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2ハズレスキルがぶっ壊れてるんだが?
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「……すまない。エーリヒ、ベルンハルト」
実家を追放されて、一人街から追放される俺が発した言葉は、家族へのものではなく、この王都から離れた地で領地経営を一人で奮闘しなければならない、執事長のエーリヒや騎士団長のベルンハルトに対してだった。
家族には何の未練もない。実際、血の繋がり以外、何もないのだ。
俺にとっては、エーリヒや良くしてくれた家臣の方が余程家族の様に思えた。
とはいえ、誰一人にも見送られることもなく旅立つことに対し、込み上げてくるものがあった。
これから生きにくくなるだろう。俺の父は賢者の称号を持つ、魔法の天才だった。
俺の立場はある程度、親の威光が影響していただろう。
――賢者の次男は、ハズレスキルの持ちだった――
この情報は王都に瞬く間に広まっているだろう。
幸い、俺は十分な用意をしていた。魔法の才能のない俺が上級魔法あたりのスキルしかもらえなかったら、やはり追放されていただろう。
だから、十分な資金と装備は予め用意しておいた。
準備は十分なんだが……行く宛はない。
とりあえずできるだけ離れた隣街に行こう。俺のことを知っているヤツが多い王都より、近隣の街の方が住みやすいだろう。
それ程、父親の賢者の名は偉大だった。
もっとも、偉大なのは魔法だけで、他はまるで無能だが。
街の出口で白いローブ姿の一団がいた。
「あなたは神を信じますか?」
ローブ姿の一団は街へ出入りする人々にそう訴えていた。
最近勢力を増した新興宗教団体、白鷲教の信者だ。
神、つまりこの国の主教エリスが女神なのに対して男性の神を崇める人々だ。
まあ、ああいった奴らを弾圧しないのはまだ良い傾向なのかもしれない。
そんなことを思いながら、ひたすら広い草原を歩いていくと。
俺の背後の草むらで音がした。
「誰だ? お礼はするから、街まで道案内してもらえないか?」
街の近くの冒険者がたまたま近くを通りがかった、と、そう考えていた。
だが、そこにいたのは冒険者なんかじゃなくて、狼の姿をした凶悪な魔物だった。
「ガルルルルル……」
牙の生えた口から涎を垂らしながら、俺を舐めるように見ている。
魔物に出会うかもしれないとは聞いていた。
「……予想外だな」
思わず身構える。
隣街までの道では魔物が出ることがある。しかし、それはかなり弱い魔物で、スライムとかゴブリンとか、強いスキルの無い俺でも、剣を振り回せば何とか勝てる筈だった。
魔物、ホワイトハングの群に遭遇してしまった。
真白な美しい狼だ。そして、口には見事な牙。
かなりのピンチだ。俺は辺境の領で、魔物退治などに同行して、戦いには慣れている。
しかし。
こんな凶暴な魔物の前では、俺の剣など役にたたず、餌になるだけなのは明かだった。とは言え、おとなしく餌になる気はないのだが。
「おおおおおおおおっ!!」
辺境の領地の騎士達に教えてもらった剣技で何とか1匹を屠る。
しかし。
ホワイトハングは1匹や2匹ではなかった。そもそも狼の魔物は群れで人を襲う傾向にある。集団で狩りをするずる賢い、厄介な魔物だ。
とても、一人では倒しきれない。
剣を持つ手に汗がにじむ。
ならば。
俺はダメ元で、俺の魔法、スライム召喚の魔法を唱えた。
誰に教えられた訳でもなく、すらすらと呪文が口から出る。
「【我の魂よ、女神をたたえよ。わたしの内にあるものはこぞって聖なる御名をたたえよ。その者はケファに現れた女神の為】サモン・スライム!」
『ぴぎゃー』
召喚されたスライムは可愛らしい声のようなものをあげた。頼む、1匹でもいいから、ホワイトハングを倒してくれ!! そう願い、命じる。
「スライム!! その魔物を倒せ!」
『ぴぎゃー!!』
「はぁ!?」
俺は思わず間抜けな声を上げてしまった。何故なら。
『ピシュ!! ドコッ!! ピュン、バシバシバシ、ドコドコドコドコ!!』
俺の号令と共に、スライムが縦横無尽に跳ねまわる。
そして。
大半のホワイトファングがボコボコになって死んでいた。
そして、天の声が聞こえた。
戦闘の勝利より、スライムのレベルが上がりました。
スキル【簒奪者】が解放されました。
スキル【身体強化(小)】を入手しました。
マスターへのスキル付与がなされます。
スキル【簒奪者】が付与されました。
スキル【身体強化(小)】が付与されました。
「は?」
俺は思わず間抜けな声を上げてしまった。
スキル【簒奪者】? そして、マスターへのスキル【身体強化(小)】付与?
どういうことだ? この世界で女神から与えられるスキルは一人一つ。稀に例外がいても、せいぜい2つ。聞いたことないぞ?
だが、今はそんなことを考えている時間はない。
以前、領地の騎士達から教えてもらった剣術の奥義を身体強化魔法を使って思い浮かべ。
「冥王破妖斬!!」
ドゴドコドコドコォォォォォォォン!!
轟音と同時、見るも激しい剣技の衝撃波がホワイトファングに襲いかかる。
いや、なんか、地面がエグレとる。魔物ごと。
「はあ!? なんだこれ?」
俺は更に間抜けな声を上げると、最後の生き残りのホワイトファングが、立ち上がろうとして、力尽きた。
そして、その場にはおびただしい魔物の死骸が散乱していた。
俺は思わず叫んでしまった。
「ハズレスキルがぶっ壊れたんだが?」
実家を追放されて、一人街から追放される俺が発した言葉は、家族へのものではなく、この王都から離れた地で領地経営を一人で奮闘しなければならない、執事長のエーリヒや騎士団長のベルンハルトに対してだった。
家族には何の未練もない。実際、血の繋がり以外、何もないのだ。
俺にとっては、エーリヒや良くしてくれた家臣の方が余程家族の様に思えた。
とはいえ、誰一人にも見送られることもなく旅立つことに対し、込み上げてくるものがあった。
これから生きにくくなるだろう。俺の父は賢者の称号を持つ、魔法の天才だった。
俺の立場はある程度、親の威光が影響していただろう。
――賢者の次男は、ハズレスキルの持ちだった――
この情報は王都に瞬く間に広まっているだろう。
幸い、俺は十分な用意をしていた。魔法の才能のない俺が上級魔法あたりのスキルしかもらえなかったら、やはり追放されていただろう。
だから、十分な資金と装備は予め用意しておいた。
準備は十分なんだが……行く宛はない。
とりあえずできるだけ離れた隣街に行こう。俺のことを知っているヤツが多い王都より、近隣の街の方が住みやすいだろう。
それ程、父親の賢者の名は偉大だった。
もっとも、偉大なのは魔法だけで、他はまるで無能だが。
街の出口で白いローブ姿の一団がいた。
「あなたは神を信じますか?」
ローブ姿の一団は街へ出入りする人々にそう訴えていた。
最近勢力を増した新興宗教団体、白鷲教の信者だ。
神、つまりこの国の主教エリスが女神なのに対して男性の神を崇める人々だ。
まあ、ああいった奴らを弾圧しないのはまだ良い傾向なのかもしれない。
そんなことを思いながら、ひたすら広い草原を歩いていくと。
俺の背後の草むらで音がした。
「誰だ? お礼はするから、街まで道案内してもらえないか?」
街の近くの冒険者がたまたま近くを通りがかった、と、そう考えていた。
だが、そこにいたのは冒険者なんかじゃなくて、狼の姿をした凶悪な魔物だった。
「ガルルルルル……」
牙の生えた口から涎を垂らしながら、俺を舐めるように見ている。
魔物に出会うかもしれないとは聞いていた。
「……予想外だな」
思わず身構える。
隣街までの道では魔物が出ることがある。しかし、それはかなり弱い魔物で、スライムとかゴブリンとか、強いスキルの無い俺でも、剣を振り回せば何とか勝てる筈だった。
魔物、ホワイトハングの群に遭遇してしまった。
真白な美しい狼だ。そして、口には見事な牙。
かなりのピンチだ。俺は辺境の領で、魔物退治などに同行して、戦いには慣れている。
しかし。
こんな凶暴な魔物の前では、俺の剣など役にたたず、餌になるだけなのは明かだった。とは言え、おとなしく餌になる気はないのだが。
「おおおおおおおおっ!!」
辺境の領地の騎士達に教えてもらった剣技で何とか1匹を屠る。
しかし。
ホワイトハングは1匹や2匹ではなかった。そもそも狼の魔物は群れで人を襲う傾向にある。集団で狩りをするずる賢い、厄介な魔物だ。
とても、一人では倒しきれない。
剣を持つ手に汗がにじむ。
ならば。
俺はダメ元で、俺の魔法、スライム召喚の魔法を唱えた。
誰に教えられた訳でもなく、すらすらと呪文が口から出る。
「【我の魂よ、女神をたたえよ。わたしの内にあるものはこぞって聖なる御名をたたえよ。その者はケファに現れた女神の為】サモン・スライム!」
『ぴぎゃー』
召喚されたスライムは可愛らしい声のようなものをあげた。頼む、1匹でもいいから、ホワイトハングを倒してくれ!! そう願い、命じる。
「スライム!! その魔物を倒せ!」
『ぴぎゃー!!』
「はぁ!?」
俺は思わず間抜けな声を上げてしまった。何故なら。
『ピシュ!! ドコッ!! ピュン、バシバシバシ、ドコドコドコドコ!!』
俺の号令と共に、スライムが縦横無尽に跳ねまわる。
そして。
大半のホワイトファングがボコボコになって死んでいた。
そして、天の声が聞こえた。
戦闘の勝利より、スライムのレベルが上がりました。
スキル【簒奪者】が解放されました。
スキル【身体強化(小)】を入手しました。
マスターへのスキル付与がなされます。
スキル【簒奪者】が付与されました。
スキル【身体強化(小)】が付与されました。
「は?」
俺は思わず間抜けな声を上げてしまった。
スキル【簒奪者】? そして、マスターへのスキル【身体強化(小)】付与?
どういうことだ? この世界で女神から与えられるスキルは一人一つ。稀に例外がいても、せいぜい2つ。聞いたことないぞ?
だが、今はそんなことを考えている時間はない。
以前、領地の騎士達から教えてもらった剣術の奥義を身体強化魔法を使って思い浮かべ。
「冥王破妖斬!!」
ドゴドコドコドコォォォォォォォン!!
轟音と同時、見るも激しい剣技の衝撃波がホワイトファングに襲いかかる。
いや、なんか、地面がエグレとる。魔物ごと。
「はあ!? なんだこれ?」
俺は更に間抜けな声を上げると、最後の生き残りのホワイトファングが、立ち上がろうとして、力尽きた。
そして、その場にはおびただしい魔物の死骸が散乱していた。
俺は思わず叫んでしまった。
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読んで頂いててありがとうございます! 第14回ファンタジー小説大賞 参加作品 投票していただけると嬉しいです! ブックマークもね(__)
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