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第5話 主従の絆
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昼休みが始まった。
秋なので、キャンパスのあちこちにコスモスの花が揺れている。今日は天気がいい。ベンチに座ってランチをとっている学生が多かった。
俺は食堂でひとり、ハムサンドを齧った。魔法学園の寮食は質が高くて毎日の楽しみだったけれども、ヴァンのいない食事がこんなに味気ないものだなんて知らなかった。
野菜を残しても叱ってくれる人はいない。
俺は小さなボウルに盛りつけられたにんじんサラダを咀嚼した。ヴァンがここにいたら、「よくごっくんできましたね」って褒めてくれただろう。
あーもう!
自分から追いやったくせに、ヴァンのことばっかり考えてる。
女々しすぎる。
俺は3時限目の実習に向けて、調理室に行くことにした。テキストを見て予習をするとしよう。
俺、偉くない? 勉強熱心だろ?
……ヴァンに褒めてもらいたい。
ひとりで歩くキャンパスはいつもより風が涼しく感じられた。キャンパスのあちこちで女の子たちが輪になって語らっているけれども、まざる気が起きない。
ううっ。俺、ヴァンがいないだけでインポになっちゃったのかな。
調理室に着くと、クラスの嫌われ者、カールズ・ディーセントが取り巻きたちと下品な笑い声を上げていた。カールズも公爵家の次男である。同程度の家格なので、何かと俺に張り合ってくる。
カールズは俺を見つけると鼻翼をぷくりと膨らませ、嘲笑を浴びせてきた。
「今日は犬を連れていないのかよ、お馬鹿のエドゥアール」
「たまには放し飼いにしてやらないといけないからな」
「はっ! おまえら、いっつもベタベタしてて気持ち悪ィんだよ」
「カールズ様のおっしゃるとおりです!」
取り巻きどもがクスクス笑う。
ふん、ガキどもめ。
18歳にもなっていじめに興じてるなんて。
俺も馬鹿だけどさ、馬鹿には無害な馬鹿と有害な馬鹿がいると思うんだ。悪意の塊のようなカールズは当然、有害な馬鹿だ。カールズは気に入らない相手の持ち物を隠したり、根も葉もない噂を流したりする。やることが汚い奴は大嫌いだ。
「ご奉仕してくれる犬がいなくて、ケツがさみしいんじゃねぇの」
カールズのゲラゲラ笑いを無視して、俺はテキストを広げた。本日の課題は純魔法を使ったケーキ作りだ。純魔法とは地水火風のエレメントを交えず、体に宿った魔力だけを働かせる術式である。
テキストには、純魔法を操るポイントは集中力と書いてあった。
よっしゃ。
やってやろうじゃねぇの。ヴァンがいなくたって俺はできる子なんだって、みんなに認めさせてやる。
「はーい。授業を始めるわよ」
実習担当のエマ先生が調理室に現れた。
ヴァンはいつの間に来ていたのか、調理室の隅っこに立っている。整った顔には涼しい表情が浮かんでおり、俺のことを気にしている様子はない。ヴァンにとって俺と別行動を取ることはさしてダメージではないらしい。
ちくんと胸が痛んだ。
「みんなー、班ごとに分かれて。今日は純魔法を使って、スポンジケーキにデコレーションをしてもらいます」
純魔法とはテレキネシスのようなものだ。
魔力を練ることによって、触れずとも物体を操ることができる。俺は座学は苦手だけど、魔法の実践には自信がある。
目を閉じて、魔力を覚醒させる。
このラルム王国で使われている魔法は、念・動・成の3ステップ、すなわち念じたあと、魔法陣を書くといった動作を行うことによって成立する。
俺は精神を研ぎ澄ませていった。
よし、いい頃合いだ。
俺は手の甲に魔法陣を描いた。魔力が行き渡り、全身がじんと熱くなっていく。そして頭に思い浮かぶ、閉じた扉のイメージ。
扉よ、開け。
純魔法よ、発動せよ!
ケーキ皿より少し小さいサイズのスポンジケーキの上に、手を使わずに生クリームを盛りつけて行く。俺たちは三年生なので、魔力の扱いには長けている。みんな順調に純魔法を操っていった。
このまま実習が終わるかと思った瞬間、「きゃあっ!」という悲鳴が調理室に響き渡った。俺と同じ班のフェリシアさんが操作を誤ってしまったようだ。
フェリシアさんの鼻の下には、生クリームが白いひげのようにくっついている。
誰かの失敗をカールズがスルーするわけがない。
「だっせー、フェリシア! 白ひげ生やしたジジイみたいになってやがる!」
「ヒャハハッ」
取り巻きたちがフェリシアさんを指さして嘲笑う。フェリシアさんは大人しくて、野の花のように素朴な少女だ。カールズたちに馬鹿にされて、涙目になっている。
カールズめ。
俺の目の前で女の子を泣かせたこと、絶対に許さん。
「よっ!」
俺は純魔法を操って、自分の顔にクリームをべったりとつけた。口ひげどころの騒ぎではない。こめかみから顎にかけて真っ白に染まるほど大量にクリームをつけた。
「どうだ、カールズ。俺の方がヤバいぞ」
「ふはっ! お馬鹿のエドゥアールが、またトチッてやがる!」
「笑うなら俺を笑え。ただし、フェリシアさんを笑うことは許さない」
「……なんだよ。クリームまみれになってカッコつけてんじゃねぇよ!」
「よっと」
なんと、ヴァンもまた純魔法を暴発させて、顔面をクリームまみれにした。しかも、こいつときたら頭からクリームを被りやがった。
「俺の方がエドゥアール様よりも悲惨な状況ですね。さあ、カールズ様。俺を笑ってください」
「な、なんだよ。主従揃って、きめぇな」
「ヴァン! おまえ、髪の毛どうすんの。ベタベタじゃねぇか」
「洗えばなんとかなりますよ」
「エドゥアール様、ヴァン様。私のために……ありがとうございます」
フェリシアさんの瞳から涙が消えた。
よし。
この微笑みが見たかった。
「はいはい、騒ぎはそこまでよ。エドゥアールくんとヴァンくんは寮の浴室で顔と頭を洗ってきなさい」
「分かりました」
エマ先生がそう言ってくれたので、俺とヴァンは寮に向かった。
キャンパスを横切る際に、周囲からどよめきが起こった。
「あれはヴァン様とエドゥアール様?」
「一体何が……」
「新手の美容法かしら」
クリームまみれになりながら、俺はヴァンに笑いかけた。
「俺たち、カッコ悪いな!」
「そうですね。でもフェリシアさんをいち早く助けたエドゥアール様は、とてもカッコよかったです」
「マジ? おまえもそう思う?」
ヴァンに肩をぶつけようとすると、さっとかわされた。
そうだ。
俺たちはケンカ中だった。
寮の浴室に入ると、俺は頭を洗った。幸い、愛用している洗顔料と洗髪料のおかげで生クリームの汚れは綺麗にとれた。
隣にいるヴァンの様子をちらりと伺う。
ヴァンの裸体なんてガキの頃から見慣れているのに……。たくましく隆起している筋肉がとても艶っぽく感じられる。
いやいや、ないでしょ。
男の裸に見とれるだなんて……。
「早く上がらないと風邪を引きますよ、エドゥアール様」
「分かってるよ!」
俺は素直に謝ることができなかった。
だってヴァンは図書館の地下書庫で俺の乳首を噛んだり、エッチなことを言ってきたりしたのに、あっさりと俺につきまとうのはやめると宣言したんだ。ヴァンにとって俺はただのおもちゃで……。
「ちゃんと拭かないとダメでしょう?」
「……放っとけ!」
湯上がりのヴァンが脱衣所にやって来て、俺の髪に触れた。ヴァンが俺に触れている。そう思うと、ぞくりと俺の背中に密やかな愉悦が走っていった。
ヴァンは俺のプラチナブロンドをタオルでそっと包み込んだ。そして丁寧に水分を取っていく。
「さあ、ブローして差し上げましょう」
「いいってば! 自分でやる」
生活魔法が組み込まれた魔道具を使って、俺は髪を乾かした。半裸のままのヴァンが気になって、つい耳を赤くさせてしまう。
こんなの変だ。
ありえないでしょ、男の裸を見て恥じらうだなんて。
でも、あの鍛え抜かれた体に抱きしめられたら肌はもちろん、骨まで溶けてしまいそうだと思った。
俺の馬鹿。
エッチな想像はなしだ!
「先に行きますね」
ヴァンは手早く身支度を整えると、脱衣所から出ていった。
あとに残された俺は、体にこもった熱がなかなか引いていかなかった。
秋なので、キャンパスのあちこちにコスモスの花が揺れている。今日は天気がいい。ベンチに座ってランチをとっている学生が多かった。
俺は食堂でひとり、ハムサンドを齧った。魔法学園の寮食は質が高くて毎日の楽しみだったけれども、ヴァンのいない食事がこんなに味気ないものだなんて知らなかった。
野菜を残しても叱ってくれる人はいない。
俺は小さなボウルに盛りつけられたにんじんサラダを咀嚼した。ヴァンがここにいたら、「よくごっくんできましたね」って褒めてくれただろう。
あーもう!
自分から追いやったくせに、ヴァンのことばっかり考えてる。
女々しすぎる。
俺は3時限目の実習に向けて、調理室に行くことにした。テキストを見て予習をするとしよう。
俺、偉くない? 勉強熱心だろ?
……ヴァンに褒めてもらいたい。
ひとりで歩くキャンパスはいつもより風が涼しく感じられた。キャンパスのあちこちで女の子たちが輪になって語らっているけれども、まざる気が起きない。
ううっ。俺、ヴァンがいないだけでインポになっちゃったのかな。
調理室に着くと、クラスの嫌われ者、カールズ・ディーセントが取り巻きたちと下品な笑い声を上げていた。カールズも公爵家の次男である。同程度の家格なので、何かと俺に張り合ってくる。
カールズは俺を見つけると鼻翼をぷくりと膨らませ、嘲笑を浴びせてきた。
「今日は犬を連れていないのかよ、お馬鹿のエドゥアール」
「たまには放し飼いにしてやらないといけないからな」
「はっ! おまえら、いっつもベタベタしてて気持ち悪ィんだよ」
「カールズ様のおっしゃるとおりです!」
取り巻きどもがクスクス笑う。
ふん、ガキどもめ。
18歳にもなっていじめに興じてるなんて。
俺も馬鹿だけどさ、馬鹿には無害な馬鹿と有害な馬鹿がいると思うんだ。悪意の塊のようなカールズは当然、有害な馬鹿だ。カールズは気に入らない相手の持ち物を隠したり、根も葉もない噂を流したりする。やることが汚い奴は大嫌いだ。
「ご奉仕してくれる犬がいなくて、ケツがさみしいんじゃねぇの」
カールズのゲラゲラ笑いを無視して、俺はテキストを広げた。本日の課題は純魔法を使ったケーキ作りだ。純魔法とは地水火風のエレメントを交えず、体に宿った魔力だけを働かせる術式である。
テキストには、純魔法を操るポイントは集中力と書いてあった。
よっしゃ。
やってやろうじゃねぇの。ヴァンがいなくたって俺はできる子なんだって、みんなに認めさせてやる。
「はーい。授業を始めるわよ」
実習担当のエマ先生が調理室に現れた。
ヴァンはいつの間に来ていたのか、調理室の隅っこに立っている。整った顔には涼しい表情が浮かんでおり、俺のことを気にしている様子はない。ヴァンにとって俺と別行動を取ることはさしてダメージではないらしい。
ちくんと胸が痛んだ。
「みんなー、班ごとに分かれて。今日は純魔法を使って、スポンジケーキにデコレーションをしてもらいます」
純魔法とはテレキネシスのようなものだ。
魔力を練ることによって、触れずとも物体を操ることができる。俺は座学は苦手だけど、魔法の実践には自信がある。
目を閉じて、魔力を覚醒させる。
このラルム王国で使われている魔法は、念・動・成の3ステップ、すなわち念じたあと、魔法陣を書くといった動作を行うことによって成立する。
俺は精神を研ぎ澄ませていった。
よし、いい頃合いだ。
俺は手の甲に魔法陣を描いた。魔力が行き渡り、全身がじんと熱くなっていく。そして頭に思い浮かぶ、閉じた扉のイメージ。
扉よ、開け。
純魔法よ、発動せよ!
ケーキ皿より少し小さいサイズのスポンジケーキの上に、手を使わずに生クリームを盛りつけて行く。俺たちは三年生なので、魔力の扱いには長けている。みんな順調に純魔法を操っていった。
このまま実習が終わるかと思った瞬間、「きゃあっ!」という悲鳴が調理室に響き渡った。俺と同じ班のフェリシアさんが操作を誤ってしまったようだ。
フェリシアさんの鼻の下には、生クリームが白いひげのようにくっついている。
誰かの失敗をカールズがスルーするわけがない。
「だっせー、フェリシア! 白ひげ生やしたジジイみたいになってやがる!」
「ヒャハハッ」
取り巻きたちがフェリシアさんを指さして嘲笑う。フェリシアさんは大人しくて、野の花のように素朴な少女だ。カールズたちに馬鹿にされて、涙目になっている。
カールズめ。
俺の目の前で女の子を泣かせたこと、絶対に許さん。
「よっ!」
俺は純魔法を操って、自分の顔にクリームをべったりとつけた。口ひげどころの騒ぎではない。こめかみから顎にかけて真っ白に染まるほど大量にクリームをつけた。
「どうだ、カールズ。俺の方がヤバいぞ」
「ふはっ! お馬鹿のエドゥアールが、またトチッてやがる!」
「笑うなら俺を笑え。ただし、フェリシアさんを笑うことは許さない」
「……なんだよ。クリームまみれになってカッコつけてんじゃねぇよ!」
「よっと」
なんと、ヴァンもまた純魔法を暴発させて、顔面をクリームまみれにした。しかも、こいつときたら頭からクリームを被りやがった。
「俺の方がエドゥアール様よりも悲惨な状況ですね。さあ、カールズ様。俺を笑ってください」
「な、なんだよ。主従揃って、きめぇな」
「ヴァン! おまえ、髪の毛どうすんの。ベタベタじゃねぇか」
「洗えばなんとかなりますよ」
「エドゥアール様、ヴァン様。私のために……ありがとうございます」
フェリシアさんの瞳から涙が消えた。
よし。
この微笑みが見たかった。
「はいはい、騒ぎはそこまでよ。エドゥアールくんとヴァンくんは寮の浴室で顔と頭を洗ってきなさい」
「分かりました」
エマ先生がそう言ってくれたので、俺とヴァンは寮に向かった。
キャンパスを横切る際に、周囲からどよめきが起こった。
「あれはヴァン様とエドゥアール様?」
「一体何が……」
「新手の美容法かしら」
クリームまみれになりながら、俺はヴァンに笑いかけた。
「俺たち、カッコ悪いな!」
「そうですね。でもフェリシアさんをいち早く助けたエドゥアール様は、とてもカッコよかったです」
「マジ? おまえもそう思う?」
ヴァンに肩をぶつけようとすると、さっとかわされた。
そうだ。
俺たちはケンカ中だった。
寮の浴室に入ると、俺は頭を洗った。幸い、愛用している洗顔料と洗髪料のおかげで生クリームの汚れは綺麗にとれた。
隣にいるヴァンの様子をちらりと伺う。
ヴァンの裸体なんてガキの頃から見慣れているのに……。たくましく隆起している筋肉がとても艶っぽく感じられる。
いやいや、ないでしょ。
男の裸に見とれるだなんて……。
「早く上がらないと風邪を引きますよ、エドゥアール様」
「分かってるよ!」
俺は素直に謝ることができなかった。
だってヴァンは図書館の地下書庫で俺の乳首を噛んだり、エッチなことを言ってきたりしたのに、あっさりと俺につきまとうのはやめると宣言したんだ。ヴァンにとって俺はただのおもちゃで……。
「ちゃんと拭かないとダメでしょう?」
「……放っとけ!」
湯上がりのヴァンが脱衣所にやって来て、俺の髪に触れた。ヴァンが俺に触れている。そう思うと、ぞくりと俺の背中に密やかな愉悦が走っていった。
ヴァンは俺のプラチナブロンドをタオルでそっと包み込んだ。そして丁寧に水分を取っていく。
「さあ、ブローして差し上げましょう」
「いいってば! 自分でやる」
生活魔法が組み込まれた魔道具を使って、俺は髪を乾かした。半裸のままのヴァンが気になって、つい耳を赤くさせてしまう。
こんなの変だ。
ありえないでしょ、男の裸を見て恥じらうだなんて。
でも、あの鍛え抜かれた体に抱きしめられたら肌はもちろん、骨まで溶けてしまいそうだと思った。
俺の馬鹿。
エッチな想像はなしだ!
「先に行きますね」
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