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第24話 帰る場所を見つけた *
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「ヴァイゼン様……。逃げてください」
そうは言ったものの、時はすでに遅かった。ヴァイゼンの緑青の目はぎらりと輝いていた。俺のフェロモンが作用してしまったらしい。
ヴァイゼンはサイドテーブルにあった水を口に含むと、口移しで俺にも飲ませた。水分を摂取しても体が渇きを訴える。
欲しい。
この人が欲しい。
「レムート。苦しそうだな……」
「ヴァイゼン様の方こそ……」
「いじらしいことを言う。自分の身を気遣え」
「ンっ、ふ、ぁ……っ」
深く口づけられて、俺は天にも昇る心地だった。ヴァイゼンが俺を味わっている。今、ヴァイゼンを独占しているのはこの俺だ。そう思うだけで、後孔がじゅわりと濡れていった。
濃いフェロモンにあてられたのか、ヴァイゼンが眉根を寄せる。
彼の雄はもう屹立していた。
俺はヴァイゼンの男らしい部分に頬ずりをした。ズボンの前立てをくつろげて、下着の中から雄々しいものを取り出す。俺は瞳を潤ませて、太い竿にちゅぱりと口づけた。そして、ヴァイゼンの先端から滲み出た透明な雫を舌で舐め取った。淫乱だと思われても構わない。この人を感じたい。
拙い口淫なのに、ヴァイゼンは心地よさそうに息を吐いた。
「レムート……」
俺を呼ぶ声が熱を帯びている。
もっと囁いてほしい。
俺の下腹にその声を響かせてほしい。
「いやらしいこと、いっぱいして」
「煽るな! 後悔するぞ」
「俺……もうこんなに濡れてます。びしょびしょです」
「……レムート!」
ヴァイゼンは荒々しい手つきで、俺と彼自身が着ているものをすべて剥ぎ取った。裸になった俺はヴァイゼンにぎゅっと抱きついた。彼の汗が肌に降りかかるたび、俺は慈雨を浴びたような心地になった。匂いまでヴァイゼンに染まってしまいたい。俺は唇を突き出してキスをねだった。ヴァイゼンが俺の希望に応える。
「んんっ、んっ! ……好き。だいすきです」
「俺もだよ。全部俺にくれるか?」
「はい……!」
ヴァイゼンの手が俺の膝裏に添えられた。
俺は大きく開脚させられた。後孔の色や形が丸わかりになる。羞恥心よりも恍惚が勝った。俺を貫いてほしい。そしてたっぷりと精を注いでほしい。オメガの本能が俺から慎みを奪っていく。
ヴァイゼンの指が、俺の入り口を押し拡げた。愛液がヴァイゼンの指に絡みつく。男の訪れを期待して、俺のナカがきゅんきゅんと収縮した。
「濡れているな」
「……止まりません。体の奥から、波みたいに押し寄せてきて……」
じゅるりと音を立てて、ヴァイゼンが俺の愛液をすすった。
俺の脳内に僅かばかり残っていた理性が、そんなことはやめてほしいと訴える。でも俺のナカは違った。ヴァイゼンの舌遣いに合わせて、いやらしくうねり続けた。俺は肌が輝くような多幸感に見舞われた。
「おちんちんも触って」
甘えた声で愛撫をねだれば、ちゅぱりとペニスを吸われた。俺は後孔をいじられながら、口淫をされることにこの上ない悦楽を感じた。ヴァイゼンの頭を太ももで挟み込んで、あんあんと喘ぎながら腰を揺らす。
「ヴァイゼン様。ちょうだいっ。俺のナカ、いっぱいにしてぇっ」
「レムート……」
「あ、あぁん」
ヴァイゼンの切っ先が俺の入り口にあてがわれる。
俺はたくましい首にしがみついた。ヴァイゼンがゆっくりと俺の狭い道を拡げて、ナカに入ってくる。先端の張り出した部分を飲み込むまで、俺は浅い呼吸を繰り返した。
「止めないで……」
「いいんだな?」
「はいっ。ヴァイゼン様……もっと奥に来てっ」
「……くっ! きついな……」
「やぁんっ。あっ、あぁっ」
やがて、俺はすべてを飲み込むことができた。
安堵のあまり、俺はほうっと息を吐いた。ヴァイゼンの熱塊が俺を貫いている。俺たち、やっと一つになれたんだ。ここに至るまでの出来事や、交わした会話の数々を思い出す。
ツンツンした態度で意地悪なことばかり言っていた俺。
そんな俺を、どんな時でも受け入れて慈しんでくれたヴァイゼン。
愛する人と繋がるって、こんなに嬉しいことなんだ。ヴァイゼンの形を覚え込むように後孔がうねる。
「可愛いよ……。レムートのナカ、ヒクヒクしてる」
「あんっ」
ヴァイゼンの指先が俺の乳首をまさぐる。新たな快美を与えられ、俺は背中を反らした。汗が喉を伝っていく。俺は悦びのあまり微笑みを浮かべていた。唇のはしから、たらりと唾液が糸を引いている。だらしない姿なのに、ヴァイゼンは「綺麗だ……」と何度も囁いてくれた。
「愛してる……! レムート!」
「はぁん。ヴァイゼンさまの……おっきい」
「苦しいか?」
「ううん。だいじょうぶです……、っ? あっ、やっ! また大きくなった!」
「すまん。止まらない……」
俺の隘路はヴァイゼンの肉棒によって最大限に拡げられていた。みちみちと張りきった屹立が、俺のナカに埋まっている。ヴァイゼンの存在を感じた俺は喜びが止まらなかった。
ずっと誰かを探していた。
たったひとりの、あなたを探していた。
「ヴァイゼンさま……っ。もっと動いても、へいきですよ」
「いいんだな?」
律動が始まった。
ゆさゆさとヴァイゼンの体が上下する。俺は肉の楔を打ち込まれるたびに歓喜の声を上げた。鼻にかかった嬌声はきっと廊下にまで聞こえてしまっただろう。でも、今は周囲に配慮なんてできない。世界中に向かって叫びたい。ヴァイゼンは俺のものだと。
「あーんっ! やっ、いい! イッちゃうっ」
「レムート……!」
「おく、……あっ。当たってる……!」
ぐぽりとヴァイゼンの剛直が俺の最奥にはまり込んでいる。俺は恍惚のあまり、全身が弛緩していった。体のナカの何かが、ヴァイゼンのペニスの先端に向かってずんと下がっていく感じがする。ヴァイゼンは「狭いな……」と苦しそうにつぶやきながら、俺の尻肉を揉んだ。
「もう達してしまいそうだ……。放ってもいいな?」
「はいっ。いっぱい種付けしてぇっ」
俺が淫語を口にすると、ヴァイゼンが照れたように赤面した。獣じみた行為の最中でもヴァイゼンの優しさは変わらない。俺は愛しい人の顔を撫でた。全部伝わればいいのに。これまでたくさんワガママを言ってごめんなさい。俺のすべてを受け入れてくれてありがとうございます。
「あいしてます……」
「俺もだ……っ!」
その瞬間、ヴァイゼンの情熱が弾けた。
俺のナカに熱いものが解き放たれて、ねっとりと内壁に絡みつく。深いところまで俺たちは交わった。達成感に満たされた俺は、ヴァイゼンに笑いかけた。彼は真剣そのものの表情だった。
「この営みの結果は、全部俺が責任を取る。きみは何も心配しなくていい」
「ヴァイゼン様……」
「レムート。きみは本当に綺麗だ……」
俺たちは唇を合わせた。
睦言を囁く暇も惜しんで、俺たちはキスを捧げ合った。アルファとオメガの貪るようなセックスは果てがなく、俺のナカは再び疼きはじめた。
「うなじを噛んでもいいか?」
「はい……」
ヴァイゼンが俺のうなじに唇を寄せて、歯を立てた。
痛みに限りなく近い快感が俺の全身を駆け巡った。
ああ、俺は帰る場所を見つけた。
生まれたのは北域だったけれども、俺の居場所はこの人の腕の中だ。俺は南域の海に見守られながら、ヴァイゼンとともに生きていく。
俺はもう、父の操り人形じゃない。
ヴァイゼンのためのオメガであり、自分の意志を持った、ひとりの人間だ。
「これで俺たちは運命の番だな」
「嬉しいです」
かくして、俺のヒートは七日間に渡って続いた。
途中、汗を流しに行った露天風呂でも俺はヴァイゼンを求めた。従者たちは気を使って、俺たちがお風呂に行っているあいだに部屋に食事や着替えを届けてくれた。しかし俺は果実を齧っただけでお腹がいっぱいになった。ヴァイゼンも料理に軽く手をつけるだけだった。
俺たちは睡眠もろくにとらず、ひたすら情交を繰り返した。
そうは言ったものの、時はすでに遅かった。ヴァイゼンの緑青の目はぎらりと輝いていた。俺のフェロモンが作用してしまったらしい。
ヴァイゼンはサイドテーブルにあった水を口に含むと、口移しで俺にも飲ませた。水分を摂取しても体が渇きを訴える。
欲しい。
この人が欲しい。
「レムート。苦しそうだな……」
「ヴァイゼン様の方こそ……」
「いじらしいことを言う。自分の身を気遣え」
「ンっ、ふ、ぁ……っ」
深く口づけられて、俺は天にも昇る心地だった。ヴァイゼンが俺を味わっている。今、ヴァイゼンを独占しているのはこの俺だ。そう思うだけで、後孔がじゅわりと濡れていった。
濃いフェロモンにあてられたのか、ヴァイゼンが眉根を寄せる。
彼の雄はもう屹立していた。
俺はヴァイゼンの男らしい部分に頬ずりをした。ズボンの前立てをくつろげて、下着の中から雄々しいものを取り出す。俺は瞳を潤ませて、太い竿にちゅぱりと口づけた。そして、ヴァイゼンの先端から滲み出た透明な雫を舌で舐め取った。淫乱だと思われても構わない。この人を感じたい。
拙い口淫なのに、ヴァイゼンは心地よさそうに息を吐いた。
「レムート……」
俺を呼ぶ声が熱を帯びている。
もっと囁いてほしい。
俺の下腹にその声を響かせてほしい。
「いやらしいこと、いっぱいして」
「煽るな! 後悔するぞ」
「俺……もうこんなに濡れてます。びしょびしょです」
「……レムート!」
ヴァイゼンは荒々しい手つきで、俺と彼自身が着ているものをすべて剥ぎ取った。裸になった俺はヴァイゼンにぎゅっと抱きついた。彼の汗が肌に降りかかるたび、俺は慈雨を浴びたような心地になった。匂いまでヴァイゼンに染まってしまいたい。俺は唇を突き出してキスをねだった。ヴァイゼンが俺の希望に応える。
「んんっ、んっ! ……好き。だいすきです」
「俺もだよ。全部俺にくれるか?」
「はい……!」
ヴァイゼンの手が俺の膝裏に添えられた。
俺は大きく開脚させられた。後孔の色や形が丸わかりになる。羞恥心よりも恍惚が勝った。俺を貫いてほしい。そしてたっぷりと精を注いでほしい。オメガの本能が俺から慎みを奪っていく。
ヴァイゼンの指が、俺の入り口を押し拡げた。愛液がヴァイゼンの指に絡みつく。男の訪れを期待して、俺のナカがきゅんきゅんと収縮した。
「濡れているな」
「……止まりません。体の奥から、波みたいに押し寄せてきて……」
じゅるりと音を立てて、ヴァイゼンが俺の愛液をすすった。
俺の脳内に僅かばかり残っていた理性が、そんなことはやめてほしいと訴える。でも俺のナカは違った。ヴァイゼンの舌遣いに合わせて、いやらしくうねり続けた。俺は肌が輝くような多幸感に見舞われた。
「おちんちんも触って」
甘えた声で愛撫をねだれば、ちゅぱりとペニスを吸われた。俺は後孔をいじられながら、口淫をされることにこの上ない悦楽を感じた。ヴァイゼンの頭を太ももで挟み込んで、あんあんと喘ぎながら腰を揺らす。
「ヴァイゼン様。ちょうだいっ。俺のナカ、いっぱいにしてぇっ」
「レムート……」
「あ、あぁん」
ヴァイゼンの切っ先が俺の入り口にあてがわれる。
俺はたくましい首にしがみついた。ヴァイゼンがゆっくりと俺の狭い道を拡げて、ナカに入ってくる。先端の張り出した部分を飲み込むまで、俺は浅い呼吸を繰り返した。
「止めないで……」
「いいんだな?」
「はいっ。ヴァイゼン様……もっと奥に来てっ」
「……くっ! きついな……」
「やぁんっ。あっ、あぁっ」
やがて、俺はすべてを飲み込むことができた。
安堵のあまり、俺はほうっと息を吐いた。ヴァイゼンの熱塊が俺を貫いている。俺たち、やっと一つになれたんだ。ここに至るまでの出来事や、交わした会話の数々を思い出す。
ツンツンした態度で意地悪なことばかり言っていた俺。
そんな俺を、どんな時でも受け入れて慈しんでくれたヴァイゼン。
愛する人と繋がるって、こんなに嬉しいことなんだ。ヴァイゼンの形を覚え込むように後孔がうねる。
「可愛いよ……。レムートのナカ、ヒクヒクしてる」
「あんっ」
ヴァイゼンの指先が俺の乳首をまさぐる。新たな快美を与えられ、俺は背中を反らした。汗が喉を伝っていく。俺は悦びのあまり微笑みを浮かべていた。唇のはしから、たらりと唾液が糸を引いている。だらしない姿なのに、ヴァイゼンは「綺麗だ……」と何度も囁いてくれた。
「愛してる……! レムート!」
「はぁん。ヴァイゼンさまの……おっきい」
「苦しいか?」
「ううん。だいじょうぶです……、っ? あっ、やっ! また大きくなった!」
「すまん。止まらない……」
俺の隘路はヴァイゼンの肉棒によって最大限に拡げられていた。みちみちと張りきった屹立が、俺のナカに埋まっている。ヴァイゼンの存在を感じた俺は喜びが止まらなかった。
ずっと誰かを探していた。
たったひとりの、あなたを探していた。
「ヴァイゼンさま……っ。もっと動いても、へいきですよ」
「いいんだな?」
律動が始まった。
ゆさゆさとヴァイゼンの体が上下する。俺は肉の楔を打ち込まれるたびに歓喜の声を上げた。鼻にかかった嬌声はきっと廊下にまで聞こえてしまっただろう。でも、今は周囲に配慮なんてできない。世界中に向かって叫びたい。ヴァイゼンは俺のものだと。
「あーんっ! やっ、いい! イッちゃうっ」
「レムート……!」
「おく、……あっ。当たってる……!」
ぐぽりとヴァイゼンの剛直が俺の最奥にはまり込んでいる。俺は恍惚のあまり、全身が弛緩していった。体のナカの何かが、ヴァイゼンのペニスの先端に向かってずんと下がっていく感じがする。ヴァイゼンは「狭いな……」と苦しそうにつぶやきながら、俺の尻肉を揉んだ。
「もう達してしまいそうだ……。放ってもいいな?」
「はいっ。いっぱい種付けしてぇっ」
俺が淫語を口にすると、ヴァイゼンが照れたように赤面した。獣じみた行為の最中でもヴァイゼンの優しさは変わらない。俺は愛しい人の顔を撫でた。全部伝わればいいのに。これまでたくさんワガママを言ってごめんなさい。俺のすべてを受け入れてくれてありがとうございます。
「あいしてます……」
「俺もだ……っ!」
その瞬間、ヴァイゼンの情熱が弾けた。
俺のナカに熱いものが解き放たれて、ねっとりと内壁に絡みつく。深いところまで俺たちは交わった。達成感に満たされた俺は、ヴァイゼンに笑いかけた。彼は真剣そのものの表情だった。
「この営みの結果は、全部俺が責任を取る。きみは何も心配しなくていい」
「ヴァイゼン様……」
「レムート。きみは本当に綺麗だ……」
俺たちは唇を合わせた。
睦言を囁く暇も惜しんで、俺たちはキスを捧げ合った。アルファとオメガの貪るようなセックスは果てがなく、俺のナカは再び疼きはじめた。
「うなじを噛んでもいいか?」
「はい……」
ヴァイゼンが俺のうなじに唇を寄せて、歯を立てた。
痛みに限りなく近い快感が俺の全身を駆け巡った。
ああ、俺は帰る場所を見つけた。
生まれたのは北域だったけれども、俺の居場所はこの人の腕の中だ。俺は南域の海に見守られながら、ヴァイゼンとともに生きていく。
俺はもう、父の操り人形じゃない。
ヴァイゼンのためのオメガであり、自分の意志を持った、ひとりの人間だ。
「これで俺たちは運命の番だな」
「嬉しいです」
かくして、俺のヒートは七日間に渡って続いた。
途中、汗を流しに行った露天風呂でも俺はヴァイゼンを求めた。従者たちは気を使って、俺たちがお風呂に行っているあいだに部屋に食事や着替えを届けてくれた。しかし俺は果実を齧っただけでお腹がいっぱいになった。ヴァイゼンも料理に軽く手をつけるだけだった。
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