョは目を細めて幸せそうな顔をする。
流石にリオとリアは普通の赤ちゃんだった。だから、母と父は大忙しなのだけど、こうやって両親の目を掻い潜り、私の所に来ることもある。
「……リタとの子供、可愛いだろうな」
双子に構ってる私には聞こえてなかったナチョのそんな呟き。ナチョに引っ付いてるコウガはよく私に何か言いたげにしてたけど、結果は何も言わないし、私も聞かなかった。ただただ、やはり厄介だ厄介だと言うに留まる。うん、何が厄介なのやら。いや、まあ、王子という立場は厄介かもしれないけどさ。
10
お気に入りに追加
68
あなたにおすすめの小説
婚約者に毒を飲まされた私から【毒を分解しました】と聞こえてきました。え?
こん
恋愛
成人パーティーに参加した私は言われのない罪で婚約者に問い詰められ、遂には毒殺をしようとしたと疑われる。
「あくまでシラを切るつもりだな。だが、これもお前がこれを飲めばわかる話だ。これを飲め!」
そう言って婚約者は毒の入ったグラスを渡す。渡された私は躊躇なくグラスを一気に煽る。味は普通だ。しかし、飲んでから30秒経ったあたりで苦しくなり初め、もう無理かも知れないと思った時だった。
【毒を検知しました】
「え?」
私から感情のない声がし、しまいには毒を分解してしまった。私が驚いている所に友達の魔法使いが駆けつける。
※なろう様で掲載した作品を少し変えたものです
悪役令嬢になりたくないので、攻略対象をヒロインに捧げます
久乃り
恋愛
乙女ゲームの世界に転生していた。
その記憶は突然降りてきて、記憶と現実のすり合わせに毎日苦労する羽目になる元日本の女子高校生佐藤美和。
1周回ったばかりで、2週目のターゲットを考えていたところだったため、乙女ゲームの世界に入り込んで嬉しい!とは思ったものの、自分はヒロインではなく、ライバルキャラ。ルート次第では悪役令嬢にもなってしまう公爵令嬢アンネローゼだった。
しかも、もう学校に通っているので、ゲームは進行中!ヒロインがどのルートに進んでいるのか確認しなくては、自分の立ち位置が分からない。いわゆる破滅エンドを回避するべきか?それとも、、勝手に動いて自分がヒロインになってしまうか?
自分の死に方からいって、他にも転生者がいる気がする。そのひとを探し出さないと!
自分の運命は、悪役令嬢か?破滅エンドか?ヒロインか?それともモブ?
ゲーム修正が入らないことを祈りつつ、転生仲間を探し出し、この乙女ゲームの世界を生き抜くのだ!
他サイトにて別名義で掲載していた作品です。
婚姻初日、「好きになることはない」と宣言された公爵家の姫は、英雄騎士の夫を翻弄する~夫は家庭内で私を見つめていますが~
扇 レンナ
恋愛
公爵令嬢のローゼリーンは1年前の戦にて、英雄となった騎士バーグフリートの元に嫁ぐこととなる。それは、彼が褒賞としてローゼリーンを望んだからだ。
公爵令嬢である以上に国王の姪っ子という立場を持つローゼリーンは、母譲りの美貌から『宝石姫』と呼ばれている。
はっきりと言って、全く釣り合わない結婚だ。それでも、王家の血を引く者として、ローゼリーンはバーグフリートの元に嫁ぐことに。
しかし、婚姻初日。晩餐の際に彼が告げたのは、予想もしていない言葉だった。
拗らせストーカータイプの英雄騎士(26)×『宝石姫』と名高い公爵令嬢(21)のすれ違いラブコメ。
▼掲載先→アルファポリス、小説家になろう、エブリスタ
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
転生モブは分岐点に立つ〜悪役令嬢かヒロインか、それが問題だ!〜
みおな
恋愛
転生したら、乙女ゲームのモブ令嬢でした。って、どれだけラノベの世界なの?
だけど、ありがたいことに悪役令嬢でもヒロインでもなく、完全なモブ!!
これは離れたところから、乙女ゲームの展開を楽しもうと思っていたのに、どうして私が巻き込まれるの?
私ってモブですよね?
さて、選択です。悪役令嬢ルート?ヒロインルート?
この度、皆さんの予想通り婚約者候補から外れることになりました。ですが、すぐに結婚することになりました。
鶯埜 餡
恋愛
ある事件のせいでいろいろ言われながらも国王夫妻の働きかけで王太子の婚約者候補となったシャルロッテ。
しかし当の王太子ルドウィックはアリアナという男爵令嬢にべったり。噂好きな貴族たちはシャルロッテに婚約者候補から外れるのではないかと言っていたが
悪役令嬢でも素材はいいんだから楽しく生きなきゃ損だよね!
ペトラ
恋愛
ぼんやりとした意識を覚醒させながら、自分の置かれた状況を考えます。ここは、この世界は、途中まで攻略した乙女ゲームの世界だと思います。たぶん。
戦乙女≪ヴァルキュリア≫を育成する学園での、勉強あり、恋あり、戦いありの恋愛シミュレーションゲーム「ヴァルキュリア デスティニー~恋の最前線~」通称バル恋。戦乙女を育成しているのに、なぜか共学で、男子生徒が目指すのは・・・なんでしたっけ。忘れてしまいました。とにかく、前世の自分が死ぬ直前まではまっていたゲームの世界のようです。
前世は彼氏いない歴イコール年齢の、ややぽっちゃり(自己診断)享年28歳歯科衛生士でした。
悪役令嬢でもナイスバディの美少女に生まれ変わったのだから、人生楽しもう!というお話。
他サイトに連載中の話の改訂版になります。
モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~
咲桜りおな
恋愛
前世で大好きだった乙女ゲームの世界にモブキャラとして転生した伯爵令嬢のアスチルゼフィラ・ピスケリー。
ヒロインでも悪役令嬢でもないモブキャラだからこそ、推しキャラ達の恋物語を遠くから鑑賞出来る! と楽しみにしていたら、関わりたくないのに何故か悪役令嬢の兄である騎士見習いがやたらと絡んでくる……。
いやいや、物語の当事者になんてなりたくないんです! お願いだから近付かないでぇ!
そんな思いも虚しく愛しの推しは全力でわたしを口説いてくる。おまけにキラキラ王子まで絡んで来て……逃げ場を塞がれてしまったようです。
結構、ところどころでイチャラブしております。
◆◇◇◇ ◇◇◇◇ ◇◇◇◆
前作「完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい」のスピンオフ作品。
この作品だけでもちゃんと楽しんで頂けます。
番外編集もUPしましたので、宜しければご覧下さい。
「小説家になろう」でも公開しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる