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ことばの端っこ
しおりを挟む遠くに行ってしまった人に
言葉を送ろうとすると
昔の事を掘り起こさなければ
いけなかったり、更にまた
切ないことも思い出さなければならない
離れてみて
大切な人だったと気がつく
でも、そんな事は
その人が去ってしまってから気が付くから
相当にたちが悪い
後悔して泣いたり
自分を責めたりしても
その想いがその人に届くわけじゃないから
だったらその、言葉のほんの
端の部分だけでも
手紙や歌にして
あの人に届けておきたいと
そう思ったんだ
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