超能力組織ブラート

キヨ

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第一章 5つの組織

脱出と救出

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ブラートの組織は優人を助けるため、デルタのアジトへ向かった

一方優人とネレ
「ワイは何でも知ってる。ここからの脱出方法も。」
とネレが言った。
「自然界に聞くんでしょ。ところで何で異界の自然界と話す能力なのに、この世界でも話せるの?」
と優人が言った。
「ワイも知らん、だが異界も地上世界も自然の物質は同じだからとワイは考える。」
とネレが言った
「なるほど、なるほど、って早く出る方法考えないと。」
と優人が言った
「質問したのはお前さんじゃろ。」
とネレが言った。
「ここから出る方法はな、まずデルタアジトの5階にある手錠の鍵を探すんだ。そのあと夢の中で外の風景、またはブラートアジトを思い込み、寝る、そこに行きたいと。お前さんの能力は力が強い。能力を使えば簡単に出られる。」
とネレは行った。実際ネレは助けが来ることを知っている。が、優人には言わず、ネレは優人を試そうとした。

一方デルタアジトマスター室
「巻き戻しの能力の紋章が手のひらから消えたか。」
とゼノアが言った。
「あの優人ってやつ俺たちの動きも完全に分かったかのように動いていやがった。」
とグラジアが言った。
「優人さんはサブに先の時間を見る能力をつけたのか?」
とベルが言った
「それはないな。サブにそんな力があったら、優人はあり得ないほど大きなものを失うだろう。」
とマスターザキが言った続けて
「時間を先に読んだり。使われた能力を把握する力は自然界と話す能力。一つ考えられるのは、ゴッドゴールド、と言う能力だ、それは10能力の一つだ。それを使うものは人と異界の者に居る。人の方は絶対に能力を使えないはず。だとすると。異界の者、ネレー族・フレア族だ。」
とマスターザキが言った。そして
「もし本当に異界の者と通じてるなら、このメガネをかけてもう一度戦って調べてこい。奴は必ず鍵の部屋にいくはずだ。それでお前たちが負けた場合しばらく優人の件はあきらめる。」
とマスターが言った。ゼノアが
「全力で戦って、異界の者など攻略してやります。」
と言った。

「よし、ネレーよろしく。」
と優人が言った。優人はまず自分の居る場所を把握した。優人の居る場所は地下三階。そこから鍵のある地上5階にいくため作戦を練った。

「ここは地下三階だ、見た感じ人の気配は少ない。」
と優人が言った。
「ワイはチャンスだと思うで。今のうちにさっさと5階にいこか。」
とネレが言った。ネレは笑いながら言ったが、優人は敵のアジトで行動するのは初めてなので恐怖で真顔になっている。

「ここから入るか」
と言ってブラートの近藤さんがデルタの玄関の窓を溶かして侵入した。たちまち、デルタの者たちが大勢集まってきた。
「おお大層な歓迎だな。」
と高波が言った。ブラートからは近藤のチームと先ほどの戦いに居た優人以外の4人がデルタアジトについた。

「ワイはすごく驚いてる。明らかに罠としか思えないが。もう4階に居る。なんだか周りはざわざわしてるが。」
とネレは言った。優人たちが二階についた頃。近藤チームが到着しており、デルタは入り口に総動員していた。優人とネレは5階へ簡単に着いた。
「イヤーあなたは人気者ですねぇ優人。」
ゼノアが優人に近づいた。すると
「しゃがんで右だ」
とネレは指示し、優人は、その通りに動いた
「やはり、先読みされますか。でも俺たちも異界の者見えますよ。」
とゼノアが言った。するとゼノアはメガネをかけた。そして残りの4人もメガネをかけて優人のもとに現れた。
「これがネレー族か猫かウサギかわかんない奴だな。とてもかわいいなぁ」
とグラーズが言った。
「ワイ、が見える、メガネだと。まぁ意味がないけどな。優人の脳に直接指示する。」
とネレが言った。ネレは優人の脳に話かけた
「優人、お前さん鍵を探してくれ。自由に動いてくれ。」
と。
「そんな事したら、殺られるよ。指示通り動きたいです。」
と優人が言った
「自由に行動しろ。ワイはお前さんの脳に直接話をする。云わば、お前の動きをコントロールするわけだ。お前さんがまっすぐ動いたと思っても、実際はいろんなことをしている。そんな事がワイは可能なのだ。」
とネレが言った。
「分かった。」
優人は鍵の部屋て、自分の手錠を探し始めた。その間に何度も攻撃を仕掛けられた。優人は無意識に相手の攻撃をよけている感覚で不思議な体験をしている。
「なんだこいつ。すべての攻撃をよけやがる。ネレー族の奴を攻撃しようとしても、優人の頭に乗っているから当たらないし。すげーむかつく。」
とグラジアが言った

一方その頃
「やりますなー。近藤。」
と一人も残さずブラートのチームはデルタチームを倒した。デルタ組織の大半は任務に行っていた。能力者30人を簡単に7人あまりで倒したブラートのチームはかなり強いと言える。
「ドーン、ガシャ、バリン」
5階の方から窓ガラスが割れた音がして、近藤たちは、5階に向かった。

優人の方
「鍵を見つけた。」
と優人が言った。そして手錠を外した。鍵の部屋はかなり焦げたりして、ぼろぼろだった。
優人とネレは一階に向かうため部屋を出た。
優人たちはドリームを使うのをあきらめた。
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