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51王子の元婚約者に襲われたのだが?
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化け物討伐パーティが終わり、俺はアンを家まで送ることになった。
家まで送るだけのつもりだったが、その家の場所をアンは言わない。仕方ないので今日は俺の養父 イェスタの王都の屋敷に泊めることにした。
しかし、彼女を客室に案内するや否や。
「アル様! 今すぐ私と結婚してください!」
「……えぇ?」
唐突に意味の分からない事を宣言するアンに、俺は体裁も忘れて素っ頓狂な声をあげてしまった。
「ですから……アル様と私は相思相愛なのです。私にはわかっているのです。……ふふふ、嬉しくて仕方がないのですね?」
ええっ? この子何言っているのだ? それに頭のねじの飛び方がクリスやアンネリーゼ王女にそっくりなんだが。それにクリスから聞いているのとだいぶ違うのだが。
はっ!?
類は友を呼ぶか?
「えっと、急にそういう訳にはいかないのだが」
「またまた、アル様ったら、照れちゃって、ほんとは嬉しいくせに♪」
自信たっぷりに言うアン……いや、貴重なEカップの女の子だ。嬉しくない筈がない。しかし、俺はメクレンブルグ家の養子となったばかり、俺に決定権はないのだ。
「いや、気持ちは嬉しいのだが、俺も一応貴族の端くれ、勝手に結婚はできんのだが」
「そんな、ど……どうしてですか? 私、自分で言うのも何ですが絶対美少女でしょう?」
自分でそれ言っちゃだめなのだが。
「……仕方がありませんね。既成事実を作りましょう」
「ちょ、何を?」
アンに問いかけたその瞬間、力ずくでベッドに押し倒された。え、え、なにこれなにこれ。
「アル様……私、わかっていますよ。アル様は恥ずかしがり屋さんで、自分の気持ちに素直になれないのですね。だから、そうやって誤魔化そうと。でも、アル様に正直になっても貰うためにはどうすればいいか、アンにはわかります」
アンは俺の上に馬乗りになると、カチャカチャと俺のパンツのベルトを緩め始めた。
そして、良く似合っていた白いドレスをはだけさせて行き、下着が見えてしまう。
「ちょちょちょちょ、ちょっと待てちょっと待て、ちょっと待てよお前」
驚きのあまり、変な言葉を言ってしまう。そして、アンの目を見ると。
ギラーン、真っ赤だった。赤く光って、クリスやリーゼが怒った時にそっくりさんだった。
完全に逝っちゃてる目だ。
「ああ、アル様の汗の匂い……ずっとこうしてたい。私、汗じゃないのがでちゃいます……」
ヒロインとしてヤバい発言を巻き散らしながら、俺の両手首をガシッと押さえながら、胸に顔を埋めてハァハァと荒い息をするヤバすぎる美少女アン。
押さえつけている細い腕を振りほどこうとするが……なんで? 身体強化(中)が効かない。というか、力が出ない。なにこの女、ゴリラ? 何で動かないの?
「ふふふ、馬車で移動中に、アル様の飲み物にしびれ薬を盛らせて頂きました」
アンは完全犯罪を暴露して、男性暴行に及ぼうとし、今まさにここは性犯罪の現場となろうとしていた。俺が力を出せないことをいいことに、着ていたドレスをスルスルと更にはだけさせる。
「本当はアル様の方からロマンチックな雰囲気を作って欲しかったのですが……仕方がないですね。二人の前に立ちはだかる壁の前には些細な問題です。しちゃいましょう」
「な、なにを――」
するんだ? と言おうとするが。
「ふふふ、ほんとはアル様も嬉しくて仕方ない癖に。いけない人ですね。女の子の方からこんなことさせるなんて、初めてなので痛いかもしれませんけど、好きなだけツキまくって頂いて大丈夫です……ではアル様―――」
アンは馬乗りのまま半裸で俺の目を潤んだ瞳で見つめ、ハァハァと息を荒くして、怖いよう。
「―――さあ、ハメましょう」
と、言った。
「………………は?」
いや、女の子がそんなはしたない。アンの発言が理解できない。俺の女の子への幻想が。
「ちょちょちょちょ、ちょっと ―――ちょっと待て! 一体、何考えてる!?」
「え? 何って―――そんなこと言って、先っちょ入れたら歯止めが効かない癖に。だから、最初の先っちょまでは、アンが頑張れば、アル様も正直になってくれるかなと―――」
「そんな訳ないだろ!? ダメだろ女の子が!!」
「そんなこと言って、体は正直じゃないですか?」
俺の下半身を凝視しないで! エロおっさんか? ダメだろ女の子がそんな発言!
何考えたら、そんなこと考えるんだよ。
クリスの関係者はヤバいのばかりだな!
「もう……アル様―――そんな困ったふりして、ほんとは嬉しい癖に……大丈夫、私はアル様の気持ちがよく分かっていますので」
「全然分かってない!」
何を言ってるんだこのクソ美少女は。目を真っ赤に爛々と輝かせて、マジでヤバい。逃げなきゃ。
「うぐ……だ、駄目だ……動けない……!?」
必死に逃げようとするが、腕を押さえつけられて、ついでに股の間にも脚も入れられてガッチリホールドされて。素の脚が凄いスベスベで気持ちいいけど。それよりも身動きできない。どこでこんなこと覚えたの? 普通は男が女の子にするヤツじゃないの! 誰か助けて!
「アン、はじめてがアル様で嬉しいです。アル様を初めてみた時、早くしたいと思いました。ああ、アル様の顔を見てるとヤバイ、いきそう。でも安心してください。アンは妄想の中では百戦錬磨。私に任せてもらえれば、天井のシミを数えてる間に終わりますから!」
「あっっああああああ!! これ、完全にレイプだろ? マジやめろォォ! 助けてぇ! お願い! 誰かぁ!!」
思わず声をあげて助けを呼ぶが、何故か誰も来る様子が無い……なんで? イェスタさんをはじめ、メクレンブルグ家の人たちどうしたの? そうするうちに、じわじわとアンの顔が近づいてくる。ヤバい、ヤバすぎる! レイプされるぅ!!
「ア、アルさま、ん……♪ んん、ぢゅ……ん、うむ、れろ…♪」
俺は初めてのキスを会ったばかりの少女アンに奪われてしまった。初めてのキスはクリスと決めていたのに。お互い婚約者が決まってしまったら、もうできないから、それまでにと思っていたのに。ちなみにセカンドキスはリーゼで、サードキスはアンネリーゼ王女でフォースキスはライムで、あわよくばフィフスキスはこのアンとしようと思ってたのに!
酷い!
俺は何とか逃げる方法を考えたが、観念するしかないという結論に達して、もう諦めるか。
と。
涙が出そうなのを我慢していたが。
「ふざけるなぁ! アン!」
「抜け駆けは許せません!」
何故か俺の家にクリスとアンネリーゼ王女が出没して……
クリスとアンネリーゼ王女とアンとの三者三つ巴のグーでの激しいバトルが始まったのだが。
家まで送るだけのつもりだったが、その家の場所をアンは言わない。仕方ないので今日は俺の養父 イェスタの王都の屋敷に泊めることにした。
しかし、彼女を客室に案内するや否や。
「アル様! 今すぐ私と結婚してください!」
「……えぇ?」
唐突に意味の分からない事を宣言するアンに、俺は体裁も忘れて素っ頓狂な声をあげてしまった。
「ですから……アル様と私は相思相愛なのです。私にはわかっているのです。……ふふふ、嬉しくて仕方がないのですね?」
ええっ? この子何言っているのだ? それに頭のねじの飛び方がクリスやアンネリーゼ王女にそっくりなんだが。それにクリスから聞いているのとだいぶ違うのだが。
はっ!?
類は友を呼ぶか?
「えっと、急にそういう訳にはいかないのだが」
「またまた、アル様ったら、照れちゃって、ほんとは嬉しいくせに♪」
自信たっぷりに言うアン……いや、貴重なEカップの女の子だ。嬉しくない筈がない。しかし、俺はメクレンブルグ家の養子となったばかり、俺に決定権はないのだ。
「いや、気持ちは嬉しいのだが、俺も一応貴族の端くれ、勝手に結婚はできんのだが」
「そんな、ど……どうしてですか? 私、自分で言うのも何ですが絶対美少女でしょう?」
自分でそれ言っちゃだめなのだが。
「……仕方がありませんね。既成事実を作りましょう」
「ちょ、何を?」
アンに問いかけたその瞬間、力ずくでベッドに押し倒された。え、え、なにこれなにこれ。
「アル様……私、わかっていますよ。アル様は恥ずかしがり屋さんで、自分の気持ちに素直になれないのですね。だから、そうやって誤魔化そうと。でも、アル様に正直になっても貰うためにはどうすればいいか、アンにはわかります」
アンは俺の上に馬乗りになると、カチャカチャと俺のパンツのベルトを緩め始めた。
そして、良く似合っていた白いドレスをはだけさせて行き、下着が見えてしまう。
「ちょちょちょちょ、ちょっと待てちょっと待て、ちょっと待てよお前」
驚きのあまり、変な言葉を言ってしまう。そして、アンの目を見ると。
ギラーン、真っ赤だった。赤く光って、クリスやリーゼが怒った時にそっくりさんだった。
完全に逝っちゃてる目だ。
「ああ、アル様の汗の匂い……ずっとこうしてたい。私、汗じゃないのがでちゃいます……」
ヒロインとしてヤバい発言を巻き散らしながら、俺の両手首をガシッと押さえながら、胸に顔を埋めてハァハァと荒い息をするヤバすぎる美少女アン。
押さえつけている細い腕を振りほどこうとするが……なんで? 身体強化(中)が効かない。というか、力が出ない。なにこの女、ゴリラ? 何で動かないの?
「ふふふ、馬車で移動中に、アル様の飲み物にしびれ薬を盛らせて頂きました」
アンは完全犯罪を暴露して、男性暴行に及ぼうとし、今まさにここは性犯罪の現場となろうとしていた。俺が力を出せないことをいいことに、着ていたドレスをスルスルと更にはだけさせる。
「本当はアル様の方からロマンチックな雰囲気を作って欲しかったのですが……仕方がないですね。二人の前に立ちはだかる壁の前には些細な問題です。しちゃいましょう」
「な、なにを――」
するんだ? と言おうとするが。
「ふふふ、ほんとはアル様も嬉しくて仕方ない癖に。いけない人ですね。女の子の方からこんなことさせるなんて、初めてなので痛いかもしれませんけど、好きなだけツキまくって頂いて大丈夫です……ではアル様―――」
アンは馬乗りのまま半裸で俺の目を潤んだ瞳で見つめ、ハァハァと息を荒くして、怖いよう。
「―――さあ、ハメましょう」
と、言った。
「………………は?」
いや、女の子がそんなはしたない。アンの発言が理解できない。俺の女の子への幻想が。
「ちょちょちょちょ、ちょっと ―――ちょっと待て! 一体、何考えてる!?」
「え? 何って―――そんなこと言って、先っちょ入れたら歯止めが効かない癖に。だから、最初の先っちょまでは、アンが頑張れば、アル様も正直になってくれるかなと―――」
「そんな訳ないだろ!? ダメだろ女の子が!!」
「そんなこと言って、体は正直じゃないですか?」
俺の下半身を凝視しないで! エロおっさんか? ダメだろ女の子がそんな発言!
何考えたら、そんなこと考えるんだよ。
クリスの関係者はヤバいのばかりだな!
「もう……アル様―――そんな困ったふりして、ほんとは嬉しい癖に……大丈夫、私はアル様の気持ちがよく分かっていますので」
「全然分かってない!」
何を言ってるんだこのクソ美少女は。目を真っ赤に爛々と輝かせて、マジでヤバい。逃げなきゃ。
「うぐ……だ、駄目だ……動けない……!?」
必死に逃げようとするが、腕を押さえつけられて、ついでに股の間にも脚も入れられてガッチリホールドされて。素の脚が凄いスベスベで気持ちいいけど。それよりも身動きできない。どこでこんなこと覚えたの? 普通は男が女の子にするヤツじゃないの! 誰か助けて!
「アン、はじめてがアル様で嬉しいです。アル様を初めてみた時、早くしたいと思いました。ああ、アル様の顔を見てるとヤバイ、いきそう。でも安心してください。アンは妄想の中では百戦錬磨。私に任せてもらえれば、天井のシミを数えてる間に終わりますから!」
「あっっああああああ!! これ、完全にレイプだろ? マジやめろォォ! 助けてぇ! お願い! 誰かぁ!!」
思わず声をあげて助けを呼ぶが、何故か誰も来る様子が無い……なんで? イェスタさんをはじめ、メクレンブルグ家の人たちどうしたの? そうするうちに、じわじわとアンの顔が近づいてくる。ヤバい、ヤバすぎる! レイプされるぅ!!
「ア、アルさま、ん……♪ んん、ぢゅ……ん、うむ、れろ…♪」
俺は初めてのキスを会ったばかりの少女アンに奪われてしまった。初めてのキスはクリスと決めていたのに。お互い婚約者が決まってしまったら、もうできないから、それまでにと思っていたのに。ちなみにセカンドキスはリーゼで、サードキスはアンネリーゼ王女でフォースキスはライムで、あわよくばフィフスキスはこのアンとしようと思ってたのに!
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俺は何とか逃げる方法を考えたが、観念するしかないという結論に達して、もう諦めるか。
と。
涙が出そうなのを我慢していたが。
「ふざけるなぁ! アン!」
「抜け駆けは許せません!」
何故か俺の家にクリスとアンネリーゼ王女が出没して……
クリスとアンネリーゼ王女とアンとの三者三つ巴のグーでの激しいバトルが始まったのだが。
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