超能力組織ブラート

キヨ

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第二章 異界の変貌とアルゼット

異界の変貌について

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「はぁはぁはぁ、疲れた」
と大橋はスカイブラートに帰ってきた。
「よし、さっきの続きを話てくれレネ」
とマスターが言った。
「話すぞ、ワイは異界に500年いる。そして異界の変貌は200年に一回訪れると推測される。だがこれは不確実な情報だ。その時より前に現れるのがドラゴンであるとされている。そして堕天使の産物もいくつか現れるそこに超能力時計と言われるものが現れる。そして偶然異界の主と契約したと言われるアルゼットがある契約をして、アルゼットの基地を破壊した者に対抗すべく、力のある者を見つけるため、堕天使の産物10のドラゴンと繋がり超能力時計を隠したと言われている。そこからはワイも知らない。」
とレネが言った。一息ついたあと
「200年に一回なのかそれともランダムなのかワイにもわからんが、とにかくワイは2回見た。地形や自然ががらっと変わるのだ。だから異界の地図と言われるものがない。今ワイはこれだけの情報しかない。肝心なドラゴンについてワイは知らない。」
とネレが言った。
「それは、すごい情報だありがとうレネ。」
とマスターが言った。
「異界の変貌、もっと詳しく教えて。」
と平が言った。
「わかった。一回目のときは地面が割れてたくさんの島々ができた。その時ワイは怖くて震えていた。二回目は島々が移動しランダムにくっつき大陸をいくつも作った。その時もワイは震えていた。二回とも、ドラゴンがいた異界の変貌が終わったらドラゴンは消えていった。」
とネレが言った。
「ところで、異界の変貌についての書物とかは無いの?」 
と優人が言った。
「書物はあるさ、異界の中央図書館、別名真実の家。」
とマスターが言った。
「だがそこはアルゼットの基地にある家だ。だからまずはドラゴンの討伐から考えよう。」
と、マスターは言った。アルゼットの基地は相当壊されていて、とても人が入れるような場所ではない。それを知っているマスターは先にドラゴンの件だと考えた。
「ドラゴンについての新たな情報を集めるためもう一度情報収集だ。」
とマスターが言った。すると
「ズッドーン」
と何かがぶつかる音がした。
「何だ」
とマスターが言った。
「この硬い船に穴が空いたか」
と大橋が言った。そして皆は見に行った
「なんだと」
と皆が驚いた。
「ガルルルル、グルルル」
と薄く見える赤いドラゴンが船に羽をさしていた。
「事故か」
と、高波が言った。
「これはチャンスだ。火のドラゴンを討伐せよ。」
とマスターが言った。するとドラゴンに向かって沢山の攻撃を仕掛けた。すると
「ガルルル、我は火の主、お前たちが次の挑戦者か?、、挑戦者なら我を越えて見せろ。」
と、突然火のドラゴンがしゃべり出した。そしてドラゴンは起き上がり姿をはっきり見えるようにした。 
「我の身体は挑戦者にしか見えないようになる、挑戦者はお前らか?」
と、火のドラゴンはブラートの全員に聞いた。
「僕たちがあなたを倒します」
と、優人が言った。
「ブォーー」
と火のドラゴンが大きく炎を吐いた。
「さあ。かかって来い人間」
と火のドラゴンは言った。
「ドリームワールド」
と、優人は寝た。だが、夢の中には入れず起きてしまった。
「お主が堕天使の10の能力の一人か、だが我には効かぬ。」
と、火のドラゴンは言った。
「一番強そうなのはお前だ」
と、指を指した。それは大山チームにいる高梨である
「俺が強い。さすがドラゴンの目だ。俺はあんたの間反対属性水だ。そして能力指数2000だ。」
と、高梨が言った高梨は常に任務に行っており優人とは、あまり関わりがない。
「じゃあ行かせてもらう、ドラゴン」
「ライトウォーター」
と、高梨は言った。すると火のドラゴンに向かって、巨大な水の塊が降って来た。
「ほぅ、なかなかやるではないか人間。だがまだ効かぬ。」
と、火のドラゴンが言った。
「そうか」
「王の海流」
と、言った。すると火のドラゴンを突然現れた海流で覆った。
「ここから出られるかな、ドラゴン」
と、高梨が言った。
「強火の渦」
と、ドラゴンが言ったすると海流がすべて蒸発した。
「まだまだだな、お前の力はこんな物か」
と、火のドラゴンは言った。
「じゃあこちらが行くぞ。」
「極炎の竜巻」
と、ドラゴンが言った。全てを消し去るような炎の竜巻がブラートに迫ってきた。
「海流の竜巻」 
「今あんたの技を見て作り出した技だ。その炎打ち消してやる」
と、高梨が言った。突然現れた水の海流が竜巻を、打ち消した。
「さすがに打ち消されたか。」
と火のドラゴンが言った。
「これでとどめだ火のドラゴン」
「王位の水技・キングウォーター」
と、高梨が言った。すると火のドラゴンの体内から水があふれ出してきた。
「ブクブク、何をした。人間。ブハ」
と火のドラゴンは身体から水蒸気を出しながら消えかけていた。
「俺の能力は水の操りではなく、水の召喚だぜ、どこからでも水を出す能力さ。だからあんたの体内に水を出すのは簡単さ」
と、言った。
「お前たちは合格だ石を渡そう。」
と、火のドラゴンは言って、石になった。 そして新たなドラゴンへの道が開いた。
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