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どんなうどん?
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ここは街で大人気のうどん屋さんです。
「お待ちどぅさま。」
大きなどんぶりにうどんがたっぷりと浸かっている。まずはフウフウとうどんを冷まそうと息を吹いて一気に
ズルズル ツルンッ!
ツルツルの太い麺をすすると、今度はでーん!と乗っかった三角形の大きなお揚げをキツネの兄さんは思い切りほお張った。
当店の定番、きつねうどん。
コンコン ハフハフ ジュワーっと ハフハフ!!
出汁を吸って大きくなったお揚げからジュワーっと大量の汁が溢れ出す。
アツアツのうちに歯でちぎり、お揚げをモグモグしながら、またうどんと出汁をズズズッと流し込む。
プハァッ! 「うんめー!」
とキツネの兄さんがようやく息をつくと、今度はうどんと一緒に運ばれて来たお稲荷さんをバクッと頬張る。
これまた甘辛く、煮てあるお揚げとご飯のバランスがちょうど良く、
ハグハグ ハグハグ バクバクバク!
そしてうどんをズルズル ツルン!
そしてまたお稲荷さん。次にうどん、とキツネは夢中でかぶりつく。キツネがお揚げとお稲荷さんを、
うどんと交互に バクハグ ツルリン
仕上げにしょっぱいうどんの汁をググっと飲んで、
プハァッ!「満腹満腹!」フーッと言ってキツネの兄さんは天を仰いで満足そう。
さてさて、お隣ではヤギのばあさんがうどんをズルズルとすすっている。
出汁に浮かんで見えるのは、赤い梅干しと緑のシソ。おまけにトロロ昆布が添えられている。お年寄りに人気の梅うどん。
ばあさんは梅干しを箸でほぐしながらうどんを
ズルズルっ! とすする。
次に梅干しの酸っぱさが溶けた、出し汁を
ゴクリ、ゴクリ!「梅がきいててこりゃウメェ~。」
ズルズル ゴクリ ツル ゴクリ
優しい甘さの出汁と酸っぱさがあわさって
「ほんにウメェ~」
トロロ昆布もまたしょっぱくて、より「ウメェ~」
そこへツルツルのうどんをまたすすり、
汁を飲むとまた「ウメェ~」
ツルツル ゴクリ「ウメェ~」
ツルリ ゴクリ「ウメェ~」 の繰り返し。
はたまた、店の隅でバタバタ何かやっていた。
そのうどんには何やら長く揚がった牛蒡(ごぼう)が乗っている。
揚げたてが香ばしいこちらは牛蒡うどん。
長い牛蒡をこれまた長ーいくちばしで、器用に挟んで食べているのがツルの奥さん。
モグモグ ゴクンッ と飲み込むと
器用にうどんをすすってる。
ツルがうどんをツルツルリン
揚げた牛蒡に出汁が染みて、
サクサク ホクホク ゴク ツルリン!
「やっぱりここのうどんは一番でツル~」バシン!
「おっと」「おいっ!うどんがこぼれちまう!」
思わず狭い店内で羽根を広げたら、隣のカメのおじさんにおこられた。
ペコリ ペコリと頭を下げてツルはスルリと席をたつ。
ところで何やらいいニオイ。
スパイシーなカレーのニオイ。
さてはこれはカレーうどん?
見るとシマウマの父さんがズルズル、ウマウマすすってた。
トロリと麺に絡んだカレーがルーと一緒に口の中。
出汁とルーの合さった、辛さと甘みが大人気。
ハフハフ ズルズル カレーうどん。
それを見ていた子供らは、僕らも同じの食べたくなった。
父さん ズルズル ウマウマ スープもゴクリ。
白黒シマシマにカレーが飛んでも、父さん全く気にしない。
トラジマになってもどんどんすする。
子供達も、ハフハフ ズルリとうどんをすする。
母ちゃんいたら、怒られるけど、今日はぜーんぜん気にしない。
3頭揃ってズルズルッ ハフハフ。
ウマウマ ウマい!とたいらげた。
3頭揃ってカレーまみれ。
頭半分、黄色になってスキップしながら帰って行った。
さてさて、お次は何でしょう?
サックフワのエビの天ぷら、玉ねぎ人参カラリと揚げたかき揚げも一緒に乗っている。エビの衣に出汁が染みて少し柔らかくなった天ぷらをガブっと牛のおじさん、かぶりつく。
アツアツどんぶり持ち上げて豪快にごはんと一緒にかきこんだ。そうです、こちらは天丼だ!
丼ぶりメニューも大人気。
ハフハフ サクッとフワリ ジュワー
モーたまらんと牛のおじさん、
モーモー バクバク フワサクリ
かき揚げサクサク甘みと香ばしさが、味に変化を呼んでいる。ご飯とかき揚げとタレの味が口いっぱいに広がって
モーモー バクバク ハフハフハフハフ
つゆだくご飯と天ぷらと
モーモー がつがつ かきこんで、
あっという間にたいらげた。
相当満腹 も~ いっぱい!!
「ご馳走さま!」と席を立つ。
今日もにぎやかうどん屋さん。
メニューも豊富なうどん屋さん。
明日は何が人気かな?
たくさん食べにいらしてね。
「お待ちどぅさま。」
大きなどんぶりにうどんがたっぷりと浸かっている。まずはフウフウとうどんを冷まそうと息を吹いて一気に
ズルズル ツルンッ!
ツルツルの太い麺をすすると、今度はでーん!と乗っかった三角形の大きなお揚げをキツネの兄さんは思い切りほお張った。
当店の定番、きつねうどん。
コンコン ハフハフ ジュワーっと ハフハフ!!
出汁を吸って大きくなったお揚げからジュワーっと大量の汁が溢れ出す。
アツアツのうちに歯でちぎり、お揚げをモグモグしながら、またうどんと出汁をズズズッと流し込む。
プハァッ! 「うんめー!」
とキツネの兄さんがようやく息をつくと、今度はうどんと一緒に運ばれて来たお稲荷さんをバクッと頬張る。
これまた甘辛く、煮てあるお揚げとご飯のバランスがちょうど良く、
ハグハグ ハグハグ バクバクバク!
そしてうどんをズルズル ツルン!
そしてまたお稲荷さん。次にうどん、とキツネは夢中でかぶりつく。キツネがお揚げとお稲荷さんを、
うどんと交互に バクハグ ツルリン
仕上げにしょっぱいうどんの汁をググっと飲んで、
プハァッ!「満腹満腹!」フーッと言ってキツネの兄さんは天を仰いで満足そう。
さてさて、お隣ではヤギのばあさんがうどんをズルズルとすすっている。
出汁に浮かんで見えるのは、赤い梅干しと緑のシソ。おまけにトロロ昆布が添えられている。お年寄りに人気の梅うどん。
ばあさんは梅干しを箸でほぐしながらうどんを
ズルズルっ! とすする。
次に梅干しの酸っぱさが溶けた、出し汁を
ゴクリ、ゴクリ!「梅がきいててこりゃウメェ~。」
ズルズル ゴクリ ツル ゴクリ
優しい甘さの出汁と酸っぱさがあわさって
「ほんにウメェ~」
トロロ昆布もまたしょっぱくて、より「ウメェ~」
そこへツルツルのうどんをまたすすり、
汁を飲むとまた「ウメェ~」
ツルツル ゴクリ「ウメェ~」
ツルリ ゴクリ「ウメェ~」 の繰り返し。
はたまた、店の隅でバタバタ何かやっていた。
そのうどんには何やら長く揚がった牛蒡(ごぼう)が乗っている。
揚げたてが香ばしいこちらは牛蒡うどん。
長い牛蒡をこれまた長ーいくちばしで、器用に挟んで食べているのがツルの奥さん。
モグモグ ゴクンッ と飲み込むと
器用にうどんをすすってる。
ツルがうどんをツルツルリン
揚げた牛蒡に出汁が染みて、
サクサク ホクホク ゴク ツルリン!
「やっぱりここのうどんは一番でツル~」バシン!
「おっと」「おいっ!うどんがこぼれちまう!」
思わず狭い店内で羽根を広げたら、隣のカメのおじさんにおこられた。
ペコリ ペコリと頭を下げてツルはスルリと席をたつ。
ところで何やらいいニオイ。
スパイシーなカレーのニオイ。
さてはこれはカレーうどん?
見るとシマウマの父さんがズルズル、ウマウマすすってた。
トロリと麺に絡んだカレーがルーと一緒に口の中。
出汁とルーの合さった、辛さと甘みが大人気。
ハフハフ ズルズル カレーうどん。
それを見ていた子供らは、僕らも同じの食べたくなった。
父さん ズルズル ウマウマ スープもゴクリ。
白黒シマシマにカレーが飛んでも、父さん全く気にしない。
トラジマになってもどんどんすする。
子供達も、ハフハフ ズルリとうどんをすする。
母ちゃんいたら、怒られるけど、今日はぜーんぜん気にしない。
3頭揃ってズルズルッ ハフハフ。
ウマウマ ウマい!とたいらげた。
3頭揃ってカレーまみれ。
頭半分、黄色になってスキップしながら帰って行った。
さてさて、お次は何でしょう?
サックフワのエビの天ぷら、玉ねぎ人参カラリと揚げたかき揚げも一緒に乗っている。エビの衣に出汁が染みて少し柔らかくなった天ぷらをガブっと牛のおじさん、かぶりつく。
アツアツどんぶり持ち上げて豪快にごはんと一緒にかきこんだ。そうです、こちらは天丼だ!
丼ぶりメニューも大人気。
ハフハフ サクッとフワリ ジュワー
モーたまらんと牛のおじさん、
モーモー バクバク フワサクリ
かき揚げサクサク甘みと香ばしさが、味に変化を呼んでいる。ご飯とかき揚げとタレの味が口いっぱいに広がって
モーモー バクバク ハフハフハフハフ
つゆだくご飯と天ぷらと
モーモー がつがつ かきこんで、
あっという間にたいらげた。
相当満腹 も~ いっぱい!!
「ご馳走さま!」と席を立つ。
今日もにぎやかうどん屋さん。
メニューも豊富なうどん屋さん。
明日は何が人気かな?
たくさん食べにいらしてね。
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