籠の中の鳥

甲賀と伊賀、戦国最強の忍びを率い幼い将軍を助け出した六角義賢。
三好長慶の追手を振り切って、再起を謀り京を取り戻そうとするが、彼らの行く手には、戦国の大火が迫らんとしていた。
24h.ポイント 0pt
0
小説 194,093 位 / 194,093件 歴史・時代 2,395 位 / 2,395件

あなたにおすすめの小説

臆病宗瑞

もず りょう
歴史・時代
興国寺城主として大国今川家の駿河侵攻の先鋒をつとめる伊勢新九郎盛時は、優れた軍才の持ち主でありながら、人並外れて慎重な性格であった。彼は近在の寺の老僧秀実としばしば碁を愉しんだが、肝心なところで決め手となる一手を躊躇い、負けを重ねていた。その寺に小間使いとして働く楓という少女がいた。少女は盛時に仄かな憧れを抱き、盛時もまた可憐な少女を好もしく思っていたが、その性格が災いして最後の一歩を踏み出せずにいた。そんな折、堀越公方の「若御所」こと足利茶々丸が楓に目をつけて…。後に戦国の梟雄と呼ばれる北条早雲が、未だ北条早雲となる前の、秘められた悲恋の物語。

忍び零右衛門の誉れ

崎田毅駿
歴史・時代
言語学者のクラステフは、夜中に海軍の人間に呼び出されるという希有な体験をした。連れて来られたのは密航者などを収容する施設。商船の船底に潜んでいた異国人男性を取り調べようにも、言語がまったく通じないという。クラステフは知識を動員して、男とコミュニケーションを取ることに成功。その結果、男は日本という国から来た忍者だと分かった。

鬼面の忍者 遠江国掛川城死闘篇

九情承太郎
歴史・時代
織田信長の天下統一寸前。 信長から接待を受ける旅の途上にある徳川軍団の重鎮たちは、歴史オタクの接待係に請われて「最も苦労した戦は何か?」について語り始める。 三方ヶ原や一向一揆が挙げられる中、服部半蔵は、遠江国掛川城での攻城戦を語り始める。 「あの戦は、徳川・武田・今川・北条が、四つ巴で戦う死地だった。最も危ない立場にあったのは、実は徳川だ」 今川家最後の攻防に関わる遠江国戦記は、一人のマイナー武将の意外な活躍を露出させる。 米津常春。 徳川家の主戦場全てに参加した此の武将の真価が、明かされるなう。 ※カクヨムでの重複投稿をしています。 表紙は、画像生成AIで出力したイラストです。

時ノ糸~絆~

汐野悠翔
歴史・時代
「俺はお前に見合う男になって必ず帰ってくる。それまで待っていてくれ」 身分という壁に阻まれながらも自らその壁を越えようと抗う。 たとえ一緒にいられる“時間”を犠牲にしたとしても―― 「いつまでも傍で、従者として貴方を見守っていく事を約束します」 ただ傍にいられる事を願う。たとえそれが“気持ち”を犠牲にする事になるとしても―― 時は今から1000年前の平安時代。 ある貴族の姫に恋をした二人の義兄弟がいた。 姫を思う気持ちは同じ。 ただ、愛し方が違うだけ。 ただ、それだけだったのに…… 「どうして……どうしてお主達が争わねばならぬのだ?」 最初はただ純粋に、守りたいものの為、己が信じ選んだ道を真っ直ぐに進んでいた3人だったが、彼等に定められた運命の糸は複雑に絡み合い、いつしか抗えない歴史の渦へと飲み込まれて行く事に。 互いの信じた道の先に待ち受けるのは――? これは後に「平将門の乱」と呼ばれる歴史的事件を題材に、その裏に隠された男女3人の恋と友情、そして絆を描く物語。

本多忠勝は殿のすべてを守りたい

青メダ
歴史・時代
のちに「徳川四天王」のひとりとなる、本多平八郎忠勝。 生涯57回の合戦に参戦するも、かすり傷ひとつ負わなかったとされる戦国最強の侍である彼も、こと主君のこととなると冷静ではいられない。忠義、過保護、それとも他に別の理由が? そして、そんな最強の男が仕える最高の主君、徳川家康には──ひとつだけ秘密があった。

沖田氏縁者異聞

春羅
歴史・時代
    わたしは、狡い。 土方さまと居るときは総司さんを想い、総司さんと居るときは土方さまに会いたくなる。 この優しい手に触れる今でさえ、潤む瞳の奥では・・・・・・。 僕の想いなんか蓋をして、錠を掛けて捨ててしまおう。 この胸に蔓延る、嫉妬と焦燥と、独占を夢みる欲望を。 どうして俺は必死なんだ。 弟のように大切な総司が、惹かれているであろう最初で最後の女を取り上げようと。 置屋で育てられた少女・月野が初めて芸妓としてお座敷に出る日の二つの出逢い。 不思議な縁を感じる青年・総司と、客として訪れた新選組副長・土方歳三。 それぞれに惹かれ、揺れる心。 新選組史に三様の想いが絡むオリジナル小説です。

川面の光

くまいくまきち
歴史・時代
幕末、武州(埼玉県)の新河岸川を渡る江戸との物流を担ったヒラタ舟をめぐる小さな悲恋の物語です。

蒼色が金色に染まる時

ねこまむ
歴史・時代
 千二百年代前半の蒙古高原を駆け巡っていた壮年のチンギス・ハン。そんな彼が、愛妃の忽蘭と出会い、結婚するまでのお話。  ちなみに当時は女性を捕虜にする事や、略奪する事が当たり前でした。二人の出会いもそんな感じなので、なかなかのスピード婚です。

処理中です...