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BL営業をしていたら、相手役の俺様イケメンにガチで惚れられました
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初めて訪れた出版社の社屋は、立派な造りをしていた。
俺は重厚な雰囲気に圧倒された。
パーテーションで区切られたスペースで、プロの編集さんが俺のポートフォリオを眺めている。
俺の名前は里村悠也。この春、大学二年生になった。俺は美大で油絵を学んでいる。今日は教授のツテを頼って、作品の持ち込みをしに来た。
俺の夢は絵画でごはんを食べることである。商業出版の挿画は憧れの仕事だ。
「すごくいいと思いますよ」
ポートフォリオから顔を上げると、女性編集者が柔らかく微笑んだ。これはいけるんじゃないか? 期待に胸が高鳴る。女性編集者は「でも、ごめんなさい」と言った。
「うちは現在、イラストを求めているんですよ」
「……そうですか」
俺の作品は油彩画である。ダークで耽美な絵を得意としている。ホラー小説を出版しているこの会社ならば理解してくれるんじゃないかと思ったが、甘かった。確かに現在はイラストが表紙を飾っている本が多く出回っている。
「里村さんはイラストは描かないんですか?」
「俺……漫画っぽい絵は苦手で。可愛い女の子が描けないんです」
その後、話は弾まず、俺の持ち込みは失敗に終わった。
▪️
ポートフォリオを抱えて地下鉄駅に向かう途中、スマートフォンに着信があった。中原先輩からだった。いつもはテキストメッセージを送ってくるのに珍しい。よほど急ぎの用事らしい。
「はい?」
『悠也、ごめん。××駅前に来れる?』
「15分ぐらいで行けますよ」
『マジ? そしたら地図送るから。頼む』
「どうしたんですか」
『バイトのピンチヒッターを頼みたいんだ』
「……バイトって例のやつですか?」
中原先輩はボーイズルーム、ひらたく言えば覗き小屋でキャストを務めている。オナニーやストリップを見せるわけではない。ハグや手を繋ぐといったソフトな絡みを他のキャストとしているらしい。
カネを払ってまで男同士のイチャイチャを見たい人がいるという事実に驚かされる。
「俺、先輩みたいなイケメンじゃないし。無理ですよ」
『悠也の普通っぽさがウリになると思うんだよねー』
「もしも俺が断ったら先輩はどうなっちゃうんですか?」
『違約金を払わされる』
それは大変だ。
中原先輩は同郷の俺の面倒を何かとみてくれた。新聞の勧誘がしつこくて困っていた時に、怖いお兄さんを追い払ってくれたことがある。今度は俺が中原先輩に恩返しをしないとな。
「分かりました。やってみます」
『悠也、本当にありがとう!』
俺は××駅を目指した。
▪️
中原先輩が送ってくれた地図を頼りに、俺は道を歩いた。くだんの覗き小屋は、キャバクラが入っている雑居ビルの3階にあった。顔に傷があるおじさんとか出てこないといいなあ。
階段を上り、板チョコのような形状をしたドアを開ける。
フロントにはスキンヘッドの男性が立っていた。
「中原のヘルプに来た、里村悠也と申します」
「ああ、お疲れ様」
この人が店長らしい。
店長はその場で採用を決めてくれた。
「俺、ただの学生ですけど?」
「その素人くささがいいんだよ」
そういうものなのか。俺はロッカールームに荷物を預けた。
廊下に出て、プレイルームのドアをノックする。
「どうぞ」
ドアを開けてくれたのは、長身の若い男だった。
いわゆる塩顔のイケメンだった。清潔感あふれる黒髪に、男らしく張り出した肩。白いシャツにジーンズというスタンダードな格好なのに俳優のような存在感がある。
「小塚黎人だ。下の名前で呼んで」
「よろしくお願いします。俺は里村悠也と申します。中原先輩のヘルプで来ました」
「あんたのNGプレイって何?」
「キスは困ります。それ以上も……」
「ふうん。愛のないキスはできないタイプか。純情だな、悠也は」
さりげなく呼び捨てにされてしまった。距離を詰めるのが早いな、この人。
黎人さんは俺より2、3歳ほど年上だろうか。聞けば、こちらのバイト歴は1年になるらしい。
「このベッドすごいですね」
「まあ、そういう店だからな、一応」
部屋の中央にキングサイズのベッドがどんと置かれている。あとは小さな冷蔵庫が備えつけられているだけ。本当にここは覗き小屋なんだなあ。
「俺、どうしたらいいですか」
「ネコになって」
「へ?」
「責められる側ってこと」
「……痛いのはやめてくださいね?」
経験豊富な黎人さんに任せて、俺は目を閉じた。
黎人さんが俺の背中に腕を回し、顔を密着させる。マジックミラーがある側の壁から見たら、俺たちは確かにキスしているように見えるだろう。
誰かの体温を感じるのは久しぶりだ。
俺が顔を赤らめると、「ウブだねぇ」と耳元で囁かれた。
「悠也、初めてが俺でよかったな。他のキャストだとガチでディープキスをするぞ」
「えぇっ!」
「それにしても、あんたみたいなピュアそうな子が風俗デビューとはなぁ」
「俺、美大生なんです。万年金欠で」
「へえ。絵が好きなんだ」
「……気持ちだけが先走ってて、腕は全然ですけどね」
いつもの癖で自虐を口にしてしまう。黎人さんが無表情になった。
「ごめんなさい。ネガティブなこと言われても嫌ですよね」
「もっと自分を愛してやれよ。人間関係は変化するけど、自分との付き合いは一生ものなんだからさ」
黎人さんがあやすように俺の後ろ頭を撫でた。
なんだか自分が可愛い生き物になったかのような、不思議な心地になる。俺が女の子だったら黎人さんに惚れてたかも。
「悠也。もう少し濃い絡みもいけそうか?」
「キスじゃなければ大丈夫です」
「分かった」
黎人さんが俺をダブルベッドの上にいざなった。そして、俺を押し倒した。
突然の展開に頭が真っ白になる。
俺の手首を握る力はとても強い。このまま食われるのかと身を震わせていると、頬っぺたを撫でられた。
黎人さんが着ていたシャツを脱ぎ捨てる。
俺の目の前に現れたのは、いわゆる細マッチョ体型だった。筋肉がしっかりついているのに、腰のラインは引き締まっている。同性の俺から見ても惚れ惚れするような肉体美だ。
「黎人さん、俺の絵のモデルになってくれませんか? もちろん、有償です!」
「さっきまでオドオドしてたのに、絵のことになると大胆になるんだな、あんた」
「そうですね。絵画バカなので」
「俺を雇いたければこの店で稼がないとな。悠也のシャツ、脱がせてもいい?」
「……はい」
俺の裸に価値があるとは思わないが、ここは風俗店なのである程度の露出は必要だ。俺は黎人さんに身を委ねた。オレ様な雰囲気を持った黎人さんであるが、ボタンを外す手つきはとても丁寧だった。俺の緊張をほぐすためだろうか。行為の途中、前髪を撫でてくれた。
優しい人だな。こういう人に愛される女性は幸せ者だ。
はだけたシャツの隙間から、俺のピンクベージュの乳首が見える。
黎人さんのアドバイスに従って、俺はマジックミラーがある側を向いた。俺の乳首を見て興奮する人っているのか? でも、誰かに見られていると思うと恥ずかしい。顔を赤らめながら体をもぞもぞと動かす。俺のリアクションに黎人さんが「可愛い」と目を細めた。
「悠也の恥ずかしそうな姿、お客さんにウケてるみたいだな」
「なんで分かるんですか?」
「天井に取り付けられたランプがピンク色に光ってるだろ? あれって投げ銭が発生した時に点灯するんだぜ」
逆に、キャストの行動に不満がある時は青いランプがつくらしい。
「よかったな。今日はプラス査定だぞ」
「嬉しい……」
「もうちょっとサービスしよっか」
黎人さんが俺を抱きしめて、耳たぶに顔をうずめる。こうやってじゃれ合っていると本当の恋人のようだ。油断すると何かに目覚めてしまいそうである。
「悠也って彼女いんの」
「いえ。黎人さんは?」
「学部の時はいたけど、院に上がってからは研究オンリー」
どんな勉強をしているのか聞こうと思ったところで、時間になった。
「お疲れさん」
ロッカールームに下がった黎人さんは、スプリングコートを羽織ると帰っていった。雑談もなし、連絡先も聞かれなかった。俺と絡んだのはあくまで営業目的らしい。
それでいい。
ガチ惚れされても異性愛者の俺はどうすることもできない。
俺は店長から日当を受け取ると、『ハレハレ』をあとにした。
俺は重厚な雰囲気に圧倒された。
パーテーションで区切られたスペースで、プロの編集さんが俺のポートフォリオを眺めている。
俺の名前は里村悠也。この春、大学二年生になった。俺は美大で油絵を学んでいる。今日は教授のツテを頼って、作品の持ち込みをしに来た。
俺の夢は絵画でごはんを食べることである。商業出版の挿画は憧れの仕事だ。
「すごくいいと思いますよ」
ポートフォリオから顔を上げると、女性編集者が柔らかく微笑んだ。これはいけるんじゃないか? 期待に胸が高鳴る。女性編集者は「でも、ごめんなさい」と言った。
「うちは現在、イラストを求めているんですよ」
「……そうですか」
俺の作品は油彩画である。ダークで耽美な絵を得意としている。ホラー小説を出版しているこの会社ならば理解してくれるんじゃないかと思ったが、甘かった。確かに現在はイラストが表紙を飾っている本が多く出回っている。
「里村さんはイラストは描かないんですか?」
「俺……漫画っぽい絵は苦手で。可愛い女の子が描けないんです」
その後、話は弾まず、俺の持ち込みは失敗に終わった。
▪️
ポートフォリオを抱えて地下鉄駅に向かう途中、スマートフォンに着信があった。中原先輩からだった。いつもはテキストメッセージを送ってくるのに珍しい。よほど急ぎの用事らしい。
「はい?」
『悠也、ごめん。××駅前に来れる?』
「15分ぐらいで行けますよ」
『マジ? そしたら地図送るから。頼む』
「どうしたんですか」
『バイトのピンチヒッターを頼みたいんだ』
「……バイトって例のやつですか?」
中原先輩はボーイズルーム、ひらたく言えば覗き小屋でキャストを務めている。オナニーやストリップを見せるわけではない。ハグや手を繋ぐといったソフトな絡みを他のキャストとしているらしい。
カネを払ってまで男同士のイチャイチャを見たい人がいるという事実に驚かされる。
「俺、先輩みたいなイケメンじゃないし。無理ですよ」
『悠也の普通っぽさがウリになると思うんだよねー』
「もしも俺が断ったら先輩はどうなっちゃうんですか?」
『違約金を払わされる』
それは大変だ。
中原先輩は同郷の俺の面倒を何かとみてくれた。新聞の勧誘がしつこくて困っていた時に、怖いお兄さんを追い払ってくれたことがある。今度は俺が中原先輩に恩返しをしないとな。
「分かりました。やってみます」
『悠也、本当にありがとう!』
俺は××駅を目指した。
▪️
中原先輩が送ってくれた地図を頼りに、俺は道を歩いた。くだんの覗き小屋は、キャバクラが入っている雑居ビルの3階にあった。顔に傷があるおじさんとか出てこないといいなあ。
階段を上り、板チョコのような形状をしたドアを開ける。
フロントにはスキンヘッドの男性が立っていた。
「中原のヘルプに来た、里村悠也と申します」
「ああ、お疲れ様」
この人が店長らしい。
店長はその場で採用を決めてくれた。
「俺、ただの学生ですけど?」
「その素人くささがいいんだよ」
そういうものなのか。俺はロッカールームに荷物を預けた。
廊下に出て、プレイルームのドアをノックする。
「どうぞ」
ドアを開けてくれたのは、長身の若い男だった。
いわゆる塩顔のイケメンだった。清潔感あふれる黒髪に、男らしく張り出した肩。白いシャツにジーンズというスタンダードな格好なのに俳優のような存在感がある。
「小塚黎人だ。下の名前で呼んで」
「よろしくお願いします。俺は里村悠也と申します。中原先輩のヘルプで来ました」
「あんたのNGプレイって何?」
「キスは困ります。それ以上も……」
「ふうん。愛のないキスはできないタイプか。純情だな、悠也は」
さりげなく呼び捨てにされてしまった。距離を詰めるのが早いな、この人。
黎人さんは俺より2、3歳ほど年上だろうか。聞けば、こちらのバイト歴は1年になるらしい。
「このベッドすごいですね」
「まあ、そういう店だからな、一応」
部屋の中央にキングサイズのベッドがどんと置かれている。あとは小さな冷蔵庫が備えつけられているだけ。本当にここは覗き小屋なんだなあ。
「俺、どうしたらいいですか」
「ネコになって」
「へ?」
「責められる側ってこと」
「……痛いのはやめてくださいね?」
経験豊富な黎人さんに任せて、俺は目を閉じた。
黎人さんが俺の背中に腕を回し、顔を密着させる。マジックミラーがある側の壁から見たら、俺たちは確かにキスしているように見えるだろう。
誰かの体温を感じるのは久しぶりだ。
俺が顔を赤らめると、「ウブだねぇ」と耳元で囁かれた。
「悠也、初めてが俺でよかったな。他のキャストだとガチでディープキスをするぞ」
「えぇっ!」
「それにしても、あんたみたいなピュアそうな子が風俗デビューとはなぁ」
「俺、美大生なんです。万年金欠で」
「へえ。絵が好きなんだ」
「……気持ちだけが先走ってて、腕は全然ですけどね」
いつもの癖で自虐を口にしてしまう。黎人さんが無表情になった。
「ごめんなさい。ネガティブなこと言われても嫌ですよね」
「もっと自分を愛してやれよ。人間関係は変化するけど、自分との付き合いは一生ものなんだからさ」
黎人さんがあやすように俺の後ろ頭を撫でた。
なんだか自分が可愛い生き物になったかのような、不思議な心地になる。俺が女の子だったら黎人さんに惚れてたかも。
「悠也。もう少し濃い絡みもいけそうか?」
「キスじゃなければ大丈夫です」
「分かった」
黎人さんが俺をダブルベッドの上にいざなった。そして、俺を押し倒した。
突然の展開に頭が真っ白になる。
俺の手首を握る力はとても強い。このまま食われるのかと身を震わせていると、頬っぺたを撫でられた。
黎人さんが着ていたシャツを脱ぎ捨てる。
俺の目の前に現れたのは、いわゆる細マッチョ体型だった。筋肉がしっかりついているのに、腰のラインは引き締まっている。同性の俺から見ても惚れ惚れするような肉体美だ。
「黎人さん、俺の絵のモデルになってくれませんか? もちろん、有償です!」
「さっきまでオドオドしてたのに、絵のことになると大胆になるんだな、あんた」
「そうですね。絵画バカなので」
「俺を雇いたければこの店で稼がないとな。悠也のシャツ、脱がせてもいい?」
「……はい」
俺の裸に価値があるとは思わないが、ここは風俗店なのである程度の露出は必要だ。俺は黎人さんに身を委ねた。オレ様な雰囲気を持った黎人さんであるが、ボタンを外す手つきはとても丁寧だった。俺の緊張をほぐすためだろうか。行為の途中、前髪を撫でてくれた。
優しい人だな。こういう人に愛される女性は幸せ者だ。
はだけたシャツの隙間から、俺のピンクベージュの乳首が見える。
黎人さんのアドバイスに従って、俺はマジックミラーがある側を向いた。俺の乳首を見て興奮する人っているのか? でも、誰かに見られていると思うと恥ずかしい。顔を赤らめながら体をもぞもぞと動かす。俺のリアクションに黎人さんが「可愛い」と目を細めた。
「悠也の恥ずかしそうな姿、お客さんにウケてるみたいだな」
「なんで分かるんですか?」
「天井に取り付けられたランプがピンク色に光ってるだろ? あれって投げ銭が発生した時に点灯するんだぜ」
逆に、キャストの行動に不満がある時は青いランプがつくらしい。
「よかったな。今日はプラス査定だぞ」
「嬉しい……」
「もうちょっとサービスしよっか」
黎人さんが俺を抱きしめて、耳たぶに顔をうずめる。こうやってじゃれ合っていると本当の恋人のようだ。油断すると何かに目覚めてしまいそうである。
「悠也って彼女いんの」
「いえ。黎人さんは?」
「学部の時はいたけど、院に上がってからは研究オンリー」
どんな勉強をしているのか聞こうと思ったところで、時間になった。
「お疲れさん」
ロッカールームに下がった黎人さんは、スプリングコートを羽織ると帰っていった。雑談もなし、連絡先も聞かれなかった。俺と絡んだのはあくまで営業目的らしい。
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