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アン・ソフィーさんを特訓したいと思います。
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私はこの機会にアン・ソフィさんとアルに特訓をしようと思った。特にアン・ソフィさんには好感を持ってもらいたい。冒険者ギルド入会の時の説明で、この教習で出会った教習生同士がパーティを組む事が多いそうだ。既に私がヤバい人だと思われているので、私とパーティを組んでくれる人は少ないだろう。それに女の子のお友達が欲しい。イケメンだけど根性が少し曲がってるし、頼りないアルより、綺麗な女の子のアン・ソフィさんがいい。
「闘気? そんなの聞いた事ないですけど?」
「そうだよ。確かに先日の決闘はびっくりしたけど、どうしてクリスがそんな事知ってるの?」
アルもアン・ソフィさんもやや私の発言を疑い気味だ。もちろん、これに対する答えは用意している。
「実家に伝わる秘密なんです」
アルが真剣な顔をする。それはそうだ。ケーニスマルク家に伝わる事なら真偽の程も真に近い事が容易に察する事ができる。
「珍しいけど、クリスは嘘を言っていないみたいだ」
いや、嘘言ってるけどね! アルさえ騙せるようになり、少し自信をつけた。
「本当なんですか? クリスさんの言っている事?」
「僕を信じて欲しい。クリスの言っている事は本当だと思う」
「わかりました。アルさんがそういうならそうだと思います」
何でアルが言うとそうだと思って、私だと信じてもらえない訳?
「まあ、とにかく信じてもらえたようだから、明日のお昼の武道館のフリータイムの時、特訓ね」
「クリス、自分は全然信じてもらえなくて、僕が簡単に信じてもらえた事にショック受けてる?」
受けてるわよ。ホント、アルは性格悪いのよ!
「いやぁ、突然信じられる話じゃないから、仕方ないと思うわ」
「ほお?」
「ですので信じてもらえなかった事は、全然、全く、これっぽっちも、気にしてないわよ」
「いや、全然気にしてるじゃないか! 相変わらずクリスはみみっちいな!」
カチン! よりにもよって、みみっちいですって! アルの意地悪! 特訓でひぃーひぃー言わしたる!
あくる日のお昼、教習が始まる前のお昼休み。この時間は一般的に食事の時間だ。だから、武道館は誰も使用していない。この時間は自由に使用がOKだ。もちろん私達と同じ様な考えで自主練している人達も大勢いる。
「じゃ、先ずはアルとアン・ソフィさんで木剣で戦ってみて」
「ああ、わかった」
「わかりました。よろしくお願い致します。」
数撃、木剣の打ち込みが始まると簡単に結果が出た。嘘! アル、信じられない位強い! でも絶対惚れないわよ!
「アルは闘気のコントロールがもう出来ているみたい。それに比べてアン・ソフィさんは全然できていないわ」
「やっぱりですか?」
「でも安心して! 闘気をコントロールする練習は簡単よ。コントロールできる様になったら、以前の数倍力強く、素早くなれるわよ。もし、タレント持ってたら、ほとんど無双できるわよ」
「えっ? タレント持ってるの関係あるんですか?」
「それはそうですよ。タレントは言ってみれば闘気の入ってくる蛇口ですよ。だから、蛇口が大きければより多くの闘気が取り出せるんですよ」
「あの? 私ファイターのタレント持ってますけど、本当に無双できるんですか?」
「えっ? 持ってるんですか? じゃ間違いなく強くなれますよ」
驚いた。まさかタレント持ちとは......それにしてもタレント持ってて、騎士学園落第するって、ホントに才能ないんだ......流石にこれは口には出せない。私だって心はある!
「じゃ、先ず。アン・ソフィさん、今、激しく戦ったから、何か熱いものが、お腹のこの辺、丹田と言うんですけど、感じませんか?」
「そういえば、感じます。熱い感じがします」
「そう、その感じです。その丹田の闘気を体中に送る様なイメージできますか?」
「はい、やってみます」
アン・ソフィさんを観察する。闘気の巡りを感じる。良かった。アン・ソフィさんはきっかけさえ掴めば、簡単に取得できるタイプだ。
「次に同じ闘気が自身の周りに感じませんか? もちろん、小さな闘気ですけど、少しだけ熱いものを感じる筈です」
「あっ! ホントだ。小さいけど、同じ熱いものを感じます!」
「じゃあ、その周りの熱いものを丹田に吸収するイメージできますか?」
「やってみます」
アン・ソフィさんの周りの闘気がアン・ソフィさんに吸収されていく。うまく行った。基礎はほぼできた。これでプラーナが身体能力を大幅に向上させてくれる。
「じゃぁ、さっきの要領で、周りの闘気を丹田に集中させて、その後、丹田から体中に闘気を巡らせてください。そして、もう一回、アルと戦ってください」
「クリス、僕は未だ何も教わってないよ」
「アルはいいの!」
「あっ! 昨日の仕返しだね? うわぁ……すごい笑顔だな」
「クリスさん。もしかして性格悪いんですか?」
「……アル、少し、教えてあげるわね♡ 私、優しいからね!」
「ああああああぁ! クリスさん。ごめんなさい」
「……あら私はフェアじゃない事に気がついただけですから......じゃあ……このまま特訓を続けていいのかしら?」
「「このまま続けさせてくださいっ!」」
二人が再び戦い始めるが......あれ? これはどういう事? 信じられない事にアルはアン・ソフィさんと互角だった。アルの闘気の動きは確かにいい、しかし、クラス1のファイターのタレント、女神の圧倒的な加護を授かっているアン・ソフィさんに勝てる筈が無い。しかし、互角、いや、当然互角なんだろう。だって、アルから感じる闘気の量はアン・ソフィさんとほぼ互角なのだ。しかし・・・そんな事はあり得ない筈・・・
「ちょっと、ストップ」
「えっ!」
「あ、はい」
「あの、アル、あなた何時からそんなに強くなったの? 昔チャンバラしてた時そんなに強くなかったでしょ?」
「ああ、僕はクラス2のウォーリアのタレントもらったから。それがどうしたの?」
「はぁ? 聞いてないわよ。そんなの!」
「僕に報告の義務あったっけ?」
私は真剣というよりかなりあくどい笑顔を作った。
「…………笑っている内に忖度した方がいいわよ?」
「わかりました。今後何でも事細やかに報告します」
「アル、忖度し過ぎよ………どんだけ妥協するの......」
冗談で言っているけど、これはとても重要な事だった。アルはクラス2の貴重なタレントを持つ騎士学園の生徒だったんだ。彼が言ってた家から払い箱というのは嘘だろう。男爵家がクラス2のタレントを持つ騎士を手放す訳が無い。彼は騎士団の団長にすらなり得る素養があったのだ。
私はアルに闘気の手ほどきをするとアルは更に強くなった。
しかし、アン・ソフィはとても重大な事を私達に教えてくれた。
「あの、クリスさん。教えて頂いた事は大変ありがたいのですが......」
アン・ソフィさんが言いよどむ。何事だろう? 困る事なんて何も無い筈?
「クリスさん。こんな事、他の人に知れたら大変なことになりますよ。気をつけてください! こんな事がわかったら、国家機密レベルですよ! ねぇ、アルさんもそう思いませんか?」
「確かに国家機密だと思う。でも僕とクリスがそれを知っていても不思議は無いな」
「へぇ?」
「思い出して。先日のクリスの叔父さんの話、どちらにしてもクリスのヤバい件を話すと大抵、あくる日までに、この世から消える運命になるんだ。僕とクリス以外は」
「ひっ……ひぎゃああああああ!」
アルは随分アン・ソフィさんを脅したが、おそらく口封じだろう。ホント性格悪いアルは......女の子になんて事するんだ。だけど、アン・ソフィさんの言う通りだ。うかつにべらべらしゃべると、この件は危険だ。今後、この手の事は言うまいとそう誓った。それに、アン・ソフィさんはどうも、私に忠誠を誓う様だ。アルがどうも何か吹き込んだらしい。アルの性格の悪さには困ったが、アン・ソフィさんが手下.....もとい、仲間になってくれてとても心強い。
「闘気? そんなの聞いた事ないですけど?」
「そうだよ。確かに先日の決闘はびっくりしたけど、どうしてクリスがそんな事知ってるの?」
アルもアン・ソフィさんもやや私の発言を疑い気味だ。もちろん、これに対する答えは用意している。
「実家に伝わる秘密なんです」
アルが真剣な顔をする。それはそうだ。ケーニスマルク家に伝わる事なら真偽の程も真に近い事が容易に察する事ができる。
「珍しいけど、クリスは嘘を言っていないみたいだ」
いや、嘘言ってるけどね! アルさえ騙せるようになり、少し自信をつけた。
「本当なんですか? クリスさんの言っている事?」
「僕を信じて欲しい。クリスの言っている事は本当だと思う」
「わかりました。アルさんがそういうならそうだと思います」
何でアルが言うとそうだと思って、私だと信じてもらえない訳?
「まあ、とにかく信じてもらえたようだから、明日のお昼の武道館のフリータイムの時、特訓ね」
「クリス、自分は全然信じてもらえなくて、僕が簡単に信じてもらえた事にショック受けてる?」
受けてるわよ。ホント、アルは性格悪いのよ!
「いやぁ、突然信じられる話じゃないから、仕方ないと思うわ」
「ほお?」
「ですので信じてもらえなかった事は、全然、全く、これっぽっちも、気にしてないわよ」
「いや、全然気にしてるじゃないか! 相変わらずクリスはみみっちいな!」
カチン! よりにもよって、みみっちいですって! アルの意地悪! 特訓でひぃーひぃー言わしたる!
あくる日のお昼、教習が始まる前のお昼休み。この時間は一般的に食事の時間だ。だから、武道館は誰も使用していない。この時間は自由に使用がOKだ。もちろん私達と同じ様な考えで自主練している人達も大勢いる。
「じゃ、先ずはアルとアン・ソフィさんで木剣で戦ってみて」
「ああ、わかった」
「わかりました。よろしくお願い致します。」
数撃、木剣の打ち込みが始まると簡単に結果が出た。嘘! アル、信じられない位強い! でも絶対惚れないわよ!
「アルは闘気のコントロールがもう出来ているみたい。それに比べてアン・ソフィさんは全然できていないわ」
「やっぱりですか?」
「でも安心して! 闘気をコントロールする練習は簡単よ。コントロールできる様になったら、以前の数倍力強く、素早くなれるわよ。もし、タレント持ってたら、ほとんど無双できるわよ」
「えっ? タレント持ってるの関係あるんですか?」
「それはそうですよ。タレントは言ってみれば闘気の入ってくる蛇口ですよ。だから、蛇口が大きければより多くの闘気が取り出せるんですよ」
「あの? 私ファイターのタレント持ってますけど、本当に無双できるんですか?」
「えっ? 持ってるんですか? じゃ間違いなく強くなれますよ」
驚いた。まさかタレント持ちとは......それにしてもタレント持ってて、騎士学園落第するって、ホントに才能ないんだ......流石にこれは口には出せない。私だって心はある!
「じゃ、先ず。アン・ソフィさん、今、激しく戦ったから、何か熱いものが、お腹のこの辺、丹田と言うんですけど、感じませんか?」
「そういえば、感じます。熱い感じがします」
「そう、その感じです。その丹田の闘気を体中に送る様なイメージできますか?」
「はい、やってみます」
アン・ソフィさんを観察する。闘気の巡りを感じる。良かった。アン・ソフィさんはきっかけさえ掴めば、簡単に取得できるタイプだ。
「次に同じ闘気が自身の周りに感じませんか? もちろん、小さな闘気ですけど、少しだけ熱いものを感じる筈です」
「あっ! ホントだ。小さいけど、同じ熱いものを感じます!」
「じゃあ、その周りの熱いものを丹田に吸収するイメージできますか?」
「やってみます」
アン・ソフィさんの周りの闘気がアン・ソフィさんに吸収されていく。うまく行った。基礎はほぼできた。これでプラーナが身体能力を大幅に向上させてくれる。
「じゃぁ、さっきの要領で、周りの闘気を丹田に集中させて、その後、丹田から体中に闘気を巡らせてください。そして、もう一回、アルと戦ってください」
「クリス、僕は未だ何も教わってないよ」
「アルはいいの!」
「あっ! 昨日の仕返しだね? うわぁ……すごい笑顔だな」
「クリスさん。もしかして性格悪いんですか?」
「……アル、少し、教えてあげるわね♡ 私、優しいからね!」
「ああああああぁ! クリスさん。ごめんなさい」
「……あら私はフェアじゃない事に気がついただけですから......じゃあ……このまま特訓を続けていいのかしら?」
「「このまま続けさせてくださいっ!」」
二人が再び戦い始めるが......あれ? これはどういう事? 信じられない事にアルはアン・ソフィさんと互角だった。アルの闘気の動きは確かにいい、しかし、クラス1のファイターのタレント、女神の圧倒的な加護を授かっているアン・ソフィさんに勝てる筈が無い。しかし、互角、いや、当然互角なんだろう。だって、アルから感じる闘気の量はアン・ソフィさんとほぼ互角なのだ。しかし・・・そんな事はあり得ない筈・・・
「ちょっと、ストップ」
「えっ!」
「あ、はい」
「あの、アル、あなた何時からそんなに強くなったの? 昔チャンバラしてた時そんなに強くなかったでしょ?」
「ああ、僕はクラス2のウォーリアのタレントもらったから。それがどうしたの?」
「はぁ? 聞いてないわよ。そんなの!」
「僕に報告の義務あったっけ?」
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「…………笑っている内に忖度した方がいいわよ?」
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冗談で言っているけど、これはとても重要な事だった。アルはクラス2の貴重なタレントを持つ騎士学園の生徒だったんだ。彼が言ってた家から払い箱というのは嘘だろう。男爵家がクラス2のタレントを持つ騎士を手放す訳が無い。彼は騎士団の団長にすらなり得る素養があったのだ。
私はアルに闘気の手ほどきをするとアルは更に強くなった。
しかし、アン・ソフィはとても重大な事を私達に教えてくれた。
「あの、クリスさん。教えて頂いた事は大変ありがたいのですが......」
アン・ソフィさんが言いよどむ。何事だろう? 困る事なんて何も無い筈?
「クリスさん。こんな事、他の人に知れたら大変なことになりますよ。気をつけてください! こんな事がわかったら、国家機密レベルですよ! ねぇ、アルさんもそう思いませんか?」
「確かに国家機密だと思う。でも僕とクリスがそれを知っていても不思議は無いな」
「へぇ?」
「思い出して。先日のクリスの叔父さんの話、どちらにしてもクリスのヤバい件を話すと大抵、あくる日までに、この世から消える運命になるんだ。僕とクリス以外は」
「ひっ……ひぎゃああああああ!」
アルは随分アン・ソフィさんを脅したが、おそらく口封じだろう。ホント性格悪いアルは......女の子になんて事するんだ。だけど、アン・ソフィさんの言う通りだ。うかつにべらべらしゃべると、この件は危険だ。今後、この手の事は言うまいとそう誓った。それに、アン・ソフィさんはどうも、私に忠誠を誓う様だ。アルがどうも何か吹き込んだらしい。アルの性格の悪さには困ったが、アン・ソフィさんが手下.....もとい、仲間になってくれてとても心強い。
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