超能力組織ブラート

第二章 異界の変貌とアルゼット

マイズ・レネ

近藤たちは翌朝、情報収集を初めた。
一方で
「レネ、どこ行ったの？」
と優人はレネを探していた。優人はドリームワールドを使って呼び出すことに決めた。
「ドリームワールド」
と、優人叫び寝た。

夢の中
夢の中で優人は変な夢を見た。レネはネレー族ではなく、化け物の一種で人々や異界の者たちを恐怖の底に落とした者だと。優人は願いをする前に、
「はっ、さっき見た夢と同じだ。」
起きてしまった。
「おい優人、何かうなされたけど大丈夫か、ワイ、ずっと起こしてたで」
優人が能力を使うまでもなくレネは優人の場所に来ていた。優人がとっさにドリームワールドを使って探したのはこの夢のことを、レネに聞く為だった。優人はそれほど急いで聞きたかったのだ。
「なぁ、レネ、化け物なのか？」
と、いきなり優人はレネに聞いた。
「お前さん、なーにバカなこと言いてるだ。」
と、レネは言った。
「だって、この町に来たら二回も同じ夢を見たんだよ。レネが化け物で人々や異界の者たちを恐怖の底に落とした夢見たんだよ。」
と優人は言った。
「そうか」 
とレネは言い
「後でそのことを話す」
と言った。
優人とネレは外に出た。

一方近藤たち
「優人、レネを探すってどっか行ったきりだけど、まぁうまくやってるよね。」
と本間が言った。
「ちょっと、人間さん」
と、隣のほうから詩織に向かってきた。 
「人間さん、手伝ってもらえる？」
と詩織は言われた。ウサギと猫が合わさった感じのネレー族には人間は大きくて強い。例え13歳の女の子でも。
「近藤さん、ちょっと行ってきます」
と詩織が言った。詩織はネレー族のお手伝いをしに行った。
「私はラヤよ。人間さん。お名前は？」
とネレー族のラヤは言った。
「あ、詩織です。」
と詩織が言った。
「シオリ、本に挟まれそうな名前ね。」
と、笑いながらラヤは言った。まぁ後々詩織は本に挟まれるのだが、まだ誰も知らない
「シオリさん、そこの屋根直してもらえる？」
とラヤは言って、詩織に接着剤を渡した。接着剤はボンドのようだった。詩織はぱっぱと家を直した。
「終わりました。後、言われてなかったのですが、木がぼろぼろだったところは取り替えて起きました。」
と詩織は言った。
「さすが人げ、いやシオリさん。ありがとう。」
と言って嬉しそうに、家の中に入って行った。
詩織は近藤たちと合流した。
近藤たちも手伝いを頼まれたらしい

夜
「ただいま」
近藤チームが全員揃った。
「皆に話たいことあるんですけどいいですか？」
と優人は言った。皆は
「なんだ」
と言った
「レネのことなんですけど、」
と優人が言いかけたとき。
「レネ、お前化け物なのか？」
と近藤が
次々に
「化け物なのか？」
とチームの声が聞こえた。じつはこの夢を皆見ていたのだ。
「皆同じ夢を見ていたのか。」
とその場にいる全員が言った。
「やっぱり話さないといけないんだな」
とレネは言った。
「話すよ、ワイはネレー族にして15歳。人間にして15歳。化け物にして
500歳。ワイは人間アルゼットの基地を破壊した一員だ。ワイは化け物として弱かった。そのためワイはその組織のボスに、十五年前ネレー族に変えられたのだ。何倍も小さくなったからだは不便だった。でも能力や温かく迎えてくれたネレー族の人々や前世代村長に出会えて、悪くないなと思っていた。でも今の村長はワイを嫌っているだから、同じ夢を見せたりしたわけだ。」
とレネは言った。
「ワイはお前たち人間のグランドマスターを苦しめた組織の一員だ。、、嫌いになったのか。」
と暗い表情で言った。そして
「五日間の滞在という早くしたのも、これが理由だ、自分勝手な奴だと嫌ってくれ。」
とレネは言った。
「嫌いになんかならない。」
と優人が言った。
「レネ、君がいなかったらデルタにひどいことをされてた。デルタの戦いだって、アジトからの脱出だって、キングコングの戦いだって。全部レネのおかげだった。、、だから嫌いになんかならない。」
優人はレネに強い思いを込めて言った
「たかが昔のことで嫌いになんかならないよレネ」
と七海が言った。
「皆、ワイ、ごめん」
と言った。

「よし、この件は終わり、さあ情報集めの報告をするわよ。」
と本間が言った。
「そうだな」
と近藤が言った。
「俺たちは、ドラゴンの種類について集めた、あの写真にいるドラゴンはすべてこの異界のどこかに巣を持っている。そしてそのドラゴンの巣に鍵があるらしい。巣の場所まではわからんかった。」
「待てよ、詩織と優人以外、別れてないから、今日の情報はこれだけか。」
と近藤が言った。

五日間の滞在が終わった。
「ドラゴンについての情報少ないな。ネレー族の自然と会話する能力もドラゴンには通じないみたいだし。巣に鍵があるしか情報はなかったな。」
と近藤チームはスカイブラートに帰還した