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臭い虫
しおりを挟む臭い虫が匂いを出した
その匂いが鼻につくと
まわりは嫌な顔をする
匂いを出した虫は
自分の匂いで死ぬこともある
そういう理りをもって
この世に生まれてきている
彼らは戦うことで
自らの死を招く恐れを持っている
たくさんある植物を
減らす、という
役目を果たしながら
自らの死と向き合う
嫌われる事を考えるのは
人間だけである
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