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47記念パーティなんだが?
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アルたちの活躍により、終末の化け物は葬られた。王都の騎士団も貴族たちも化け物と戦う準備はしていたものの、準備が間に合わなかった。
化け物が聖書にある、終末の化け物に違いなく、生半可な戦力では歯が立たないことは明白だったからだ。
それは賢者ガブリエルがワンパンで吹き飛ばされたことでも明らかだった。
とはいえ、無事化け物が討伐されたことから、王家は功労者であるアルたち一行のためにパーティーを主催した。
しかし、快く思わない者もいた。かつて亜人狩りを邪魔されたゲリン、そして、広場の最高に眺めのいい貴賓席で気絶していた第一王子カールである。
「貴族の服なんて、久々に着たな……」
慣れない豪奢な貴族の服を纏って居心地悪気なアル。アルは貴族なら当然経験している筈の社交界へ初めて顔を出す。
何故かクリスの顔の眉間の皺が急激に増える、リーゼの眉間も険しい。
そして、能天気な第一王女殿下アンネリーゼ。彼女は勝手にアルに嫁いだと嘯いていた。
もちろん、法的には未婚だが、王女がそう言っているのである。みんな信じて疑らない。
「アル、パーティには綺麗どころの御令嬢がわんさかとやってくるわ。だから、わかってるわよね?」
「何が?」
不思議な質問である。見目良い貴族の御令嬢がたくさん来るのである。
これはもう、Dカップ以上の女の子と親睦を深めるチャンスだ。
それ以外の何をわかる必要がある?
「その顔はやっぱりDカップ以上の女の子を物色する気ね?」
「いや、普通、好みの子探すだろ?」
クリスから謎の黒い瘴気が立ち登る。
「アルが揉むべきはFカップの私の胸だけよ! 他の娘のはダメ!」
「ていうか、なんでクリスは俺の性癖知ってるの?」
結構謎だ。
「あら簡単ですわ、うふふ……」
涼やかな声と共にアンネリーゼ王女が話しかけてくる。
「クリスもアルの部屋に魔法盗聴器仕込んだのよね」
「な、何故そのことを?」
「ええ!?」
俺は軽く狼狽えた。どうゆうこと? ていうか俺の秘密の時間バレてる?
「あ、あれは……アルを見守るため、仕方なかったのよ!」
仕方なくないだろ? 俺のプライバシーは? 人権は?
「いや、いくらなんでも24時間の監視とか、酷くない?」
「そんなこと言ったら、アルなんて、私の胸にしか興味ないんでしょ? いつも私の胸ばかり見て、アルの方が酷いわよ。わ、私の気持ち……わかってる癖に」
俺は焦った。そんな……俺が胸にしか興味がないなんて……なんでバレた?
「ち、違う。俺はクリスに子供の頃に受けた恩が忘れられなくて。クリスだけが俺の心の支えだった。クリスのこと大好きだよ」
これは本当だ。俺はクリスがいなかったら、前向きに生きられなかっただろう。
今のクリスを見ていると胸にばかり注意を惹きつけられるけど。
「じゃあ、リーゼはどうなんですか? アル様はリーゼの気持ち知ってますよね。それなのに、妹だとか言ってる癖に、いつも私の着替えとか、お風呂とか覗いて、私の胸ばっかり見てる」
げっ! バレてたの?
「そ、そんなことない。俺は最初、妹の代わりとしてリーゼを引き取ったけど。今は女の子として大好きだよ。だから大切にしたいと思う」
これも偽りのない気持ち。
「では、わたくしのことはどう思いになっておられますか?」
アンネリーゼ王女だ、もちろん。
「そ、それはもう、Gカップの胸のことで頭がいっぱいです!」
しまった。つい、心の声が。
「アールー!」
「アルさま!」
ヤバい、クリスとリーゼの目が怪しく赤に光っている。
「やっぱり、胸しか見てねーじゃねえか―!!」
ぼくっ!
俺はクリスに見事なアッパーカットをくらってのけぞる。
そして。
ごぼっ!
続けてリーゼの腹への重いボディーブロー。
ガブッ!?
口から血が、内臓をやられた。
そして、俺はクリスとリーゼに散々グーで殴り回された。
最後にクリスが治癒魔法をかけてくれたが……俺、クリスと王女に監視されていたことを知り、愕然とする。
秘密の時間、バレてた。クリスやリーゼをおかずにしてたのだが。
そんなこともあったが、パーティに向かう頃には仲直りした。
「……そんなことより、アル?」
「何なの、クリス?」
何故かクリスがモジモジとして、恥ずかしそうに俺に何かいいたげだ。
なんだろう? と考える。そして、改めてクリスを見る。
そこには純情可憐な女の子がいた。少し、頬を赤らませて、恥ずかしそうにして。
クリスは今日のパーティのために、かなり時間をかけて着飾ってきた。
女の子との経験があまりない俺でもわかる。
クリスは着飾った自分を褒めて欲しいんだろう。
まあ、実際、めちゃくちゃ可愛いのだが。
「……ク、クリス、その……よく似合ってるよ、そのドレス。か、可愛いよ」
「……ア、アル」
自分で言って、思わず赤面してしまう。ちらりと見ると、クリスも顔が真っ赤だ。
俺はパーティ会場にアンネリーゼ王女をエスコートした。クリスがむくれて暴れたけど、どうどうと言い聞かせた。仕方がないんだ。俺だって、できればクリスも王女も両手に花で行きたいけど。それは社交界の慣例上、よろしくないようだ。
王女は俺に嫁いだと言いふらしていたし、王女から言われると、メクレンブルグ家も断り辛い。それにクリスはつい1ヶ月ほど前に第一王子カールに婚約破棄されたばかりだ。
リーゼだって、特別扱いで出席するけど、エスコートなんてない。
亜人で奴隷のリーゼの扱いはそんなに酷いのだ。彼女は英雄の一員なのに。
だが、俺達はまさか記念パーティが一波乱あるものと夢にも思っていなかったのだが。
化け物が聖書にある、終末の化け物に違いなく、生半可な戦力では歯が立たないことは明白だったからだ。
それは賢者ガブリエルがワンパンで吹き飛ばされたことでも明らかだった。
とはいえ、無事化け物が討伐されたことから、王家は功労者であるアルたち一行のためにパーティーを主催した。
しかし、快く思わない者もいた。かつて亜人狩りを邪魔されたゲリン、そして、広場の最高に眺めのいい貴賓席で気絶していた第一王子カールである。
「貴族の服なんて、久々に着たな……」
慣れない豪奢な貴族の服を纏って居心地悪気なアル。アルは貴族なら当然経験している筈の社交界へ初めて顔を出す。
何故かクリスの顔の眉間の皺が急激に増える、リーゼの眉間も険しい。
そして、能天気な第一王女殿下アンネリーゼ。彼女は勝手にアルに嫁いだと嘯いていた。
もちろん、法的には未婚だが、王女がそう言っているのである。みんな信じて疑らない。
「アル、パーティには綺麗どころの御令嬢がわんさかとやってくるわ。だから、わかってるわよね?」
「何が?」
不思議な質問である。見目良い貴族の御令嬢がたくさん来るのである。
これはもう、Dカップ以上の女の子と親睦を深めるチャンスだ。
それ以外の何をわかる必要がある?
「その顔はやっぱりDカップ以上の女の子を物色する気ね?」
「いや、普通、好みの子探すだろ?」
クリスから謎の黒い瘴気が立ち登る。
「アルが揉むべきはFカップの私の胸だけよ! 他の娘のはダメ!」
「ていうか、なんでクリスは俺の性癖知ってるの?」
結構謎だ。
「あら簡単ですわ、うふふ……」
涼やかな声と共にアンネリーゼ王女が話しかけてくる。
「クリスもアルの部屋に魔法盗聴器仕込んだのよね」
「な、何故そのことを?」
「ええ!?」
俺は軽く狼狽えた。どうゆうこと? ていうか俺の秘密の時間バレてる?
「あ、あれは……アルを見守るため、仕方なかったのよ!」
仕方なくないだろ? 俺のプライバシーは? 人権は?
「いや、いくらなんでも24時間の監視とか、酷くない?」
「そんなこと言ったら、アルなんて、私の胸にしか興味ないんでしょ? いつも私の胸ばかり見て、アルの方が酷いわよ。わ、私の気持ち……わかってる癖に」
俺は焦った。そんな……俺が胸にしか興味がないなんて……なんでバレた?
「ち、違う。俺はクリスに子供の頃に受けた恩が忘れられなくて。クリスだけが俺の心の支えだった。クリスのこと大好きだよ」
これは本当だ。俺はクリスがいなかったら、前向きに生きられなかっただろう。
今のクリスを見ていると胸にばかり注意を惹きつけられるけど。
「じゃあ、リーゼはどうなんですか? アル様はリーゼの気持ち知ってますよね。それなのに、妹だとか言ってる癖に、いつも私の着替えとか、お風呂とか覗いて、私の胸ばっかり見てる」
げっ! バレてたの?
「そ、そんなことない。俺は最初、妹の代わりとしてリーゼを引き取ったけど。今は女の子として大好きだよ。だから大切にしたいと思う」
これも偽りのない気持ち。
「では、わたくしのことはどう思いになっておられますか?」
アンネリーゼ王女だ、もちろん。
「そ、それはもう、Gカップの胸のことで頭がいっぱいです!」
しまった。つい、心の声が。
「アールー!」
「アルさま!」
ヤバい、クリスとリーゼの目が怪しく赤に光っている。
「やっぱり、胸しか見てねーじゃねえか―!!」
ぼくっ!
俺はクリスに見事なアッパーカットをくらってのけぞる。
そして。
ごぼっ!
続けてリーゼの腹への重いボディーブロー。
ガブッ!?
口から血が、内臓をやられた。
そして、俺はクリスとリーゼに散々グーで殴り回された。
最後にクリスが治癒魔法をかけてくれたが……俺、クリスと王女に監視されていたことを知り、愕然とする。
秘密の時間、バレてた。クリスやリーゼをおかずにしてたのだが。
そんなこともあったが、パーティに向かう頃には仲直りした。
「……そんなことより、アル?」
「何なの、クリス?」
何故かクリスがモジモジとして、恥ずかしそうに俺に何かいいたげだ。
なんだろう? と考える。そして、改めてクリスを見る。
そこには純情可憐な女の子がいた。少し、頬を赤らませて、恥ずかしそうにして。
クリスは今日のパーティのために、かなり時間をかけて着飾ってきた。
女の子との経験があまりない俺でもわかる。
クリスは着飾った自分を褒めて欲しいんだろう。
まあ、実際、めちゃくちゃ可愛いのだが。
「……ク、クリス、その……よく似合ってるよ、そのドレス。か、可愛いよ」
「……ア、アル」
自分で言って、思わず赤面してしまう。ちらりと見ると、クリスも顔が真っ赤だ。
俺はパーティ会場にアンネリーゼ王女をエスコートした。クリスがむくれて暴れたけど、どうどうと言い聞かせた。仕方がないんだ。俺だって、できればクリスも王女も両手に花で行きたいけど。それは社交界の慣例上、よろしくないようだ。
王女は俺に嫁いだと言いふらしていたし、王女から言われると、メクレンブルグ家も断り辛い。それにクリスはつい1ヶ月ほど前に第一王子カールに婚約破棄されたばかりだ。
リーゼだって、特別扱いで出席するけど、エスコートなんてない。
亜人で奴隷のリーゼの扱いはそんなに酷いのだ。彼女は英雄の一員なのに。
だが、俺達はまさか記念パーティが一波乱あるものと夢にも思っていなかったのだが。
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