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どっちの感情か。
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気が付いたら、家のベッドの上に
横になっていた。
気が付いたら、というのは、さっきの
“あの出来事”が強烈すぎて、その後の
藤堂先生と渡邊先生が何を話して
いたのかとか、どうやって帰ったのか、とか
そういう記憶が軽く飛んでいたから。
だって、さっき、藤堂先生と…
私「っ!」
恥ずかしくなったと同時に、悲しみと
それから怒りに似たような感情が
じわじわと湧き上がってきた。
“私”なら、別に何とも思わないと思う。
でも、ヒロインならきっと、いや絶対
心が押しつぶされそうに痛いはず。
だから、この感情は確実にヒロインのもの。
そうだよね。急にキスされたかと思ったら
東峰とキスしてただろ、とか勘違いしてて
しかも、口塞いだだけとか言うし。
あー。なんだろう。なんだか、頭の中
ぐちゃぐちゃになってきたわ。
“私”なら、藤堂先生とキスして、ラッキー
とか思っただろうけどね。
その後の藤堂先生の発言は別として…
だって、なんかムカつくし。
普通に考えて、あの言い方はないよ、うん。
私「もしかして、照れ隠し?
いやいやいやいや…」
頭の中が、混乱してる。
私の中で、もう一人の私(ヒロイン)の感情が
戦ってる様な感じ。
私「…藤堂先生は、どういうつもり
だったんだろう…」
あぁ!そうだ。
これが、忘れていた乙女心ってやつ!
ヒロインのぐちゃぐちゃの心とは裏腹に
私自身は、どうやら楽しんでいるようだ。
ヒロインは、藤堂先生と顔を合わせるのは
気まずいと思っている。
でも、私は純粋に、これから
どうなるんだろうかと、次の展開が
楽しみで仕方なくなっていた。
この感情をどうやって説明すればいいのか…。
とにかく、明日になってみれば
どうなるのか、わかるかな?
そう思いながら、目を閉じると…
私「!」
どうやら、現実世界で目が覚めた様子。
なんだか、フワフワとした気持ちで
少し、眠い。
ゲームの影響なのかな?
眠ったであろうヒロインの気持ちを
現実世界まで引っ張って来て
しまったのかもしれない。
そうだ!私の心は?気持ちは?
単純に、ウキウキしている。
次の展開が楽しみで、また藤堂先生に
会う事を考えると、そわそわしている。
そして、ちょっぴり切ない。
これが“私”の感情だ。
やっぱり、ゲームの中の悲しみと怒りと
そして、チクチクと痛みを感じる心は
ヒロインの物だった!
私「すごい!このアプリ」
改めて私は、そう思った。
『ガチャガチャ』
「ただいまー。」
旦那と子供達が帰ってきた。
スマホを握ったまま、あの世界に
浸っていたせいか、いつの間にか
旦那が言った「あと40分」
という時間が来ていたようだ。
一気に現実へと引き戻された感が
なんだか切ないな。
私はもう少しでアラフォー。
しかも既婚者で、子供も二人いる。
この世界では高校生なんかじゃない。
しっかりしろ、私!
心の中で自分を叱りつけた後
旦那と子供達を玄関まで出迎えた。
旦那「はい、お土産」
パーキングエリアで、夕飯を食べて来たようで
私に、お土産の牛タン弁当を手渡してくれた。
私がこの前、美味しいって言ってたの
覚えてくれてたんだなぁ。
私「ありがとう!」
こうやって、気を使ってくれる旦那が
いるのに、あの世界で高校生を楽しんでいる
なんて、なに馬鹿な事やってるんだろうな…
そう思いながらも、さっきユイミと話した
事を思い出していた。
「これは浮気じゃない」
旦那や子供達が眠るのを待ってから
こっそりとスマホを開く。
アプリを開いたまま放置していたのを
忘れていたようで、ロックを解除した画面には
「Next Story」の文字が出たまま。
今日は、そのまま寝ようと思っていたのに
気になって仕方ない。
ストーリーが?それとも、藤堂先生の事が?
…多分、どっちも。
なんだかやっぱり、少し後ろめたい
気持ちがある。それはきっと、このゲームが
リアルすぎるからだと思う。
この無料配信期間中の藤堂先生の
ストーリーをクリアしたら辞めよう!
私は、そう心に決めて画面をタップした。
『ピロピロピロリン♪ピロピロ…』
私は、何かのアラームの音で、ビックリして
起き上がった!
音の正体は、アラーム音ではなく
着信音だった。
画面には、ヒロインの通学している
高校の名前が表示されていた!
私「え?うそ、遅刻した?!
…お、おはようございます!
いますぐ行きます!遅刻してすみま…」
???「は?何言ってんだ、アンタ」
私「へ?」
???「今日、祝日だから」
そ、そうなの?
なんか、曜日感覚というか、時間の感覚も
だけど、よく分かんなくなってきている。
えっと…現実世界では、土曜日だったけど
こっちの世界では、祝日だったのね。
この前、テスト終わって、その後は…
あれ?ゴールデンウィークって
どうなったっけ?
ゲームの中って、いつの間にか過ぎてくから
よくわかんないな。
???「ところで、俺のスマホ知らない?
アンタの鞄の中とか。」
スマホ?なんの事だろう?
ってか、この声どこかで…
私「!と、とと藤堂先生!?」
藤堂「うわっ!デカい声出さなくても
聞こえてっから。」
私「な、な、なんで学校から…」
藤堂「いや、だから俺のスマホ」
私「スマホ?…」
昨日の記憶なんて、ほとんどない
というか、あんまり覚えてないけど
私…ではなくヒロインの手が鞄の中を
探し始めた。
私「!」
これ、藤堂先生のスマホ?
どうして、私の鞄の中にあるんだろう?
藤堂「あったか?」
私「はい。でも、どうして入ってたのか
わからな…」
藤堂「それ、学校まで持って来てくれ!
よろしく!」
私「え?ちょ、ま……」
一方的に切られた。
行くなんて言ってないのに、勝手すぎる。
だけど、どうしてだろう?
藤堂先生の声が聞けて嬉しいと思ったのは。
そして、これから会えると思ったら
なんだか、ウキウキしているのは。
それから、もう一つ。
「ギュッ」と、胸が締め付けられて
ちょっとだけ、苦しい。
こっちは、私じゃなくヒロインの感情だよね。
またまた、私の感情とヒロインの感情が
戦っていて、変な気分。
でも、そのヒロインの感情に、浸る事にした。
だって、せっかく甘酸っぱい物語を
体験出来ているんだから!
私は、すぐに用意をして藤堂先生の待つ
学校へと向かった。
学校に着いた頃には、私の斜め上にいた
太陽が、もう頭のてっぺん。
暖かいというよりは、少し暑い。
そういえば、藤堂先生。学校とだけしか
言わなかったけど、どこに行けば
いいんだろう?
職員室に行けばいいのかな?
いや、違うか。ここは、化学室かな。
そんな事を思いながらも、昨日の出来事を
思い出してしまった!
私「き、きまずい…」
今更だけど、なんか、きまずい。
だって、昨日の夜、ロッカーで…
私「っ!や、やっぱり行くの辞めようかな!
いや、でもスマホないと困るよね…
でもなぁ…」
私は、いつの間にか着いていた化学室と
資料室の廊下をウロウロする。
ってか、藤堂先生、電話してきた時
すんごい普通だったけど、全く何とも
思ってないわけ?
それどころか、スマホ持って来いとか
横暴すぎるんじゃぁ…
頭の中が、ぐちゃぐちゃで、複雑な気持ち。
藤堂先生って、何考えているんだろう。
???「おい、なにブツブツ一人言
しゃべってんだ?」
私「ぅわぁっ!」
やっぱり、化学室にいた藤堂先生が
急に化学室の戸を開けた!
私「あ、あの、おはようございます!」
咄嗟に出たのは、おはようの挨拶。
藤堂「くくく…なんだよ、面白いヤツだな。
もう、昼だっつーの。ほら、こっち。
入れよ。」
私「っ…」
どうして、この人はっ…
私に向けた藤堂先生の笑顔が
優しすぎて、素敵すぎて…
昨日の事が、どうでもよくなってしまう。
この爽やかイケメンがっ☆
私「ずるい…」
藤堂「ん?」
私「なんでもないです」
私は、藤堂先生に言われたまま化学室に入った。
横になっていた。
気が付いたら、というのは、さっきの
“あの出来事”が強烈すぎて、その後の
藤堂先生と渡邊先生が何を話して
いたのかとか、どうやって帰ったのか、とか
そういう記憶が軽く飛んでいたから。
だって、さっき、藤堂先生と…
私「っ!」
恥ずかしくなったと同時に、悲しみと
それから怒りに似たような感情が
じわじわと湧き上がってきた。
“私”なら、別に何とも思わないと思う。
でも、ヒロインならきっと、いや絶対
心が押しつぶされそうに痛いはず。
だから、この感情は確実にヒロインのもの。
そうだよね。急にキスされたかと思ったら
東峰とキスしてただろ、とか勘違いしてて
しかも、口塞いだだけとか言うし。
あー。なんだろう。なんだか、頭の中
ぐちゃぐちゃになってきたわ。
“私”なら、藤堂先生とキスして、ラッキー
とか思っただろうけどね。
その後の藤堂先生の発言は別として…
だって、なんかムカつくし。
普通に考えて、あの言い方はないよ、うん。
私「もしかして、照れ隠し?
いやいやいやいや…」
頭の中が、混乱してる。
私の中で、もう一人の私(ヒロイン)の感情が
戦ってる様な感じ。
私「…藤堂先生は、どういうつもり
だったんだろう…」
あぁ!そうだ。
これが、忘れていた乙女心ってやつ!
ヒロインのぐちゃぐちゃの心とは裏腹に
私自身は、どうやら楽しんでいるようだ。
ヒロインは、藤堂先生と顔を合わせるのは
気まずいと思っている。
でも、私は純粋に、これから
どうなるんだろうかと、次の展開が
楽しみで仕方なくなっていた。
この感情をどうやって説明すればいいのか…。
とにかく、明日になってみれば
どうなるのか、わかるかな?
そう思いながら、目を閉じると…
私「!」
どうやら、現実世界で目が覚めた様子。
なんだか、フワフワとした気持ちで
少し、眠い。
ゲームの影響なのかな?
眠ったであろうヒロインの気持ちを
現実世界まで引っ張って来て
しまったのかもしれない。
そうだ!私の心は?気持ちは?
単純に、ウキウキしている。
次の展開が楽しみで、また藤堂先生に
会う事を考えると、そわそわしている。
そして、ちょっぴり切ない。
これが“私”の感情だ。
やっぱり、ゲームの中の悲しみと怒りと
そして、チクチクと痛みを感じる心は
ヒロインの物だった!
私「すごい!このアプリ」
改めて私は、そう思った。
『ガチャガチャ』
「ただいまー。」
旦那と子供達が帰ってきた。
スマホを握ったまま、あの世界に
浸っていたせいか、いつの間にか
旦那が言った「あと40分」
という時間が来ていたようだ。
一気に現実へと引き戻された感が
なんだか切ないな。
私はもう少しでアラフォー。
しかも既婚者で、子供も二人いる。
この世界では高校生なんかじゃない。
しっかりしろ、私!
心の中で自分を叱りつけた後
旦那と子供達を玄関まで出迎えた。
旦那「はい、お土産」
パーキングエリアで、夕飯を食べて来たようで
私に、お土産の牛タン弁当を手渡してくれた。
私がこの前、美味しいって言ってたの
覚えてくれてたんだなぁ。
私「ありがとう!」
こうやって、気を使ってくれる旦那が
いるのに、あの世界で高校生を楽しんでいる
なんて、なに馬鹿な事やってるんだろうな…
そう思いながらも、さっきユイミと話した
事を思い出していた。
「これは浮気じゃない」
旦那や子供達が眠るのを待ってから
こっそりとスマホを開く。
アプリを開いたまま放置していたのを
忘れていたようで、ロックを解除した画面には
「Next Story」の文字が出たまま。
今日は、そのまま寝ようと思っていたのに
気になって仕方ない。
ストーリーが?それとも、藤堂先生の事が?
…多分、どっちも。
なんだかやっぱり、少し後ろめたい
気持ちがある。それはきっと、このゲームが
リアルすぎるからだと思う。
この無料配信期間中の藤堂先生の
ストーリーをクリアしたら辞めよう!
私は、そう心に決めて画面をタップした。
『ピロピロピロリン♪ピロピロ…』
私は、何かのアラームの音で、ビックリして
起き上がった!
音の正体は、アラーム音ではなく
着信音だった。
画面には、ヒロインの通学している
高校の名前が表示されていた!
私「え?うそ、遅刻した?!
…お、おはようございます!
いますぐ行きます!遅刻してすみま…」
???「は?何言ってんだ、アンタ」
私「へ?」
???「今日、祝日だから」
そ、そうなの?
なんか、曜日感覚というか、時間の感覚も
だけど、よく分かんなくなってきている。
えっと…現実世界では、土曜日だったけど
こっちの世界では、祝日だったのね。
この前、テスト終わって、その後は…
あれ?ゴールデンウィークって
どうなったっけ?
ゲームの中って、いつの間にか過ぎてくから
よくわかんないな。
???「ところで、俺のスマホ知らない?
アンタの鞄の中とか。」
スマホ?なんの事だろう?
ってか、この声どこかで…
私「!と、とと藤堂先生!?」
藤堂「うわっ!デカい声出さなくても
聞こえてっから。」
私「な、な、なんで学校から…」
藤堂「いや、だから俺のスマホ」
私「スマホ?…」
昨日の記憶なんて、ほとんどない
というか、あんまり覚えてないけど
私…ではなくヒロインの手が鞄の中を
探し始めた。
私「!」
これ、藤堂先生のスマホ?
どうして、私の鞄の中にあるんだろう?
藤堂「あったか?」
私「はい。でも、どうして入ってたのか
わからな…」
藤堂「それ、学校まで持って来てくれ!
よろしく!」
私「え?ちょ、ま……」
一方的に切られた。
行くなんて言ってないのに、勝手すぎる。
だけど、どうしてだろう?
藤堂先生の声が聞けて嬉しいと思ったのは。
そして、これから会えると思ったら
なんだか、ウキウキしているのは。
それから、もう一つ。
「ギュッ」と、胸が締め付けられて
ちょっとだけ、苦しい。
こっちは、私じゃなくヒロインの感情だよね。
またまた、私の感情とヒロインの感情が
戦っていて、変な気分。
でも、そのヒロインの感情に、浸る事にした。
だって、せっかく甘酸っぱい物語を
体験出来ているんだから!
私は、すぐに用意をして藤堂先生の待つ
学校へと向かった。
学校に着いた頃には、私の斜め上にいた
太陽が、もう頭のてっぺん。
暖かいというよりは、少し暑い。
そういえば、藤堂先生。学校とだけしか
言わなかったけど、どこに行けば
いいんだろう?
職員室に行けばいいのかな?
いや、違うか。ここは、化学室かな。
そんな事を思いながらも、昨日の出来事を
思い出してしまった!
私「き、きまずい…」
今更だけど、なんか、きまずい。
だって、昨日の夜、ロッカーで…
私「っ!や、やっぱり行くの辞めようかな!
いや、でもスマホないと困るよね…
でもなぁ…」
私は、いつの間にか着いていた化学室と
資料室の廊下をウロウロする。
ってか、藤堂先生、電話してきた時
すんごい普通だったけど、全く何とも
思ってないわけ?
それどころか、スマホ持って来いとか
横暴すぎるんじゃぁ…
頭の中が、ぐちゃぐちゃで、複雑な気持ち。
藤堂先生って、何考えているんだろう。
???「おい、なにブツブツ一人言
しゃべってんだ?」
私「ぅわぁっ!」
やっぱり、化学室にいた藤堂先生が
急に化学室の戸を開けた!
私「あ、あの、おはようございます!」
咄嗟に出たのは、おはようの挨拶。
藤堂「くくく…なんだよ、面白いヤツだな。
もう、昼だっつーの。ほら、こっち。
入れよ。」
私「っ…」
どうして、この人はっ…
私に向けた藤堂先生の笑顔が
優しすぎて、素敵すぎて…
昨日の事が、どうでもよくなってしまう。
この爽やかイケメンがっ☆
私「ずるい…」
藤堂「ん?」
私「なんでもないです」
私は、藤堂先生に言われたまま化学室に入った。
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