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第17話 冒険者試験
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あくる日、俺とエリスがギルド長に案内されて街の郊外に来ていた。
魔法や剣の奥義を街中で使うわけにはいかない。
ほどなくして、対戦者のAクラス冒険者がやって来た。
「どこかで見たことがある顔だと思ったら、お前、勇者パーティお荷物、レオンじゃないか?」
「……確かに俺はレオン、勇者パーティに属していました。今は抜けています」
「ぎゃはは! やっぱり落ちこぼれて、ついに追い出されたか! ああ、そうそう、自己紹介がまだだったな。俺はこのギルドで最もレベルが高い戦士ギルバートだ」
「......わかりました 。ギルバートさん、よろしくお願いいたします」
「おいおい、何を俺の名前をさんづけになんてしてくれてんの? お前は荷持ち持ちしかできない、使いものにならない足手まといだぞ? 俺のことはギルバート様と呼ぶべきだろ?」
「わかりました。ギルバート様」
俺は屈辱に耐えてコイツに様をつけで呼んだ。
全く、元勇者パーティと言うだけでここまで言われるとはな。
それにしても、この人はかなり性格が悪い。
「では、早速模擬戦を執り行います。お互い木剣で戦って、レオンさんに実力があると判断できたら合格です。勝敗は問いません」
「わかりました」
俺が木剣を手にして、まさにこれから模擬戦がとした瞬間、突然サイレンがなった。
「こ、これは!?」
これは、と言いかけたところで突然受付嬢のお姉さんがギルド長の元へ走って来た。
「た、大変です! ギルド長! Aクラスの魔物が突然街の近くに発生しました!」
「何!」
魔物は普段、深い森に潜むが、稀に餌を求めて街の近くにさまよいでることがある。
「おい、ギルド長、こんなヤツの相手をしている場合じゃねえ、俺は行くぜ」
「ああ、頼むギルバート」
そう言うとAクラス冒険者はのろしが上がっている方へ向かって走って行った。
俺は意を決して言った。
「ギルド長。俺にも協力させて下さい。微力ながら、俺も参戦します」
「え……?」
ギルド長は驚きの声をあげた。
「参戦する……? レオンさんが?」
「もちろんです」
「し、しかしあなたは!?」
「ギルド長。俺はハズレスキルで大して役にたたないかも。……ですが、俺だって勇者パーティで最初の頃は魔物討伐の経験を積んだし、厳しい訓練もしてきた。せめて何か俺にできることだけでもさせてもらえないですか?」
「た、たしかにうちのギルドは猫の手も借りたい位人員不足ですが……」
ギルド長はしばらく熟考すると、結論が出たのか、ふっと大きく息を吐くと、俺の目正面から見据える。
「わかりました。ただし、相手はAクラスの魔物です。私が危険だと判断したらすぐ撤退します。それでいいですか?」
「ああ。もちろんです。微力ですが、サポートさせてください!」
俺の虚数魔法......レベル3でどこまでAクラスの魔物に通用するか......だが、俺も冒険者になるからには街の脅威の魔物を倒したい。
それに俺の攻撃魔法の威力を確かめるチャンスだ。
俺は逸る気持ちを抑えきれないままAクラスの魔物の元へギルド長と向かった。
☆☆☆
戦場に着くと、そこは地獄だった。
「ど……どうなってるんだ! これは!?」
ギルド長が当惑して唖然とした表情だ。そして重苦しい雰囲気を漂わせ、まるで一生の苦痛を一瞬で一度に受けて、その感覚に耐え切れなくなったかのような絶望的な表情へと変わる。
「そんな馬鹿な……! 我がギルドの精鋭たちでも勝てないというのか……!!」
――前線は、崩壊していた。
キングタイガーと6人の冒険者が戦っていた。だが、その周囲には10人以上の冒険者達が倒れていた。
この街の冒険者たち精鋭たちがだ。
とんでもない事態だった。
『キングタイガー』
虎の魔物で体調は5mは超える。その巨体は一目見ただけで、その恐怖は計り知れない。
正直、俺も足が震えているのを止めることができない。
何故これ程の大人数にも関わらず勝てないのか?
それは先程キングタイガーが使ったスキルで全てがわかった。
スキル【ヒール】
この大型の個体のキングタイガーは通常持たない筈の治癒のスキル、【ヒール】を獲得していたのだ。回復するので中途半端な攻撃では話にならない。
「くっ……!! レオンさん、エリスさん、あなた達は直ちに撤退してください。このことを至急、王都へ報告してください! この魔物はAランクじゃない! Sランクだ!」
死を決意した顔のギルド長。
俺達の撤退の時間を稼ぐため、自身は犠牲になるというのか?
なんと立派なギルド長か? だが、俺には彼の意見に賛成しかねた。
――ここで戦わなければ男じゃない。
「しかし、ギルド長、それではあなたは!」
「他に方法がない。誰かが足止めして、王都の救援を呼ばないと! 気持ちは嬉しいが、わかってください!!」
彼の判断は正しい。戦線は崩壊した。すでにギルドの精鋭たちは全滅寸前だ。
ギルド長も元はハイクラスの冒険者だった筈だ。無傷のギルド長が参戦して、時間を稼ぎ、俺達が王都まで救援を呼びに行く、王都の騎士団が転移の魔法を使ってでも対処すべき魔物だ。
そうなんだが。
ギルドの精鋭たちが10人以上で勝てない魔物。S級の魔物に俺の魔法が通用する訳がない。
理屈はわかる。指揮官は時に残酷な命令を出さなけれならない。多くの命のために少数の命を犠牲にする。
なんて残酷なんだろう?
指揮官であるギルド長が判断したこと。
それは理に叶った判断。
やむを得ないのだ。
このままでは街か王都にS級の魔物が突然襲来しかねない。
戦う術を知らない市民や領民が多数犠牲になることを考えたら、この犠牲は……
俺が苦渋の決断をしようとしたところ。
「今、俺様が一刀両断してやるぜ!」
例の感じの悪いAクラス冒険者がキングタイガーに剣で斬りかかる。
……ボキ
「は?」
「え?」
「へ?」
本人も周りの彼の仲間も唖然とする。
彼の剣はあっさり折れた。あんな太刀筋じゃだめだ。
剣もきちんとした技術を学ばないと、力任せに剣を振るっていると、簡単に折れる。
俺は技術だけならトップクラスだが、スキルに恵まれなかったから、そもそも力や速度で意味がなかった。
そして。
「な、何してる? お前ら! 早く俺の肉盾になれ」
その時!
「キャァ!!」
先頭のAクラス冒険者ギルバートを助けようと前に出た女戦士がキングタイガーに力で押し負けて、尻もちをついてしまう。
「た、助けて! 死にたくない!」
「ギ、ギルバート! た、助けて!!」
女戦士がギルバートに助けを求める。
だが。
「ナディヤ、よくやった。チャンスだ。アンネ、逃げるぞ。ナディアが喰われてる間に逃げるんだ!」
「そ、そんなぁ! ギルバート! 僕はあなたを助けるために!」
「うるさい。俺のために死ね! 行くぞアンネ!」
「ごめんね。ナディヤ。ちゃんと成仏してね」
そして、ナディヤという女戦士にキングタイガーが迫る。
「やだ……死にたくない……助けて……誰かぁ!!」
キングタイガーがその機会を見逃す筈がなかった。
傷つき、心が折れたその冒険者にその牙を食い込ませんと迫って来る。
理性ではわかっていた。ギルド長の言う通りにすべきだ。
撤退して救援を呼びに行くべきだ。
この場の全員が全滅すれば、むしろ被害が広がる。
でも、俺は我慢できなかった。
それは理性ではなく、本能の発露、人の仲間を助けたい!
刹那。
俺は気が付くと動いていた。
「ああああああああああああっっ!!」
俺の唯一の攻撃魔法『ダムト』は射程距離が短い。
決死の覚悟でキングタイガーの懐へ飛びこむ。
そして、呪文を唱える。
「我が敵を斬り裂け『ダムト』!!」
このギルドの精鋭たちですら勝てない相手。
5m以上の体躯のキングタイガーを倒すほどの力が俺にあるはずはなかった。
無謀と勇気は違う。わかってはいた。だけど、俺にはこの人を見殺しになんてできなかった。
わかってはいたが。
だが。
「ググォォォォォオ!!」
巨大な体躯を持つキングタイガーの体の中心に大きな穴が開いて……大きく仰け反って、そこから崩れ落ちるように横に倒れた。
魔法や剣の奥義を街中で使うわけにはいかない。
ほどなくして、対戦者のAクラス冒険者がやって来た。
「どこかで見たことがある顔だと思ったら、お前、勇者パーティお荷物、レオンじゃないか?」
「……確かに俺はレオン、勇者パーティに属していました。今は抜けています」
「ぎゃはは! やっぱり落ちこぼれて、ついに追い出されたか! ああ、そうそう、自己紹介がまだだったな。俺はこのギルドで最もレベルが高い戦士ギルバートだ」
「......わかりました 。ギルバートさん、よろしくお願いいたします」
「おいおい、何を俺の名前をさんづけになんてしてくれてんの? お前は荷持ち持ちしかできない、使いものにならない足手まといだぞ? 俺のことはギルバート様と呼ぶべきだろ?」
「わかりました。ギルバート様」
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全く、元勇者パーティと言うだけでここまで言われるとはな。
それにしても、この人はかなり性格が悪い。
「では、早速模擬戦を執り行います。お互い木剣で戦って、レオンさんに実力があると判断できたら合格です。勝敗は問いません」
「わかりました」
俺が木剣を手にして、まさにこれから模擬戦がとした瞬間、突然サイレンがなった。
「こ、これは!?」
これは、と言いかけたところで突然受付嬢のお姉さんがギルド長の元へ走って来た。
「た、大変です! ギルド長! Aクラスの魔物が突然街の近くに発生しました!」
「何!」
魔物は普段、深い森に潜むが、稀に餌を求めて街の近くにさまよいでることがある。
「おい、ギルド長、こんなヤツの相手をしている場合じゃねえ、俺は行くぜ」
「ああ、頼むギルバート」
そう言うとAクラス冒険者はのろしが上がっている方へ向かって走って行った。
俺は意を決して言った。
「ギルド長。俺にも協力させて下さい。微力ながら、俺も参戦します」
「え……?」
ギルド長は驚きの声をあげた。
「参戦する……? レオンさんが?」
「もちろんです」
「し、しかしあなたは!?」
「ギルド長。俺はハズレスキルで大して役にたたないかも。……ですが、俺だって勇者パーティで最初の頃は魔物討伐の経験を積んだし、厳しい訓練もしてきた。せめて何か俺にできることだけでもさせてもらえないですか?」
「た、たしかにうちのギルドは猫の手も借りたい位人員不足ですが……」
ギルド長はしばらく熟考すると、結論が出たのか、ふっと大きく息を吐くと、俺の目正面から見据える。
「わかりました。ただし、相手はAクラスの魔物です。私が危険だと判断したらすぐ撤退します。それでいいですか?」
「ああ。もちろんです。微力ですが、サポートさせてください!」
俺の虚数魔法......レベル3でどこまでAクラスの魔物に通用するか......だが、俺も冒険者になるからには街の脅威の魔物を倒したい。
それに俺の攻撃魔法の威力を確かめるチャンスだ。
俺は逸る気持ちを抑えきれないままAクラスの魔物の元へギルド長と向かった。
☆☆☆
戦場に着くと、そこは地獄だった。
「ど……どうなってるんだ! これは!?」
ギルド長が当惑して唖然とした表情だ。そして重苦しい雰囲気を漂わせ、まるで一生の苦痛を一瞬で一度に受けて、その感覚に耐え切れなくなったかのような絶望的な表情へと変わる。
「そんな馬鹿な……! 我がギルドの精鋭たちでも勝てないというのか……!!」
――前線は、崩壊していた。
キングタイガーと6人の冒険者が戦っていた。だが、その周囲には10人以上の冒険者達が倒れていた。
この街の冒険者たち精鋭たちがだ。
とんでもない事態だった。
『キングタイガー』
虎の魔物で体調は5mは超える。その巨体は一目見ただけで、その恐怖は計り知れない。
正直、俺も足が震えているのを止めることができない。
何故これ程の大人数にも関わらず勝てないのか?
それは先程キングタイガーが使ったスキルで全てがわかった。
スキル【ヒール】
この大型の個体のキングタイガーは通常持たない筈の治癒のスキル、【ヒール】を獲得していたのだ。回復するので中途半端な攻撃では話にならない。
「くっ……!! レオンさん、エリスさん、あなた達は直ちに撤退してください。このことを至急、王都へ報告してください! この魔物はAランクじゃない! Sランクだ!」
死を決意した顔のギルド長。
俺達の撤退の時間を稼ぐため、自身は犠牲になるというのか?
なんと立派なギルド長か? だが、俺には彼の意見に賛成しかねた。
――ここで戦わなければ男じゃない。
「しかし、ギルド長、それではあなたは!」
「他に方法がない。誰かが足止めして、王都の救援を呼ばないと! 気持ちは嬉しいが、わかってください!!」
彼の判断は正しい。戦線は崩壊した。すでにギルドの精鋭たちは全滅寸前だ。
ギルド長も元はハイクラスの冒険者だった筈だ。無傷のギルド長が参戦して、時間を稼ぎ、俺達が王都まで救援を呼びに行く、王都の騎士団が転移の魔法を使ってでも対処すべき魔物だ。
そうなんだが。
ギルドの精鋭たちが10人以上で勝てない魔物。S級の魔物に俺の魔法が通用する訳がない。
理屈はわかる。指揮官は時に残酷な命令を出さなけれならない。多くの命のために少数の命を犠牲にする。
なんて残酷なんだろう?
指揮官であるギルド長が判断したこと。
それは理に叶った判断。
やむを得ないのだ。
このままでは街か王都にS級の魔物が突然襲来しかねない。
戦う術を知らない市民や領民が多数犠牲になることを考えたら、この犠牲は……
俺が苦渋の決断をしようとしたところ。
「今、俺様が一刀両断してやるぜ!」
例の感じの悪いAクラス冒険者がキングタイガーに剣で斬りかかる。
……ボキ
「は?」
「え?」
「へ?」
本人も周りの彼の仲間も唖然とする。
彼の剣はあっさり折れた。あんな太刀筋じゃだめだ。
剣もきちんとした技術を学ばないと、力任せに剣を振るっていると、簡単に折れる。
俺は技術だけならトップクラスだが、スキルに恵まれなかったから、そもそも力や速度で意味がなかった。
そして。
「な、何してる? お前ら! 早く俺の肉盾になれ」
その時!
「キャァ!!」
先頭のAクラス冒険者ギルバートを助けようと前に出た女戦士がキングタイガーに力で押し負けて、尻もちをついてしまう。
「た、助けて! 死にたくない!」
「ギ、ギルバート! た、助けて!!」
女戦士がギルバートに助けを求める。
だが。
「ナディヤ、よくやった。チャンスだ。アンネ、逃げるぞ。ナディアが喰われてる間に逃げるんだ!」
「そ、そんなぁ! ギルバート! 僕はあなたを助けるために!」
「うるさい。俺のために死ね! 行くぞアンネ!」
「ごめんね。ナディヤ。ちゃんと成仏してね」
そして、ナディヤという女戦士にキングタイガーが迫る。
「やだ……死にたくない……助けて……誰かぁ!!」
キングタイガーがその機会を見逃す筈がなかった。
傷つき、心が折れたその冒険者にその牙を食い込ませんと迫って来る。
理性ではわかっていた。ギルド長の言う通りにすべきだ。
撤退して救援を呼びに行くべきだ。
この場の全員が全滅すれば、むしろ被害が広がる。
でも、俺は我慢できなかった。
それは理性ではなく、本能の発露、人の仲間を助けたい!
刹那。
俺は気が付くと動いていた。
「ああああああああああああっっ!!」
俺の唯一の攻撃魔法『ダムト』は射程距離が短い。
決死の覚悟でキングタイガーの懐へ飛びこむ。
そして、呪文を唱える。
「我が敵を斬り裂け『ダムト』!!」
このギルドの精鋭たちですら勝てない相手。
5m以上の体躯のキングタイガーを倒すほどの力が俺にあるはずはなかった。
無謀と勇気は違う。わかってはいた。だけど、俺にはこの人を見殺しになんてできなかった。
わかってはいたが。
だが。
「ググォォォォォオ!!」
巨大な体躯を持つキングタイガーの体の中心に大きな穴が開いて……大きく仰け反って、そこから崩れ落ちるように横に倒れた。
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