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誤解
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藤堂先生が平野先生と付き合ってると言う
噂…と言うかデマが流れた。
それを、私がやったと思ってるかもしれない藤堂先生に
会う為に今、私は化学室の前に立っている。
朝のホームルームの後の授業は
藤堂先生の授業が入っていなかったので
それ以来、顔を合わせていない。
昼休みって、藤堂先生はどこにいるんだろう?
職員室、確認してくれば良かったかな。
いるかいないか、わからないのに
扉を開けるの、何だか緊張するかも。
このゲームのストーリーを楽しんでいる“私”と
誤解されてるかも知れないと
ハラハラしている“ヒロイン”感情が
ごちゃ混ぜになってる。なんだか不思議。
よし!
『ガチャッ』
あ。鍵かかってる…
まぁ、そうだよね。昼休みくらいは職員室に
いるよね。
ホッとしたのとガッカリした気持ちと
複雑な気分だった。
そのまま、立ち去ろうとすると…
『ガチャガチャ。ガラッ』
え?
化学室にいたであろう藤堂先生が内側から
鍵を開けた。
藤堂「調度よかった。アンタに話があんだよ」
う…目付きがっ!目付きがめちゃくちゃ
怖いんですけど…
や、やっぱり私の事、誤解してるってやつだよね。
私「…」
藤堂「早く入れ」
私「は、はい。」
化学室に入ると、眉間にシワを寄せた
藤堂先生が私に話しかけて来る。
藤堂「そこ、座れば?」
素直に、椅子に腰掛ける。
どうしよう。何か怖いんですけど…
こういう時って何て言えばいいんだろう?
私じゃないって言えばいいのかな?
ゴメンなさい?…は違うよね。
私ですって言ってるようなものだし…
書き込みの事は今日、知りました!
…は、何かわざとらしいし…
藤堂「おい。」
藤堂先生の大きな手が私の目の前に
差し出される。
何?
携帯、渡せって事?
私が書き込んだか調べるとか?
やっぱり全員フルネームでしか登録できないの
藤堂先生は知らないんだ。
だから、書き込んたの私だって誤解してるんだ。
いや、でも書き込み自体既に消されてたし
第一、調べられないよね?
恐る恐る、携帯を渡そうとすると…
藤堂「それじゃねぇよ」
私「え?」
藤堂「この前渡した、ちっさいバイク」
バイク?
…あ!
テスト勉強の時、渡してきた、アレの事?
私は、制服のポケットに入れていた
小さいバイクを藤堂先生に渡した。
藤堂「よしよし、ちゃんと持ち歩いてたな」
ニッコリ笑うと、私の頭を藤堂先生の
大きな手が軽く「ポンポン」した。
『トクン』
あ。
心臓が小さく鳴った。
その笑顔、ズルい…
何を私は、これくらいで、ときめいて
いるんだろうか…
あぁ、そうか。
ヒロインって女子高生だったよね。
私の感情じゃないのかな?
本当このアプリってリアル体験出来るゲームなんだなぁ。
まぁ、リアル体験出来るのは
多分、私だけだろうけど。
藤堂先生は、その小さいバイクを持ったまま
化学室の中にある鏡の付いた手洗い場まで
行くと、手を洗った。
そして…
『パカッ』
ん?
バイクが半分になったかと思ったら
私「えぇぇーーーーーーーーっ?」
その半分になったバイクから小さなレンズが
出てきた!
そして藤堂先生は、そのレンズを左目に入れ始めた。
私「コンタクトかーーーーい!」
藤堂「あぁ?うるせぇぞ、さっきから」
私「だ、だって!パッカーンてなって
中からコンタクトが出てきたんですよ?」
藤堂「あれ?言ってなかったっけ?」
私「言ってませんね。」
少し目を擦った後、藤堂先生がこっちを向いた。
藤堂「あー、見える見える」
私「目、悪いんですか?」
藤堂「あぁ、左目だけな。
よく落とすから、スペア持ち歩いてるんだけど、スペア自体忘れる時があんだよ」
左目だけ目が悪いなんて、珍しいな。
私が高校生の時、友達に一人だけいたけど
どうしてか分からないとか言ってたっけ。
私「それで私に持たせたと」
藤堂「そう。」
私「それ、私に持たせるより
色んな所に置いておけばいいんじゃないかと…」
藤堂「あー、どこ置いたか忘れんだよ
化学室にも置いてたと思って取りに来たけど
見当たらねぇし…」
あぁ。
それで、たまたま化学室にいたって事ね。
私「ウサギじゃなくて、リスですね…」
藤堂「あ?」
げっ!
声に出ちゃった!
私「ほ、ほら。リスって自分で餌隠して
どこに隠したか忘れるって言うじゃないですか?」
藤堂「うるせぇ!つーか、ウサギ禁止っつったろ!」
私「あの、えっと、リスが忘れたおかげで
春には植物の芽が出るんです!
だから藤堂先生も、無くしたおかげで何か良いことが…」
藤堂「んなわけねぇだろ。」
私「ですよねぇ」
フォローになってなかった…
藤堂「ところでアンタ、俺に用事あって来たんじゃねぇの?」
あ、そうだった!
小さいバイクに気を取られて忘れてたよ。
私「あの、書き込みの事なんですけど…
私じゃな…」
藤堂「そんなん、知ってる」
私「え?だって、ホームルームの時
私の方、睨んで…」
あれ?もしかして
左目にコンタクト入ってなかったから
目を細めてただけだったりするのかな?
藤堂「睨んでた訳じゃねぇよ。ちょっと目がボヤっとしてて…悪いな。」
私「あ、いえ。私こそ、勘違いしてすみません。」
でも、よかった。
私が書き込みしたんだと思って怒ってるのかと
思ったけど、そうじゃなかったんだ!
何だか、ほっとしたな。
私「どうして私が書き込みしたんじゃないって分かったんですか?」
藤堂「んなもん、考えなくてもわかんだろ。
全校生徒も、教員も全員フルネームで強制登録させられてるのに、仮名で書き込みなんて出来ねぇって。」
興味無さそうだし、知らないだろうと
思ってたけど、考えてみれば
藤堂先生も強制登録だもんね。
私「じゃぁ、誰が?」
藤堂「さぁな。アンタ以外だと、どこかで他に見てた奴がいたか、平野本人かだな。」
平野先生が?
まさか…だって、ふられたのに
そんな事したら、更に気まずくなるんじゃ…
藤堂「でもまぁ、そう言うの詳しくて
細工出来るようなやつじゃねぇと無理だよな。そういう奴が、校内にるのか…
それか、頼まれた部外者か」
そう言うと、藤堂先生はそのまま
考え込んでしまった。
しばらくしてから藤堂先生が
私にまた、小さいバイクを渡してきて
藤堂「これ。コンタクトもう一つ入ってるから持っとけ」
あ。また、渡してくれた。
どうして、私に預けるんだろう?
聞いてもいいよね?
私「あの。どうしてコレを私に預けるんですか?」
藤堂「俺ん所、よく来るから。」
私「え?」
藤堂「持っとけば、会う為の口実が出来んだろ」
会う為の口実?それは、どう言う…
藤堂「…だってアンタ俺の事、好きだもんな」
!
私「はぁ?
んな事、あるわけないでしょ!
どこからそんな言葉が…」
あ、ヤバい!
ここは、照れながら可愛く返した方が
良かったかも。
いやいや、そうじゃなくて
今どきの女子高生って
こんな時、なんて言うんだろう?
藤堂「ぷっ…」
って笑ってるし!
この人、笑ってるよ!
からかわれた?
何かムカつくけど、顔が良いのがズルいよね。
憎めないって言うか…
藤堂「おもしれぇな、アンタからかうの
ククク…」
私「からかわないで下さい…
そろそろ昼休み終わるので、行きますね」
藤堂「待て。」
出口に歩き出した足を止めると。
藤堂「ありがとな」
私「?」
藤堂「バイク、ちゃんと持っててくれて」
私に手を振る藤堂の笑顔は
いつもの作った笑顔じゃなくて
自然な笑顔だったのが、なんだか嬉しかった。
あの書き込みは、何の目的があって
誰がしたのか。
そして藤堂先生が私に平野先生を、ふったのを
誰にも言うなと言った事。
今後の展開が気になる所だよね。
私は、いつの間にか現実世界に元っていた。
そして、すぐに携帯の画面に出ていた
「次のストーリーに進みますか」
の文字をタッチした。
噂…と言うかデマが流れた。
それを、私がやったと思ってるかもしれない藤堂先生に
会う為に今、私は化学室の前に立っている。
朝のホームルームの後の授業は
藤堂先生の授業が入っていなかったので
それ以来、顔を合わせていない。
昼休みって、藤堂先生はどこにいるんだろう?
職員室、確認してくれば良かったかな。
いるかいないか、わからないのに
扉を開けるの、何だか緊張するかも。
このゲームのストーリーを楽しんでいる“私”と
誤解されてるかも知れないと
ハラハラしている“ヒロイン”感情が
ごちゃ混ぜになってる。なんだか不思議。
よし!
『ガチャッ』
あ。鍵かかってる…
まぁ、そうだよね。昼休みくらいは職員室に
いるよね。
ホッとしたのとガッカリした気持ちと
複雑な気分だった。
そのまま、立ち去ろうとすると…
『ガチャガチャ。ガラッ』
え?
化学室にいたであろう藤堂先生が内側から
鍵を開けた。
藤堂「調度よかった。アンタに話があんだよ」
う…目付きがっ!目付きがめちゃくちゃ
怖いんですけど…
や、やっぱり私の事、誤解してるってやつだよね。
私「…」
藤堂「早く入れ」
私「は、はい。」
化学室に入ると、眉間にシワを寄せた
藤堂先生が私に話しかけて来る。
藤堂「そこ、座れば?」
素直に、椅子に腰掛ける。
どうしよう。何か怖いんですけど…
こういう時って何て言えばいいんだろう?
私じゃないって言えばいいのかな?
ゴメンなさい?…は違うよね。
私ですって言ってるようなものだし…
書き込みの事は今日、知りました!
…は、何かわざとらしいし…
藤堂「おい。」
藤堂先生の大きな手が私の目の前に
差し出される。
何?
携帯、渡せって事?
私が書き込んだか調べるとか?
やっぱり全員フルネームでしか登録できないの
藤堂先生は知らないんだ。
だから、書き込んたの私だって誤解してるんだ。
いや、でも書き込み自体既に消されてたし
第一、調べられないよね?
恐る恐る、携帯を渡そうとすると…
藤堂「それじゃねぇよ」
私「え?」
藤堂「この前渡した、ちっさいバイク」
バイク?
…あ!
テスト勉強の時、渡してきた、アレの事?
私は、制服のポケットに入れていた
小さいバイクを藤堂先生に渡した。
藤堂「よしよし、ちゃんと持ち歩いてたな」
ニッコリ笑うと、私の頭を藤堂先生の
大きな手が軽く「ポンポン」した。
『トクン』
あ。
心臓が小さく鳴った。
その笑顔、ズルい…
何を私は、これくらいで、ときめいて
いるんだろうか…
あぁ、そうか。
ヒロインって女子高生だったよね。
私の感情じゃないのかな?
本当このアプリってリアル体験出来るゲームなんだなぁ。
まぁ、リアル体験出来るのは
多分、私だけだろうけど。
藤堂先生は、その小さいバイクを持ったまま
化学室の中にある鏡の付いた手洗い場まで
行くと、手を洗った。
そして…
『パカッ』
ん?
バイクが半分になったかと思ったら
私「えぇぇーーーーーーーーっ?」
その半分になったバイクから小さなレンズが
出てきた!
そして藤堂先生は、そのレンズを左目に入れ始めた。
私「コンタクトかーーーーい!」
藤堂「あぁ?うるせぇぞ、さっきから」
私「だ、だって!パッカーンてなって
中からコンタクトが出てきたんですよ?」
藤堂「あれ?言ってなかったっけ?」
私「言ってませんね。」
少し目を擦った後、藤堂先生がこっちを向いた。
藤堂「あー、見える見える」
私「目、悪いんですか?」
藤堂「あぁ、左目だけな。
よく落とすから、スペア持ち歩いてるんだけど、スペア自体忘れる時があんだよ」
左目だけ目が悪いなんて、珍しいな。
私が高校生の時、友達に一人だけいたけど
どうしてか分からないとか言ってたっけ。
私「それで私に持たせたと」
藤堂「そう。」
私「それ、私に持たせるより
色んな所に置いておけばいいんじゃないかと…」
藤堂「あー、どこ置いたか忘れんだよ
化学室にも置いてたと思って取りに来たけど
見当たらねぇし…」
あぁ。
それで、たまたま化学室にいたって事ね。
私「ウサギじゃなくて、リスですね…」
藤堂「あ?」
げっ!
声に出ちゃった!
私「ほ、ほら。リスって自分で餌隠して
どこに隠したか忘れるって言うじゃないですか?」
藤堂「うるせぇ!つーか、ウサギ禁止っつったろ!」
私「あの、えっと、リスが忘れたおかげで
春には植物の芽が出るんです!
だから藤堂先生も、無くしたおかげで何か良いことが…」
藤堂「んなわけねぇだろ。」
私「ですよねぇ」
フォローになってなかった…
藤堂「ところでアンタ、俺に用事あって来たんじゃねぇの?」
あ、そうだった!
小さいバイクに気を取られて忘れてたよ。
私「あの、書き込みの事なんですけど…
私じゃな…」
藤堂「そんなん、知ってる」
私「え?だって、ホームルームの時
私の方、睨んで…」
あれ?もしかして
左目にコンタクト入ってなかったから
目を細めてただけだったりするのかな?
藤堂「睨んでた訳じゃねぇよ。ちょっと目がボヤっとしてて…悪いな。」
私「あ、いえ。私こそ、勘違いしてすみません。」
でも、よかった。
私が書き込みしたんだと思って怒ってるのかと
思ったけど、そうじゃなかったんだ!
何だか、ほっとしたな。
私「どうして私が書き込みしたんじゃないって分かったんですか?」
藤堂「んなもん、考えなくてもわかんだろ。
全校生徒も、教員も全員フルネームで強制登録させられてるのに、仮名で書き込みなんて出来ねぇって。」
興味無さそうだし、知らないだろうと
思ってたけど、考えてみれば
藤堂先生も強制登録だもんね。
私「じゃぁ、誰が?」
藤堂「さぁな。アンタ以外だと、どこかで他に見てた奴がいたか、平野本人かだな。」
平野先生が?
まさか…だって、ふられたのに
そんな事したら、更に気まずくなるんじゃ…
藤堂「でもまぁ、そう言うの詳しくて
細工出来るようなやつじゃねぇと無理だよな。そういう奴が、校内にるのか…
それか、頼まれた部外者か」
そう言うと、藤堂先生はそのまま
考え込んでしまった。
しばらくしてから藤堂先生が
私にまた、小さいバイクを渡してきて
藤堂「これ。コンタクトもう一つ入ってるから持っとけ」
あ。また、渡してくれた。
どうして、私に預けるんだろう?
聞いてもいいよね?
私「あの。どうしてコレを私に預けるんですか?」
藤堂「俺ん所、よく来るから。」
私「え?」
藤堂「持っとけば、会う為の口実が出来んだろ」
会う為の口実?それは、どう言う…
藤堂「…だってアンタ俺の事、好きだもんな」
!
私「はぁ?
んな事、あるわけないでしょ!
どこからそんな言葉が…」
あ、ヤバい!
ここは、照れながら可愛く返した方が
良かったかも。
いやいや、そうじゃなくて
今どきの女子高生って
こんな時、なんて言うんだろう?
藤堂「ぷっ…」
って笑ってるし!
この人、笑ってるよ!
からかわれた?
何かムカつくけど、顔が良いのがズルいよね。
憎めないって言うか…
藤堂「おもしれぇな、アンタからかうの
ククク…」
私「からかわないで下さい…
そろそろ昼休み終わるので、行きますね」
藤堂「待て。」
出口に歩き出した足を止めると。
藤堂「ありがとな」
私「?」
藤堂「バイク、ちゃんと持っててくれて」
私に手を振る藤堂の笑顔は
いつもの作った笑顔じゃなくて
自然な笑顔だったのが、なんだか嬉しかった。
あの書き込みは、何の目的があって
誰がしたのか。
そして藤堂先生が私に平野先生を、ふったのを
誰にも言うなと言った事。
今後の展開が気になる所だよね。
私は、いつの間にか現実世界に元っていた。
そして、すぐに携帯の画面に出ていた
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