崩れる

天仕事屋(てしごとや)

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今だけの気持ちは

掌を伝う涙が教えてくれて

ただただ働く理性に任せている

心の何処かでかけているストッパー

外す鍵はここにはなくて

締め切った部屋の中で

温かさに守られながら

必死で心を溶かそうとしていた


綺麗な音楽

好きな言葉

それだけを集めて

身体に詰め込もうとする

他のものが入ってこないように

邪魔されないように

涙に震えて

文字におこす


それだけをやりながら

やっと息が出来る
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