中年男が女性の井戸端会議の健康ネタを実践していく話☆

天仕事屋(てしごとや)

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第四章 痩身・柔軟な身体

第六話 カエル足

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 皆様、以前コマネチの回で習得した柔軟な体の事を憶えておいでだろうか。
 少しだけ回想すると

「ここ(内もも)に体の血液を流すポンプがあって~、それを~、」
「相撲のね、シコ踏むみたいに
がに股で膝を曲げると
体の中の血液がダーッと流れるんだって~。」

という三十代後半の女性の話であったが、ざっくり説明しておく。
 ビートたけしのやっていたギャグのコマネチを全力でやると下半身のポンプを動かす役割の部分が動いて全身の血流が良くなり、身体が柔らかくなるというネタであった。

 その後、私は夜な夜なコマネチを続けている。
 というよりも思い出したタイミング、主にはお風呂上がりとかでやっているが今では恥ずかしげもなく出来るようになってきた。
 
 が、そんな折にある情報を手に入れた。

 情報提供者は自称モデルのJK、いわゆる女子高生である。

 私がコンビニで立ち読みをかましているとイートインスペースでJK2人が盛り上がっている。

「あのねー、カエル足ってあるやんか?」
 JKが虫の話か?
「カエル足ぃ~?なんなん?それ?」
「足の裏と裏くっつけて、開脚するやつ」
「あのル○ン3世が不二子ちゃんのベッドに飛ぶ時とか、シティーハンターで冴○リョウがやっぱりベッドに飛ぶ時とか、」
「うる○やつらのキャラが飛んでいく時とかにやる時のぴょーんって格好あるやん?
あれのことよ、カエル足。」

 足の説明をするのに何でこの子は全部、昭和のアニメを持ち出すのか?見かけはすらっとしたキレイ系なのに、中身が海外のオタクなのか昭和のおじさんなのか。
 でも三十路のおじさんにはわかりやすくて有り難かった。でも相手の子はピンと来てないみたいよ大丈夫?

「で、それが何なわけ~?」
 お友達はピンとはきてないけど先が気になるらしい。ごもっとも。

「やってたら下腹引っ込むから、やってみ?」
「え、まじ?うそ~ん。」
「ホントだってばぁ。」

 えー、うそ~ん。と家に飛んで帰って風呂上がりにコマネチと合わせて早速やってみる三十路の私。
 
 あぁ、そもそも足の裏と裏を合わせる事がまずキツイ。
 けれど連日のコマネチ効果なのか、座ったままなんとかくっつけることに成功した。
 
 なるほどこの体勢の時は不思議と下腹が引っ込んでいる。素敵だ。この下腹のでっぱりが、カエル足をやってない時も続けばいいなとしみじみ思うのだった。


※医学的にははっきりしていないけれど、何故か効果のある話色々をお届けしてます。




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