58 / 93
58猫耳少女の姉に喧嘩を売られる
しおりを挟む
「私はアイラといいます」
「俺はアル、冒険者で師匠のアルベルティーナから猫耳族を救ってくれって言われてね」
「えっと、アルベルティーナ? 聞いたことがない人です。確かに猫耳族は困ってはいますが」
俺は猫耳族の少女に名前と目的を告げたが、師匠のことをこの子は知らなかった。
師匠、なんか間違えてない?
めちゃくちゃいい加減な人だからな。
だけど、猫耳族が困ってると言っていたから、多分間違いじゃないと信じたい。
そしてクリス達とも挨拶すると。
「わかりました。どうも私の勘違いでした。てっきり悪い人族だと思ったのですが、アル様は違います。私にはわかります」
?
なんで俺が違うってわかるの?
助けたことが自作自演だったとか疑わないかな? 普通?
だって、さっきまでめちゃくちゃ疑ってたのに?
それにしても、何故猫耳族はこんなに人間を嫌うのだろうか?
きっと原因があるんじゃないかな。
俺は聞いてみた。
「ねえ、どうしてそんなに人族を嫌うの? 確かに悪いヤツもいるけど、みんなそうじゃない筈だよ」
「それはわかっています。人族にも良い人はいると思います。でも、猫耳族の里に近づく人族はたいてい悪人です」
「えっと、どういうこと?」
俺は不思議だった。
人族に善人もいることがわかっているのに里に近づく人間は問答無用で悪人だなんて。
「1年ほど前から人族が時々里に来るようになりました。でも、その頃から猫耳族の女の子がさらわれるようになって、どうも人族に奴隷として売られてしまっているのです」
なるほどそういうことか。
猫耳族の女の子を奴隷として非合法に売っているということか。
普通非合法の奴隷はかなりリスクが高い犯罪だ。
ばれたら死罪だったような気がする。
それにもかかわらずということは猫耳族の女の子の奴隷はかなり高額で取引されてるということだな。
そうじゃないとリスクとリターンが釣り合わない。
まあ、あのモフモフの耳と尻尾を自分のものにしたい気持ちはわかる。
だけど非合法な手段で奴隷として手に入れるとかは酷いな。
そしてアイラは猫耳族が何故そんなに困っているのか説明してくれた。
「それにしても不思議なことが多いのです。猫耳族は人族との接触を最小限に抑えて厳戒態勢をとっているのに、それでも忽然と猫耳族の女の子がさらわれてしまうのです」
「なるほど、わかったよ。何故師匠が俺達を向かわせたのかが」
「その師匠、アルベルティーナさんのことはわからないのですが、アル様が私達を助けてくれるのですね?」
「ああ、任せてくれ。俺は師匠に恩義を返す必要があるし、人をさらって奴隷にするとか許せない」
と、その時俺の探知の魔法に感があった。
ついさっきまで気が付かなかったことを考えるとステルスのスキル持ちだな。
「あくどい人族め! アイラを返せ! アイラを奴隷になんてさせないぞ!」
「ちょ!? お姉ちゃん! ち、違うの!」
「アイラ、お前騙されてるんだ! きっと人族はそうやってだましてさらってるんだ!」
いや、一理あるな。
身に覚えはないが、さっきみたいに助けておいて安心させてさらうとかは十分に考えられる。
しかし、困ったことになった。
いきなり矢が俺に向かって多数飛んで来た。仕方ないからぱぱっと振り払う。
「おい! いきなりこんなにいっぱい矢を撃ってくるとか非常識だろう?」
「な! な、ななななっ、なんなのそれぇ! はぁ!? なんで!? なんでどうすればそんな事できるのぉ!? ひ、非常識なのお前のほうだろ? な、なんで矢を手でそんななんか蚊とか振り払うみたいに落とせるの? お前頭おかしいのか!!」
いや、頭おかしいとか酷くないか?
「こうなったら、私の精霊の力でお前を倒す! 猫耳族は私が必ず守る!」
びゅーという音と共に風の刃が俺を襲う。
良かった。狙ったのは俺だけでクリスやアリー達には手を出さない。
みんなに向かってやっていたら、ちょっと懲らしめが必要だと思った。
勘違いでもやっていいことと悪いことがある。
俺は身体硬化の魔法を唱えて風の刃を素受けした。
ガリガリガリクソン
刃が俺の表面を削る音が聞こえるが大丈夫だ。
髭が少しそれたみたいだな。明日の俺を見てくれ。
「な、なんなのぉ~、こいつおかしすぎるよ~普通ひき肉だぞ。もう、こっちが頭おかしくなりそう!! やだ! もう、お願いだからおとなしく死んでよ~」
いや、いきなり人をひき肉にしようとか、お前の方が頭おかしいだろ?
「お姉ちゃん! だから違うんだって!」
「あなたは騙されてるのよ! こんなフツメン絶対誘拐犯よ!」
顔で判断するとか酷すぎる、ぐすん。
もうこれは懲らしめが必要だな。
ちょっと本気だして怖い思いをしてもらおう。
こいつ、精霊魔法とか言っていたな。
確か森の精霊とかの力を借りるヤツだ。
本人の魔法じゃない。
俺はスキル『見え~る化』を発動した。
なるほど、俺の目に例の猫耳族の女の子の横にイケメンの精霊がいるのが見えた。
ふふっ。
イケメンか。
遠慮なくなぶれるな。
イケメンに人権はない(偏見)
俺は風の精霊を見つめた。
人に見えない筈の精霊は俺と目線が会うと驚いたような顔をした。
俺は更にニヤリと笑ってやった。
いわゆる『ガンのくれあい とばしあい』だ。
風の精霊はみるみるうちに顔色が悪くなり冷や汗をダラダラと流し始めた。
俺はとどめに収納魔法からハリセンを取り出した。
なんかダンジョンで見つけた謎のアイテムだ。
鑑定に『ハリセン』とだけ見える謎アイテムだ。
ただ、形状から人をしばくにはちょうどいい武器だということはわかる。
殺傷能力は全くないだろう。
だが。
俺は瞬歩で近づくと!
パシーン!
風の精霊を一発しばいた。
魔力を込めたハリセンでしばかれた精霊は一目散に逃げた。
だが。
「あんた、何やってんの? 意味わからん」
精霊をしばいた後、元の位置に戻ったが、どうもこの猫耳少女は風の精霊が逃げたことに気が付かないようだ。
そうか、この子も精霊が見える訳じゃないんだ。
俺、てっきりイケメンだから風の精霊に入れ込んでいるのかと思って精霊に酷いことしちゃったな。
「さあ、風の精霊よ! この男を切り刻め! さあ、あなたの力を見せる時……あれ? 風の精霊......さん?」
今度は猫耳族の女の子が尋常ではない量の冷や汗を流し始めた。
「俺はアル、冒険者で師匠のアルベルティーナから猫耳族を救ってくれって言われてね」
「えっと、アルベルティーナ? 聞いたことがない人です。確かに猫耳族は困ってはいますが」
俺は猫耳族の少女に名前と目的を告げたが、師匠のことをこの子は知らなかった。
師匠、なんか間違えてない?
めちゃくちゃいい加減な人だからな。
だけど、猫耳族が困ってると言っていたから、多分間違いじゃないと信じたい。
そしてクリス達とも挨拶すると。
「わかりました。どうも私の勘違いでした。てっきり悪い人族だと思ったのですが、アル様は違います。私にはわかります」
?
なんで俺が違うってわかるの?
助けたことが自作自演だったとか疑わないかな? 普通?
だって、さっきまでめちゃくちゃ疑ってたのに?
それにしても、何故猫耳族はこんなに人間を嫌うのだろうか?
きっと原因があるんじゃないかな。
俺は聞いてみた。
「ねえ、どうしてそんなに人族を嫌うの? 確かに悪いヤツもいるけど、みんなそうじゃない筈だよ」
「それはわかっています。人族にも良い人はいると思います。でも、猫耳族の里に近づく人族はたいてい悪人です」
「えっと、どういうこと?」
俺は不思議だった。
人族に善人もいることがわかっているのに里に近づく人間は問答無用で悪人だなんて。
「1年ほど前から人族が時々里に来るようになりました。でも、その頃から猫耳族の女の子がさらわれるようになって、どうも人族に奴隷として売られてしまっているのです」
なるほどそういうことか。
猫耳族の女の子を奴隷として非合法に売っているということか。
普通非合法の奴隷はかなりリスクが高い犯罪だ。
ばれたら死罪だったような気がする。
それにもかかわらずということは猫耳族の女の子の奴隷はかなり高額で取引されてるということだな。
そうじゃないとリスクとリターンが釣り合わない。
まあ、あのモフモフの耳と尻尾を自分のものにしたい気持ちはわかる。
だけど非合法な手段で奴隷として手に入れるとかは酷いな。
そしてアイラは猫耳族が何故そんなに困っているのか説明してくれた。
「それにしても不思議なことが多いのです。猫耳族は人族との接触を最小限に抑えて厳戒態勢をとっているのに、それでも忽然と猫耳族の女の子がさらわれてしまうのです」
「なるほど、わかったよ。何故師匠が俺達を向かわせたのかが」
「その師匠、アルベルティーナさんのことはわからないのですが、アル様が私達を助けてくれるのですね?」
「ああ、任せてくれ。俺は師匠に恩義を返す必要があるし、人をさらって奴隷にするとか許せない」
と、その時俺の探知の魔法に感があった。
ついさっきまで気が付かなかったことを考えるとステルスのスキル持ちだな。
「あくどい人族め! アイラを返せ! アイラを奴隷になんてさせないぞ!」
「ちょ!? お姉ちゃん! ち、違うの!」
「アイラ、お前騙されてるんだ! きっと人族はそうやってだましてさらってるんだ!」
いや、一理あるな。
身に覚えはないが、さっきみたいに助けておいて安心させてさらうとかは十分に考えられる。
しかし、困ったことになった。
いきなり矢が俺に向かって多数飛んで来た。仕方ないからぱぱっと振り払う。
「おい! いきなりこんなにいっぱい矢を撃ってくるとか非常識だろう?」
「な! な、ななななっ、なんなのそれぇ! はぁ!? なんで!? なんでどうすればそんな事できるのぉ!? ひ、非常識なのお前のほうだろ? な、なんで矢を手でそんななんか蚊とか振り払うみたいに落とせるの? お前頭おかしいのか!!」
いや、頭おかしいとか酷くないか?
「こうなったら、私の精霊の力でお前を倒す! 猫耳族は私が必ず守る!」
びゅーという音と共に風の刃が俺を襲う。
良かった。狙ったのは俺だけでクリスやアリー達には手を出さない。
みんなに向かってやっていたら、ちょっと懲らしめが必要だと思った。
勘違いでもやっていいことと悪いことがある。
俺は身体硬化の魔法を唱えて風の刃を素受けした。
ガリガリガリクソン
刃が俺の表面を削る音が聞こえるが大丈夫だ。
髭が少しそれたみたいだな。明日の俺を見てくれ。
「な、なんなのぉ~、こいつおかしすぎるよ~普通ひき肉だぞ。もう、こっちが頭おかしくなりそう!! やだ! もう、お願いだからおとなしく死んでよ~」
いや、いきなり人をひき肉にしようとか、お前の方が頭おかしいだろ?
「お姉ちゃん! だから違うんだって!」
「あなたは騙されてるのよ! こんなフツメン絶対誘拐犯よ!」
顔で判断するとか酷すぎる、ぐすん。
もうこれは懲らしめが必要だな。
ちょっと本気だして怖い思いをしてもらおう。
こいつ、精霊魔法とか言っていたな。
確か森の精霊とかの力を借りるヤツだ。
本人の魔法じゃない。
俺はスキル『見え~る化』を発動した。
なるほど、俺の目に例の猫耳族の女の子の横にイケメンの精霊がいるのが見えた。
ふふっ。
イケメンか。
遠慮なくなぶれるな。
イケメンに人権はない(偏見)
俺は風の精霊を見つめた。
人に見えない筈の精霊は俺と目線が会うと驚いたような顔をした。
俺は更にニヤリと笑ってやった。
いわゆる『ガンのくれあい とばしあい』だ。
風の精霊はみるみるうちに顔色が悪くなり冷や汗をダラダラと流し始めた。
俺はとどめに収納魔法からハリセンを取り出した。
なんかダンジョンで見つけた謎のアイテムだ。
鑑定に『ハリセン』とだけ見える謎アイテムだ。
ただ、形状から人をしばくにはちょうどいい武器だということはわかる。
殺傷能力は全くないだろう。
だが。
俺は瞬歩で近づくと!
パシーン!
風の精霊を一発しばいた。
魔力を込めたハリセンでしばかれた精霊は一目散に逃げた。
だが。
「あんた、何やってんの? 意味わからん」
精霊をしばいた後、元の位置に戻ったが、どうもこの猫耳少女は風の精霊が逃げたことに気が付かないようだ。
そうか、この子も精霊が見える訳じゃないんだ。
俺、てっきりイケメンだから風の精霊に入れ込んでいるのかと思って精霊に酷いことしちゃったな。
「さあ、風の精霊よ! この男を切り刻め! さあ、あなたの力を見せる時……あれ? 風の精霊......さん?」
今度は猫耳族の女の子が尋常ではない量の冷や汗を流し始めた。
1
お気に入りに追加
1,706
あなたにおすすめの小説

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。

凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。


Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる