超能力組織ブラート

第二章 異界の変貌とアルゼット

異界のブラート基地

優人は大橋の話が一通り終わった後、ちょっとしてから大橋の部屋に向かった。
「来たか優人。それとネレー族の者よ。」
と大橋が言った。続いて
「優人よく聞くんだ。」
と、言った
「お前さんには、伝説の10の能力の秘密を知って欲しい。能力と言うのはな天界の石魔界の石を半分ずつ加工した物つまり能力指数時計の力なのだ。」
と言って大橋は能力指数時計を持ってきた。
「これがそうだ、この時計がランダムで人に能力を与えているわけだ。これの時計はアルゼットつまりグランドマスターが作り上げた物だ。これから与えられる能力は通常の力、十人以外の力だ。」
と大橋は言って、続いて本を持ってきた。そして能力指数時計のページを開いた。
「これはな、能力指数時計と同じかたちをしているが、大きく違う。これは超能力時計、十人に力を振り分けた物だ。そして超能力時計はアルゼットが作り上げた物ではない。堕天使の遺跡の中にあった物だ。」
と言った。すると
「ということは、能力指数時計は超能力時計を元にして作られた物ということですね。」
と優人が言った。
「そうだ。そしてここからが重要。能力指数時計により配られた力いわばグランドマスターが作り上げた力、それは安全だ。だが堕天使の遺跡の時計は恐ろしい秘密がある。それは堕天使の呪いだ。それは、強大な力をあげるから、私達の仲間になれと言うことだ。つまりある程度能力を使い続けたら、人では無くなると言うことだ。そして堕天使もしくはモンスターになり、人間的行動ができなくなるだろう。良いね、絶対に肝に命じるんだよ」
と、大橋言った。続けて
「能力は悪魔と天使の石と堕天使の石二つの力がある。そして共通する点は、『天の恵みの裏に悪魔の呪いあり』いくらグランドマスターが作り上げた安全な物だとしても。悪魔の石（意思）を使っているからには、そういうことになるわ。」
と大橋は優人に向かって能力の秘密を打ち明けた。
「さあ、話は、おわり。異界に行く準備をするわよ」
と大橋は優人を部屋から出した。

翌日
「よし。皆準備出来たな。ま、いつでも戻ってこれるから、、。」
とマスターは言い、
「異界の門」
と言った。ブラート全員は異界の中に入って行った。

一方とある場所とある人物
「異界の探索ですか、これは厄介になりますねぇ。ねぇ、アルゼットの孫よ。」
と、異界のどこか奥深くで不穏な動きを見せる者がいた。

ブラートは基地を作るところを決めた。
「おい、優人見とけ。」
と近藤が言った
「私あの方の能力見るの初めてだわ」
と本間が言った。いまから大橋の能力、鉄工、で基地を作ろうとしていた。
「行くよ」
と大橋が言った。そして大橋は、地面に手をかざしながら言った。
「あなたの大地は私の意思に、母なる大地の私は子供。今この地に我の意思を築きたまえ。」
と言った後、設計図をだした。すると設計図が光出した。

能力、鉄工
思い描いた建物を作り出せる能力。だがいろいろ計算しないと後々大変なことになる。大体の使用者は設計図を必ず使っている。

呪文を唱えた大橋は
「お前たち、伏せな」
と言った。すると、空からたくさんの鉄の塊が降ってきた。
「ちょ、こえー」
と近藤が言った。
「危ない、攻撃？」
と本間が言った。
「いやぁ、久しぶりにみたけどすげーな。みなよ。」
とマスターが言った。そして鉄の塊は、一斉に浮いて、あっという間に合体した。そしてその鉄の塊は何事もなかったように謎の光を発して地面を直した。
「行くよ。、、、クラフト。スカイブラート」
と大橋が言った。すると鉄の塊は空船を作り出した。
「マスター、あんたの設計図、最高じゃ」
と大橋が言った。大橋は疲れてサブ能力が切れ、おばあさんになった。その空船はとても大きかった。全長500メートル越えの大きさだった。
「よし。乗るか」
とマスターは言った。大橋は疲れた体で船体を地上に降ろした。
ブラートのほとんどの人は口を開けていた。そして一礼した。

空船・スカイブラート。
組織ブラートの異界基地。全長500メートル越えの、特大サイズ。チームごと部屋もあり。50人分の部屋もある。マスター室はかなり大きい。

「広いっすねーここ。」
康は操縦室を見ていた。操縦の仕組みは複雑で、能力、メカニズムの政成が行うことになった。
「うっひょー。すげーこの船。」
と、高波が入ってきた。皆はスカイブラートを見回っていた。
「お前ら、マスター室に集まれ！」
と、各部屋に設置してあるスピーカーから一斉に流れた。

マスター室
「集まったか。早速だが任務を与える、異界の探索だ。今入った情報によると、他の組織も異界を探索してるらしい。先を越されない為にも早速探索して、ドラゴンの手がかりを見つけることじゃ。」
とマスターが言った。

ブラートはグループごと探索し始めた。

一方動きを見せていたのはデルタリカだった。

大事な近藤チームの全員の名前と能力を紹介


近藤治正、28歳、能力、物質の時間を戻す、元の時間に直す
高波正一、24歳、能力、記憶改変。詳しくは不明
西城康、18歳、能力、岩人間（ストーン人間）
本間マリ、21歳、能力、水の操り、詳しくは不明
佐藤政成、20歳、能力、機械の操り（メカニズム）
花方健次郎、23歳、能力、剣豪
内藤詩織、13歳、能力、爆撃
謳歌七海、19歳、能力、雷撃
高月優人、16歳（現実の改変）ドリームワールド
以上この9人だ。実はマスターの息子がこのチームのリーダーだ今はわけあっていない。