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帝都へ4
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両親と妹ベアトリスに再会して、ようやく私は本当の家族になれたと思った。私の追放刑は重い罰だったけど、私にはいい薬だったのかもしれない。今は色々な事がわかる様になった。自身がどれだけ傲慢で、人の心がわからない人間だったのかが、良くわかる。
父や母、妹ベアトリスと冒険者時代の事や騎士団での事を話していると、すっかり夕暮れになった。一旦場がお開きになり、私は久しぶりに自室に戻った。私の部屋はあの頃のままだった。それは私の部屋を管理してくれている人がいるという事だ。
「久しぶり、アレクサンドラ」
私は笑顔で部屋で忙しそうに働く侍女にそう挨拶した。
「お嬢様、申し訳ございません。未だ、寝台の準備が整っておりませんでして」
「じゃあ、手伝うわよ。どうすればいいの?」
「手、手伝うのだなどと、滅相もございません」
「なんで? 私、今、貴族じゃないよ。アレクサンドラは男爵家の令嬢でしょ? 私の方こそずうずうしいのよ」
私はまた、にっこりとして、そう言った。アレクサンドラにはたくさん迷惑をかけた。彼女以外は直ぐに辞めてしまった。彼女だけが私に長い間尽くしてくれたのだ。それに対して私はお礼の一つも言った事がない、本当に駄目な子だ、私は、
「そ、そんな、もったいない。お嬢様に対等に接して頂くのだなんて、ましてや家事を手伝って頂くのだなんて」
「だから、今は貴族じゃないんだって、貴族なのはアレクサンドラの方よ」
そうって、ウインクすると、笑顔で、こう綴った。
「長い間、我儘な私に付き従ってくれてありがとう。お礼を言うわ。でも、私はもう、貴族じゃないの。だから、友達になってくれないかしら? 駄目?」
「そ、そんな、お嬢様とお友達だなんて!」
私はとどめだと言わんばかりに上目遣いで、アレクサンドラを見た。
「わ、わかりました。お嬢様のお友達にしてください。そんな名誉な事はございません」
「そんな、堅苦しいのは無しよ。アリ!」
「えっ! アリ?」
「私の事はクリスと呼んで」
アリはポ~と頬を赤くすると、突然、私の胸に飛び込んで来た。
「わ、私、お嬢様の事が心配で、心配で…でも、私の心配は杞憂でした。やはりお嬢様はマリア様のお子様です。こんなに素敵なお嬢様になって、ああ、本当にクリスと呼んでいいのかしら?」
「呼んでいいのよ。友達なんだもの。その代わり、アリはアリね」
アリは私の胸の中で震えて泣いた。こんなにも私の事を想ってくれる人がいるのに、何故、私はそれに気がつく事がなかったんだろう。本当に自分の令嬢時代が悔やまれる。
アリと二人で、寝台を整えた。私はアリと夜に一緒に寝ようと誘った。寝台は大きくて、二人位、平気で寝れる。アリの部屋の簡素なベッドより、寝心地はいい筈だ。
アリは笑顔で私とのパジャマパーティに参加してくれると約束した。思えば、母よりも彼女の世話になった様な気がする。
アリが他の自分の仕事に戻ると、私は部屋を抜け出して、厨房に向かった。多分、私の為にうちの料理長が美味しい料理を振舞うつもりだろう。料理長には散々我儘で子供の頃から迷惑をかけた。急に気分が変わったと言って、料理のメニューを変更させたり、突然変な時間に帝都のスイーツが食べたいと言い出した私に、料理長は聞いただけのスイーツの味を再現してくれた。彼の料理は美味しかったし、たくさん迷惑をかけたのに、お礼一つ言った事がない。
私はお礼を言いたかった。彼は私の手料理の先生でもあるのだ。恩人なのだ。
「こんにちは、アルヴィン料理長、クリスです」
「お、お嬢様、本当にお嬢様だ。良かった、無事だったのですね」
「おかげ様で、この通り、ぴんぴんしてます。ところで、お手伝いに来たのですけど?」
料理長はあり得ないものを見たかの様な顔をして、思わず、手に取っていた皿を落としてしまった。
「危ないですと気をつけないと」
床に落ちた皿を片付ける料理長、私もお手伝いをしようとした。
「駄目です、お嬢様! 万が一、指でも切ったりしたら!」
「アルヴィンさん。私は今は剣を振り回して、魔物と戦う騎士をしてるんですよ。指どころか腕一本なくなる位の事は覚悟してますわ」
「そ、そんなお嬢様!」
「安心して、みんな守ってくれるから、そんな事にはならないわよ。それより、お手伝いへの参加へのお返事をお願い」
「是非お願いします。お嬢様と料理の準備ができるのだなど、夢のようだ」
「ありがとう。それと、いつも美味しい料理を食べさせて頂いてありがとう。アクレイア王国に追放されて、アルヴィンさんの料理がどんなに美味しかったのかがわかったわ」
私はぺこりと頭を下げた。私が顔をあげると料理長だけでなく、他の厨房の使用人が唖然として私の方を見つめていた。それだけ、私の過去の立ち振る舞いが悪かったからだろう。
「お、お嬢様…」
「今は帝国では平民よ、お嬢様じゃないわよ」
私は500年前の王国の古いラブソングを口ずさみながら、みんなと料理を手伝った。そして、今までのお詫びに私がディセルドルフの街で教えてもらった300年前のあの地方のお菓子や名物料理のレシピを教えてあげた。今日の晩餐会にもいくつか出るだろう。
こうして、家族と久しぶりに団らんを楽しんだ。夜はアリと女子会を楽しんだ。アンと良くやっているので、普通の女子会みたいになった。アリは私がアルとお付き合いしている事を羨ましそうにしていた。アリももうじき、婚約者が決まるそうだ。自由恋愛に随分と興味があった様だ。
アリとたっぷり話した後、ぐっすり眠り、朝起きて、身づくろいして、朝の挨拶をして、朝食を食べて…昔と同じ筈だった。でも、違う、私の顔には笑みが浮かび、皆が私に笑みを返してくれる。それがとても嬉しかった。
そうこうしていると、迎えの馬車が来た。私は皆にお別れの挨拶を丁寧にして、皆にプレゼントを贈った。一人一人に手渡した。みんな喜んでくれた。
「クリス、いつまでたってもここはお前の家だ。何時でも訪ねてきてくれよ」
「クリス、身体には気をつけてね。無理は駄目よ」
「お姉さま、気をつけてくださいまし」
「ありがとう。また機会があれば、実家に寄らせてもらうわ」
私は笑顔で実家に手を振って家族へ別れの挨拶をした。
「お嬢様行ってらっしゃい!!」
使用人達は別れの言葉じゃなくて、行ってらっしゃいと言ってくれた。
「ありがとう、みんな! 私、帝国の為に頑張るわ!」
そう言って、実家を後にした。
次に来る時はアルとの結婚の報告になるのかしら? 私はそう夢想すると自然と笑顔がこぼれた。
父や母、妹ベアトリスと冒険者時代の事や騎士団での事を話していると、すっかり夕暮れになった。一旦場がお開きになり、私は久しぶりに自室に戻った。私の部屋はあの頃のままだった。それは私の部屋を管理してくれている人がいるという事だ。
「久しぶり、アレクサンドラ」
私は笑顔で部屋で忙しそうに働く侍女にそう挨拶した。
「お嬢様、申し訳ございません。未だ、寝台の準備が整っておりませんでして」
「じゃあ、手伝うわよ。どうすればいいの?」
「手、手伝うのだなどと、滅相もございません」
「なんで? 私、今、貴族じゃないよ。アレクサンドラは男爵家の令嬢でしょ? 私の方こそずうずうしいのよ」
私はまた、にっこりとして、そう言った。アレクサンドラにはたくさん迷惑をかけた。彼女以外は直ぐに辞めてしまった。彼女だけが私に長い間尽くしてくれたのだ。それに対して私はお礼の一つも言った事がない、本当に駄目な子だ、私は、
「そ、そんな、もったいない。お嬢様に対等に接して頂くのだなんて、ましてや家事を手伝って頂くのだなんて」
「だから、今は貴族じゃないんだって、貴族なのはアレクサンドラの方よ」
そうって、ウインクすると、笑顔で、こう綴った。
「長い間、我儘な私に付き従ってくれてありがとう。お礼を言うわ。でも、私はもう、貴族じゃないの。だから、友達になってくれないかしら? 駄目?」
「そ、そんな、お嬢様とお友達だなんて!」
私はとどめだと言わんばかりに上目遣いで、アレクサンドラを見た。
「わ、わかりました。お嬢様のお友達にしてください。そんな名誉な事はございません」
「そんな、堅苦しいのは無しよ。アリ!」
「えっ! アリ?」
「私の事はクリスと呼んで」
アリはポ~と頬を赤くすると、突然、私の胸に飛び込んで来た。
「わ、私、お嬢様の事が心配で、心配で…でも、私の心配は杞憂でした。やはりお嬢様はマリア様のお子様です。こんなに素敵なお嬢様になって、ああ、本当にクリスと呼んでいいのかしら?」
「呼んでいいのよ。友達なんだもの。その代わり、アリはアリね」
アリは私の胸の中で震えて泣いた。こんなにも私の事を想ってくれる人がいるのに、何故、私はそれに気がつく事がなかったんだろう。本当に自分の令嬢時代が悔やまれる。
アリと二人で、寝台を整えた。私はアリと夜に一緒に寝ようと誘った。寝台は大きくて、二人位、平気で寝れる。アリの部屋の簡素なベッドより、寝心地はいい筈だ。
アリは笑顔で私とのパジャマパーティに参加してくれると約束した。思えば、母よりも彼女の世話になった様な気がする。
アリが他の自分の仕事に戻ると、私は部屋を抜け出して、厨房に向かった。多分、私の為にうちの料理長が美味しい料理を振舞うつもりだろう。料理長には散々我儘で子供の頃から迷惑をかけた。急に気分が変わったと言って、料理のメニューを変更させたり、突然変な時間に帝都のスイーツが食べたいと言い出した私に、料理長は聞いただけのスイーツの味を再現してくれた。彼の料理は美味しかったし、たくさん迷惑をかけたのに、お礼一つ言った事がない。
私はお礼を言いたかった。彼は私の手料理の先生でもあるのだ。恩人なのだ。
「こんにちは、アルヴィン料理長、クリスです」
「お、お嬢様、本当にお嬢様だ。良かった、無事だったのですね」
「おかげ様で、この通り、ぴんぴんしてます。ところで、お手伝いに来たのですけど?」
料理長はあり得ないものを見たかの様な顔をして、思わず、手に取っていた皿を落としてしまった。
「危ないですと気をつけないと」
床に落ちた皿を片付ける料理長、私もお手伝いをしようとした。
「駄目です、お嬢様! 万が一、指でも切ったりしたら!」
「アルヴィンさん。私は今は剣を振り回して、魔物と戦う騎士をしてるんですよ。指どころか腕一本なくなる位の事は覚悟してますわ」
「そ、そんなお嬢様!」
「安心して、みんな守ってくれるから、そんな事にはならないわよ。それより、お手伝いへの参加へのお返事をお願い」
「是非お願いします。お嬢様と料理の準備ができるのだなど、夢のようだ」
「ありがとう。それと、いつも美味しい料理を食べさせて頂いてありがとう。アクレイア王国に追放されて、アルヴィンさんの料理がどんなに美味しかったのかがわかったわ」
私はぺこりと頭を下げた。私が顔をあげると料理長だけでなく、他の厨房の使用人が唖然として私の方を見つめていた。それだけ、私の過去の立ち振る舞いが悪かったからだろう。
「お、お嬢様…」
「今は帝国では平民よ、お嬢様じゃないわよ」
私は500年前の王国の古いラブソングを口ずさみながら、みんなと料理を手伝った。そして、今までのお詫びに私がディセルドルフの街で教えてもらった300年前のあの地方のお菓子や名物料理のレシピを教えてあげた。今日の晩餐会にもいくつか出るだろう。
こうして、家族と久しぶりに団らんを楽しんだ。夜はアリと女子会を楽しんだ。アンと良くやっているので、普通の女子会みたいになった。アリは私がアルとお付き合いしている事を羨ましそうにしていた。アリももうじき、婚約者が決まるそうだ。自由恋愛に随分と興味があった様だ。
アリとたっぷり話した後、ぐっすり眠り、朝起きて、身づくろいして、朝の挨拶をして、朝食を食べて…昔と同じ筈だった。でも、違う、私の顔には笑みが浮かび、皆が私に笑みを返してくれる。それがとても嬉しかった。
そうこうしていると、迎えの馬車が来た。私は皆にお別れの挨拶を丁寧にして、皆にプレゼントを贈った。一人一人に手渡した。みんな喜んでくれた。
「クリス、いつまでたってもここはお前の家だ。何時でも訪ねてきてくれよ」
「クリス、身体には気をつけてね。無理は駄目よ」
「お姉さま、気をつけてくださいまし」
「ありがとう。また機会があれば、実家に寄らせてもらうわ」
私は笑顔で実家に手を振って家族へ別れの挨拶をした。
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