俺は空気が読める~魔力0の無能と馬鹿にされてダンジョンに追放された俺、実は災害級のスキルがぶっ壊れていて世界最強にして唯一の剣士になる~

島風

文字の大きさ
上 下
11 / 92

11ようやく先に進める

しおりを挟む
結局、俺は昨日100回階層主を倒した。 

階層主を符で瞬殺して安息の間に入り、また戻って階層主の復活を待って階層主を瞬殺する。 

びっくりする位効率がいいレベリングだった。 

レベルは15まで上がった。 

武術言語はLv5、火の巫術はLv4、身体強化はLv10まで強化した。 

今までの弱点だった面制圧の術。すなわち同時に大量の魔物に対処する方法を身につけて俺は自信がついた。 

武技言語も身体強化のLvも上げて準備万端だ。 

俺のスキルによるステータスは。 

 

【スキルレベルの効果】 

【HP】108+(武術言語81x身体強化11)=999<2節>702<1節> 

【MP】0+(武術言語0x身体強化0)=0 

【魔力】0+(武術言語0x身体強化0)=0 

【腕力】76+(武術言語57x身体強化8)=532<2節>380<1節> 

【防御】76+(武術言語57x身体強化8)=532<2節>380<1節> 

【敏捷】15+(武術言語11x身体強化2)=37<2節>31<1節> 

【器用】21+(武術言語16x身体強化2)=53<2節>43<1節> 

【スキル効果】 

武術言語+75%(2節)、+50%(1節) 

身体強化+10% 

 

敏捷と器用以外のステータス半端ないな。 

だが、敏捷のステータスの低さは致命傷になる可能性がある。 

器用さについては今の所、全く感じていない。 

やはり剣術のスキルのおかげだろうか? 

 

こうして、ついに俺は次の階層に進んだ。 

 

次の階層はロイヤルオークの階層のようだ。 

最強のオークがわんさか出てくる。 

しかも同時に大量に出て来る。 

以前だったら積んでいただろう状況だが巫術のおかげで平気だ。 

むしろ美味しい経験値とスキルポイント稼ぎになっている。 

グレートベアの階層主より美味しい。 

そしてサクサク進み、階層主の部屋のドアの前に来る。 

ゴクリと生唾を飲み込む。 

初めての階層主は流石に緊張する。 

ゆっくりとドアを開けると、そこにはロイヤルオークの主がいた。 

通常のロイヤルオークの倍はある。 

身長3mはあるか? 

でかい。既に巨人のレベル。 

早速ロイヤルオークの主に気がつかれて、剣を交える。 

お、重い。 

ロイヤルオークの剣の重さに驚くが、それだけではなかった。 

見かけと違いロイヤルオークの主は素早かった。 

敏捷性が俺と比べて頭一つ抜き出ている感じだ。 

やはり敏捷性がネックになった感じだ。 

とは言うものの、俺はうまく剣でオークの素早い剣を受けていた。 

剣術のスキルのおかげでもあるのだろう。 

器用に上手くいなす。 

それにオークの剣が重いとは言っても、力は俺の方が圧している。 

当たれば俺の勝ちだろう。 

しかし。 

オークの隙をついた俺の渾身の一撃を一瞬の判断で避けるオーク。 

バックステップを2段跳び、かなりの距離を取る。 

いいぞ。 

この間合い。 

俺は巫術を使った。 

「ノア・ユングリングが問う、彼はなんぞ?」 

『我は炎、汝の敵を打ち砕く燃え盛る炎。汝の敵を打ち砕く刃なり』 

符が答え、オークを襲う。 

たちまちオークが炎に包まれる。 

しかし、未だだ。 

おそらくオークはこれ位では死なない。 

炎が未だ消えず、黒煙が立ち込める中、オークに斬り込んだ。 

黒煙の中を突き進むと突然オークに接敵した。 

オークは水魔法を使ったらしい。 

無傷だ。 

だが炎に気を取られ、黒煙に視界を塞がれて俺の接近に気が付かなかったようだ。 

千載一遇のチャンス。 

俺は渾身の力を込めてでかいオークの胴体に斬りつけた。 

ザン 

俺の剣はいとも簡単にオークの腹を裂いた。 

致命傷の筈だ。 

俺の次の斬撃を避ける余力はないようだ。 

オークは剣で受けるが、その力は弱々しい。 

そして3撃目がオークの首を捕らえた。 

ザシュ 

オークの首はクルクルと宙に舞い、落ちた。 

勝った。 

巫術のおかげだ。 

力が圧倒的に俺の方が強かったのも事実だ。 

しかし、敏捷性が低いのはやはり致命的だ。 

俺の能力、空気を読むはどうも力やHPに極振りの仕様で敏捷性はイマイチのようだ。 

即座に魔法詠唱をしなければならない魔法使い系の能力なら、敏捷性はかなり高かった筈だ。これから魔法を主体とする魔物に遭遇すると危険だな。 

次の宝箱にもスキルチケットがあるといいんだが。 

俺はそう思いながら安息の間に入った。 
しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!

仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。 しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。 そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。 一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった! これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~

きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。 洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。 レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。 しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。 スキルを手にしてから早5年――。 「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」 突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。 森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。 それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。 「どうせならこの森で1番派手にしようか――」 そこから更に8年――。 18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。 「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」 最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。 そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。

ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!

仁徳
ファンタジー
あらすじ リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。 彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。 ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。 途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。 ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。 彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。 リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。 一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。 そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。 これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。

sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。 目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。 「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」 これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。 なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる

十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。

タブレット片手に異世界転移!〜元社畜、ダウンロード→インストールでチート強化しつつ温泉巡り始めます〜

夢・風魔
ファンタジー
一か月の平均残業時間130時間。残業代ゼロ。そんなブラック企業で働いていた葉月悠斗は、巨漢上司が眩暈を起こし倒れた所に居たため圧死した。 不真面目な天使のせいでデスルーラを繰り返すハメになった彼は、輪廻の女神によって1001回目にようやくまともな異世界転移を果たす。 その際、便利アイテムとしてタブレットを貰った。検索機能、収納機能を持ったタブレットで『ダウンロード』『インストール』で徐々に強化されていく悠斗。 彼を「勇者殿」と呼び慕うどうみても美少女な男装エルフと共に、彼は社畜時代に夢見た「温泉巡り」を異世界ですることにした。 異世界の温泉事情もあり、温泉地でいろいろな事件に巻き込まれつつも、彼は社畜時代には無かったポジティブ思考で事件を解決していく!? *小説家になろうでも公開しております。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する

高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。 手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

処理中です...