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赤の森の大討伐6
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エンシャントドラゴンが私達の目の前に顕現すると同時にもう一つの龍が顕現した。それは聖龍。この森の支配者にしてアクイレイア王国の守護聖獣。魔物の中でもエンシャントドラゴンは特別な存在だ。聖龍もエンシャントドラゴンの一種だが、大きな違い、それは、聖龍は人語を話し、人語を理解する。この聖龍は未だエンシャントドラゴンの幼龍の時に私が拾い、人語を教えた。そして人語を学んだ幼龍はエンシャントドラゴンから聖龍へと更に進化した。聖龍は女神様の加護を受ける最強の龍種なのだ。500年前も未だ成長しきっていない幼生の聖龍はSSSクラスのエンシャントドラゴンに一旦敗れた。しかし、私が敵討ちとばかりに、敵のエンシャントドラゴンにガンガン魔法攻撃した時、あの時も転移の魔法で再び現れた。
『ギヤァァァァァッァァァァァッァァア!?』
聖龍は顕現するか否やエンシャントドラゴンの首に食らいついた。その機会を私は見逃さなかった。勝負は一瞬、この一撃で倒さないと危険だ。私は魔素では無く、虚無で魔法剣を発動した。そして、
「昇竜剣、雷!」
バリバリバリバリバリ
雷を纏い、魔法剣が一閃、属性が不明なエンシャントドラゴンの首に雷撃の魔法を込めた魔法剣を振るう。属性には有利、不利があるが、光属性の雷の魔法剣は有利、不利がない。
『ガキーン』
龍の鱗のひびは音をたてて砕け散った。そして、
『ドスン』
そしてエンシャントドラゴンの首は落ちた。私達の勝利だ。
「聖龍には攻撃しないでください。味方です」
私は大声で怒鳴った。既に聖龍に向かって、魔法を唱える者がいた。彼らは聖龍が味方な事を知らないのだろう。だから出発前の会議でも聖龍の話題が出なかったのだろう。
白銀の翼を持ち、白い体躯の大型の龍、聖龍、その姿は美しい。これ程美しい魔物は存在しないだろう。
『久しぶり。アリシア』
「(私だとわかったの?)」
『わかったさ。魂の色は少し変わった様だけど、僕にはわかるよ。昨日、君の虚無の魔法に気がついて、君達の動向を追ってたんだ』
アリシアとは私の前世での名前だ。伝説の大魔導士にして歴史上最悪最強の魔王を屠った最強の魔法使いアリシア。この名を知るものはもういまい。伝説の大魔導士は悪役。名前等意味をなさないのだろう。勇者達の名前は伝わっているだが、暗黒の大魔法使いの名は聞いた事がなかった。
「(ありがとう。危ない処だった。私、まだ、レベル低くて、危なかったの)」
『いや、僕の方こそ、又、再び君に助けられるなんて、駄目な聖龍だよ』
「(また、脱皮した処をやられたの?)」
『うん、今回は周到に隠したつもりだったんだけど、見つかってしまって』
やはり、赤の森の異変は聖龍が敗北した為だった。聖龍が隠れた為、魔物の出現パターンが変わったのだろう。エンシャントドラゴンを恐れて強い魔物が順次ケルンの街へ移動したんだ。だから、ケルンの街に近い処でも強い魔物が出た。
「(今の私の名前はクリスティーナよ。クリスって呼んでね)」
『わかった。クリス、それでだけど、500年前みたいに君と契約をしたい。500年前の魔法契約はもう縁が切れたみたいだから、もう一度君と従属魔法を結びたい。君の力が僕に流れて、僕の力も君に流れる。僕も虚数魔法を使える様になるし、この森を長い間、離れる事はできないけど、1日位なら何処へでも君の為に行って働くよ、いいだろう? あの頃みたいに?』
「(うん、お願い、ロプロス)」
聖龍ロプロスは子犬の様に私にじゃれついた。大きな顔なのにまるで子犬の様に私の顔を舐めたり、よしよししてやると、喉をごろごろして喜ぶ。幼龍だった頃の事を思い出しているんだろう。この子にとって私は母親みたいなものだから。
「ド、ドラゴンが人にじゃれるのだなんて…」
「信じられない…」
セシーリアさんと中隊長が驚愕の声を上げる。
「僕の名はロプロス、この国アクイレイア王国を守る聖獣だよ。この赤い森の守護獣もしている。クリスとは従属の魔法を取り交わす。僕はクリスの元、この国を守る事を誓おう」
「聖龍…伝説ではなかったのか?」
「それにしても何故クリスちゃんの従魔になるの?」
「(ロプロス、適当に誤魔化して)」
『わかった』
「僕はクリスの胸がいたく気に入ってしまって、その」
こら! ロプロス、何言ってんの?
「やはり、聖龍でさえ、クリスのでかい胸の価値がわかるんだ!」
エドヴァルドさんが頭の悪い事言い出した。いや、これはロプロスが悪い。流石にこの理由は酷すぎるよ。何故、私があまりに可憐だからとか、聖なる尊い雰囲気に感銘を受けたとか言わないのよ!
「(ちょっと、ロプロス、その理由、おかしくない?)」
『いや、みんな凄く納得しているよ』
「そうか、流石の聖なる龍もあの胸の価値がわかるのか?」
「流石、聖龍、俺達と価値観は同じなんだ」
「クリスちゃん。尊い処は胸だけだもんね」
どんな価値観だ? 私は胸にしか価値がないのか? 特にセシーリアさんの尊い処は胸だけだもんねという発言は頭にきた。女性にまでセクハラ受けるとは思わなかった。
「(ちょっと、冗談だよって取り消しなさいよ。私が可憐過ぎて、思わず獣魔になった事にしなさいよ!?)」
『それは無理だよ』
「(なんで?)」
『可憐さではそこの若い聖女さんが一番だし、尊さではもう一人の聖女さんだよ。君は一番エロい身体してるから、そこにしか目がいかないよ』
誰がエロい身体だ! こいつ500年前はあんなに可愛いかったのに! この子、私をどんな目で見てるの?
「(クリス諦めなよ)」
「(そうですよ。聖龍さんの判断は妥当ですよ)」
「(その通りです。聖龍からも認められる胸!)」
アル、アン、エドヴァルドさんに言われた。? まさか聞かれた?
「(まさか、私と聖龍の会話、わかったの?)」
「(だいたいは)」
「(よくわからないワードがあったけど、だいたいは)」
「(胸への想いは聖龍も人間も同じなのですな)」
幸い、エドヴァルドさんはよくわかってないようだ。でも、アルとアンにはわかってしまった様だ。二人には私の秘密を話した方がいいだろう。それと500年前の真実を、
聖龍と従属魔法を取り交わすと、聖龍は本来の巣穴に帰って行った。
『早く僕が帰還した事をこの森中の魔物に伝える必要があるんだ。でも、この赤の森の中なら呼んでもらえば一瞬で駆けつける事ができるから』
「ありがとう。いざという時はお願いね」
『もちろんだよ。君に受けた恩は忘れないよ。久しぶりにみんなに会えて楽しかったよ』
聖龍は白銀の翼をはためかせると空に飛び立っていった。
聖龍とのやり取りの間にも、セシーリアさんとエリスちゃんは負傷者の治癒で忙しかった。私も治癒に参加するも、ほとんどの人が既に二人に治癒されていた。そして、少し行軍すると大魔石の場所まで行きついた。目的の大魔石の浄化。三人で聖歌を歌った。大魔石はかなり浄化され、禍々しい漆黒の石から少し黒味がかかった石へと変化した。
「任務達成ですね」
「いや、帰還するまでが任務よ。みんな帰途も気をつけてね」
「でも、これで当分強力な魔物は生まれなさそうね。ありがとう、クリスちゃん、エリスちゃん」
エリスちゃんとセシーリアさんと三人でそれぞれ感想を言うが、みんな顔の笑顔が眩しい。多分、私でさえ、今はいい顔してると思う。ちょっと、ロプロスにエロい女扱いされて腹たったけど、無事任務完了。帰途は聖龍の力も借りられるから、先ず大丈夫だろう。
こうして、私達は任務を完了して、ケルンの街へ帰った。私には聖龍をも魅了した胸の持ち主として不名誉な噂が流れたが、それは後日の話だ。ロプロスの馬鹿!!
『ギヤァァァァァッァァァァァッァァア!?』
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「昇竜剣、雷!」
バリバリバリバリバリ
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『ガキーン』
龍の鱗のひびは音をたてて砕け散った。そして、
『ドスン』
そしてエンシャントドラゴンの首は落ちた。私達の勝利だ。
「聖龍には攻撃しないでください。味方です」
私は大声で怒鳴った。既に聖龍に向かって、魔法を唱える者がいた。彼らは聖龍が味方な事を知らないのだろう。だから出発前の会議でも聖龍の話題が出なかったのだろう。
白銀の翼を持ち、白い体躯の大型の龍、聖龍、その姿は美しい。これ程美しい魔物は存在しないだろう。
『久しぶり。アリシア』
「(私だとわかったの?)」
『わかったさ。魂の色は少し変わった様だけど、僕にはわかるよ。昨日、君の虚無の魔法に気がついて、君達の動向を追ってたんだ』
アリシアとは私の前世での名前だ。伝説の大魔導士にして歴史上最悪最強の魔王を屠った最強の魔法使いアリシア。この名を知るものはもういまい。伝説の大魔導士は悪役。名前等意味をなさないのだろう。勇者達の名前は伝わっているだが、暗黒の大魔法使いの名は聞いた事がなかった。
「(ありがとう。危ない処だった。私、まだ、レベル低くて、危なかったの)」
『いや、僕の方こそ、又、再び君に助けられるなんて、駄目な聖龍だよ』
「(また、脱皮した処をやられたの?)」
『うん、今回は周到に隠したつもりだったんだけど、見つかってしまって』
やはり、赤の森の異変は聖龍が敗北した為だった。聖龍が隠れた為、魔物の出現パターンが変わったのだろう。エンシャントドラゴンを恐れて強い魔物が順次ケルンの街へ移動したんだ。だから、ケルンの街に近い処でも強い魔物が出た。
「(今の私の名前はクリスティーナよ。クリスって呼んでね)」
『わかった。クリス、それでだけど、500年前みたいに君と契約をしたい。500年前の魔法契約はもう縁が切れたみたいだから、もう一度君と従属魔法を結びたい。君の力が僕に流れて、僕の力も君に流れる。僕も虚数魔法を使える様になるし、この森を長い間、離れる事はできないけど、1日位なら何処へでも君の為に行って働くよ、いいだろう? あの頃みたいに?』
「(うん、お願い、ロプロス)」
聖龍ロプロスは子犬の様に私にじゃれついた。大きな顔なのにまるで子犬の様に私の顔を舐めたり、よしよししてやると、喉をごろごろして喜ぶ。幼龍だった頃の事を思い出しているんだろう。この子にとって私は母親みたいなものだから。
「ド、ドラゴンが人にじゃれるのだなんて…」
「信じられない…」
セシーリアさんと中隊長が驚愕の声を上げる。
「僕の名はロプロス、この国アクイレイア王国を守る聖獣だよ。この赤い森の守護獣もしている。クリスとは従属の魔法を取り交わす。僕はクリスの元、この国を守る事を誓おう」
「聖龍…伝説ではなかったのか?」
「それにしても何故クリスちゃんの従魔になるの?」
「(ロプロス、適当に誤魔化して)」
『わかった』
「僕はクリスの胸がいたく気に入ってしまって、その」
こら! ロプロス、何言ってんの?
「やはり、聖龍でさえ、クリスのでかい胸の価値がわかるんだ!」
エドヴァルドさんが頭の悪い事言い出した。いや、これはロプロスが悪い。流石にこの理由は酷すぎるよ。何故、私があまりに可憐だからとか、聖なる尊い雰囲気に感銘を受けたとか言わないのよ!
「(ちょっと、ロプロス、その理由、おかしくない?)」
『いや、みんな凄く納得しているよ』
「そうか、流石の聖なる龍もあの胸の価値がわかるのか?」
「流石、聖龍、俺達と価値観は同じなんだ」
「クリスちゃん。尊い処は胸だけだもんね」
どんな価値観だ? 私は胸にしか価値がないのか? 特にセシーリアさんの尊い処は胸だけだもんねという発言は頭にきた。女性にまでセクハラ受けるとは思わなかった。
「(ちょっと、冗談だよって取り消しなさいよ。私が可憐過ぎて、思わず獣魔になった事にしなさいよ!?)」
『それは無理だよ』
「(なんで?)」
『可憐さではそこの若い聖女さんが一番だし、尊さではもう一人の聖女さんだよ。君は一番エロい身体してるから、そこにしか目がいかないよ』
誰がエロい身体だ! こいつ500年前はあんなに可愛いかったのに! この子、私をどんな目で見てるの?
「(クリス諦めなよ)」
「(そうですよ。聖龍さんの判断は妥当ですよ)」
「(その通りです。聖龍からも認められる胸!)」
アル、アン、エドヴァルドさんに言われた。? まさか聞かれた?
「(まさか、私と聖龍の会話、わかったの?)」
「(だいたいは)」
「(よくわからないワードがあったけど、だいたいは)」
「(胸への想いは聖龍も人間も同じなのですな)」
幸い、エドヴァルドさんはよくわかってないようだ。でも、アルとアンにはわかってしまった様だ。二人には私の秘密を話した方がいいだろう。それと500年前の真実を、
聖龍と従属魔法を取り交わすと、聖龍は本来の巣穴に帰って行った。
『早く僕が帰還した事をこの森中の魔物に伝える必要があるんだ。でも、この赤の森の中なら呼んでもらえば一瞬で駆けつける事ができるから』
「ありがとう。いざという時はお願いね」
『もちろんだよ。君に受けた恩は忘れないよ。久しぶりにみんなに会えて楽しかったよ』
聖龍は白銀の翼をはためかせると空に飛び立っていった。
聖龍とのやり取りの間にも、セシーリアさんとエリスちゃんは負傷者の治癒で忙しかった。私も治癒に参加するも、ほとんどの人が既に二人に治癒されていた。そして、少し行軍すると大魔石の場所まで行きついた。目的の大魔石の浄化。三人で聖歌を歌った。大魔石はかなり浄化され、禍々しい漆黒の石から少し黒味がかかった石へと変化した。
「任務達成ですね」
「いや、帰還するまでが任務よ。みんな帰途も気をつけてね」
「でも、これで当分強力な魔物は生まれなさそうね。ありがとう、クリスちゃん、エリスちゃん」
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