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18ポンコツアリス
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俺は安息の間でスキルポイントを振った。
【スキル】
武術言語Lv6 レベルアップに必要なポイント 3500
火の巫術Lv5 レベルアップに必要なポイント3000
剣術Lv10 レベルアップに必要なポイント550
体術Lv10 レベルアップに必要なポイント550
身体強化Lv40 レベルアップに必要なポイント2050
敏捷強化Lv80 レベルアップに必要なポイント4050
所持スキルポイント 2000
今の能力【空気が読める】のレベルは24まで上がった。
【スキルレベルの効果】
【HP】141+(武術言語127x身体強化56)=7253
【MP】0+(武術言語0x身体強化0)=0
【魔力】0+(武術言語0x身体強化0)=0
【筋力】112+(武術言語101x身体強化45)=4657
【防御】111+(武術言語100x身体強化44)=4511
【敏捷】22+(武術言語20x身体強化9x敏捷強化18)=3262
【器用】31+(武術言語28x身体強化12)=367
【スキル効果】
武術言語+90%(2節)+60%(1節)
身体強化+40%
敏捷強化+80%
アリスが言うには不死身の自分がいるから早く次の階層に進んで黄金の鎧で経験値とスキルポイントを稼いだ方がいいそうだ。
だけど、念のため血術式と氷の神級魔法を見せてもらうことにした。
疑う訳じゃないけど、仲間の実力を見ておくべきだと思った。
「ノア君、じゃ、まず血術式から行くね。血術式はね。自分の血を使うの。だから先ずナイフでね。こうするの」
そう言うとアリスは自分の首を掻き切った。
ゴロン
「ひぃぃ!!」
情けないなんて言わないで欲しい。
だってアリスは自分の首落としたんだぞ。
ゴロンと首が落ちてこちらと目線があった。
アリスは首だけでニッコリと笑った。
怖すぎるわ!
しかし。
「薔薇の斬華輪!」
アリスがそう唱えると、血が剣のような形となり安息の間の壁を叩く。
かなりの威力だ。
「他にもこんなことできるのよ。薔薇の結界術!」
血が薔薇の蔦となり、俺を包む。
蔦で絡まれると身動きできそうにない。
「わ、わかったから。早く首! 首くっつけて! 怖いから!」
俺の必死の叫びだ。
美少女の首が落ちるところとかホント見たくなかった。
でもアリスは。
「あ!? 首だとくっ付くのに1時間位かかるかも」
こいつ天然か?
天然疑惑はあるものの俺はアリスにきつく約束させた。
「首掻っ切るの禁止な。俺の神経がもたん。怖すぎる」
「ノア君はなんか、勇者いつきとおんなじこと言ってるね」
当たり前だ!
誰でもそう思うわ!
アリスの首が文字通り座っていないままで氷の魔法を使ったが、氷の魔法もかなりの威力だった。これなら戦力として問題ないか?
いや、念の為、前の階層で様子を見よう。
俺は嫌がるアリスを説得して地竜の階層に降りた。
地竜はかなり楽な敵になった。試しに剣ではなく、体術も使ってみたが、やはり今度は自分の手足のように動けた。
そして、気がついたことが、剣術と体術両方使った方がより強くなっているということだ。
アリスも地竜相手に自分の手首をリストカットして血術式で戦っている。
地竜を切り刻み、かなり強いが、リストカットもできればやめてくんない?
そして、いよいよアースドラゴンへと挑む。
「アースドラゴンだね。ノア君、ちょっと怖いかもしれませんけど、血が足りないので頭落としますね」
そう言って、例によって自分で自分の首を掻っ捌く。
ゴロンと首が落ちて。
「ああああ!! ドラゴンどこ? ドラゴンが見えない!」
そう言って、変な方向に歩いて行く。
「あ?」
アースドラゴンがそんなところを見逃す筈がなく。
グシャ
アリスはあっさり噛み砕かれてぐしゃぐしゃになった。
こいつ、天然どころかポンコツじゃねえか!
【スキル】
武術言語Lv6 レベルアップに必要なポイント 3500
火の巫術Lv5 レベルアップに必要なポイント3000
剣術Lv10 レベルアップに必要なポイント550
体術Lv10 レベルアップに必要なポイント550
身体強化Lv40 レベルアップに必要なポイント2050
敏捷強化Lv80 レベルアップに必要なポイント4050
所持スキルポイント 2000
今の能力【空気が読める】のレベルは24まで上がった。
【スキルレベルの効果】
【HP】141+(武術言語127x身体強化56)=7253
【MP】0+(武術言語0x身体強化0)=0
【魔力】0+(武術言語0x身体強化0)=0
【筋力】112+(武術言語101x身体強化45)=4657
【防御】111+(武術言語100x身体強化44)=4511
【敏捷】22+(武術言語20x身体強化9x敏捷強化18)=3262
【器用】31+(武術言語28x身体強化12)=367
【スキル効果】
武術言語+90%(2節)+60%(1節)
身体強化+40%
敏捷強化+80%
アリスが言うには不死身の自分がいるから早く次の階層に進んで黄金の鎧で経験値とスキルポイントを稼いだ方がいいそうだ。
だけど、念のため血術式と氷の神級魔法を見せてもらうことにした。
疑う訳じゃないけど、仲間の実力を見ておくべきだと思った。
「ノア君、じゃ、まず血術式から行くね。血術式はね。自分の血を使うの。だから先ずナイフでね。こうするの」
そう言うとアリスは自分の首を掻き切った。
ゴロン
「ひぃぃ!!」
情けないなんて言わないで欲しい。
だってアリスは自分の首落としたんだぞ。
ゴロンと首が落ちてこちらと目線があった。
アリスは首だけでニッコリと笑った。
怖すぎるわ!
しかし。
「薔薇の斬華輪!」
アリスがそう唱えると、血が剣のような形となり安息の間の壁を叩く。
かなりの威力だ。
「他にもこんなことできるのよ。薔薇の結界術!」
血が薔薇の蔦となり、俺を包む。
蔦で絡まれると身動きできそうにない。
「わ、わかったから。早く首! 首くっつけて! 怖いから!」
俺の必死の叫びだ。
美少女の首が落ちるところとかホント見たくなかった。
でもアリスは。
「あ!? 首だとくっ付くのに1時間位かかるかも」
こいつ天然か?
天然疑惑はあるものの俺はアリスにきつく約束させた。
「首掻っ切るの禁止な。俺の神経がもたん。怖すぎる」
「ノア君はなんか、勇者いつきとおんなじこと言ってるね」
当たり前だ!
誰でもそう思うわ!
アリスの首が文字通り座っていないままで氷の魔法を使ったが、氷の魔法もかなりの威力だった。これなら戦力として問題ないか?
いや、念の為、前の階層で様子を見よう。
俺は嫌がるアリスを説得して地竜の階層に降りた。
地竜はかなり楽な敵になった。試しに剣ではなく、体術も使ってみたが、やはり今度は自分の手足のように動けた。
そして、気がついたことが、剣術と体術両方使った方がより強くなっているということだ。
アリスも地竜相手に自分の手首をリストカットして血術式で戦っている。
地竜を切り刻み、かなり強いが、リストカットもできればやめてくんない?
そして、いよいよアースドラゴンへと挑む。
「アースドラゴンだね。ノア君、ちょっと怖いかもしれませんけど、血が足りないので頭落としますね」
そう言って、例によって自分で自分の首を掻っ捌く。
ゴロンと首が落ちて。
「ああああ!! ドラゴンどこ? ドラゴンが見えない!」
そう言って、変な方向に歩いて行く。
「あ?」
アースドラゴンがそんなところを見逃す筈がなく。
グシャ
アリスはあっさり噛み砕かれてぐしゃぐしゃになった。
こいつ、天然どころかポンコツじゃねえか!
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