優しさの欠片[まとめ]☆

悪意の流し方

ふと涙が出るときは

何かを体が感じているとき

それが何なのかは

まだわからないけれど、、


右足を出したら

次は左足を出す

そんな当たり前のことが

分からなくなっている世の中

すぐに前が見えなくなったり

暗闇に戸惑ったりしても

どうか慌てないでいて

静かに耳を澄ませば

どこかしらから

風を感じる事が出来る

誰かの一時の悪意を

あなたが全部

引き受けることはない

一瞬出くわしてしまったら

あなたのことを責めた

自分をいたわってあげなくては

そのままその場に留まらないで

どうか誰かのために

流した涙を

自分の罪に置き換えないで

あなたはあなた自身

あなたが嫌なこと

あなたが傷ついたこと

それはあなた自身が

癒やしてあげられる傷だから

辛いことを

誰かのせいにして

人に癒やしてもらおうとしないで

いつも涙が出る

そんなところもあなたの優しさ

嬉しくて変におどけてしまうのも

あなたのあたたかさ

誰かが見てくれるのと

おんなじように

あなた自身がいつも

見守っていて

気づいてほしいと思っている

あなたが好きなこと

あなたが感じる幸せ

今は見えなくても

希望に涙する

自分が確かに居ることに

どうか気づいてほしいと

思っている