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3話 エディンバラ
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「…おお、ロンドン、君か。」
穏やかに、茶会の席に座っているのは
私の親友である、
スコットランド代表のエディンバラ。
カーディフとかいう変態なんかよりも、
落ち着きがあり、冷静さがある。
そして彼は、何より学があり
彼の知識には私も頭が下がる程だ。
「こんにちは、エディンバラさん。」
「はるばるよくスコットランドまで来たね。
さっ、隣に座ると良いよ。
君の大好きな紅茶の茶葉も
仕入れているからね。」
「ありがとうございます。」
ただ、彼の唯一の欠点としては…
「…ぐっ…?!。」
そう、砂糖の入れ過ぎである。
どうやら彼は生まれながらの味覚音痴らしく、
召使いも頭を悩ませているらしい。
これに関しては私も頭を悩ませている。
「おや?どうしたんだい?
何か変なものでも入ってたかな?。」
「い、いえ…何でもありませんよ。
少々むせてしまっただけですから。」
「あら、そうなのかい…。
大丈夫?俺のハンカチ貸そうか?。」
「お気遣いありがとうございます…。」
差し出してくれたハンカチを借りて、
吹き出した口元を拭く。
こんなに砂糖を入れていて、
よく健康診断に引っかからないですね…。
味覚音痴が過ぎて
私が心配になるぐらいですよ…。
「そんな潤んだ目で…本当に大丈夫?。
俺のところの救急医呼ぼうか?。」
「大丈夫ですよ。」
「それなら良いんだけど…。」
彼の気遣いには、感服するけども、
それ以前に、自分の健康を
気遣ってほしいものだ…。
穏やかに、茶会の席に座っているのは
私の親友である、
スコットランド代表のエディンバラ。
カーディフとかいう変態なんかよりも、
落ち着きがあり、冷静さがある。
そして彼は、何より学があり
彼の知識には私も頭が下がる程だ。
「こんにちは、エディンバラさん。」
「はるばるよくスコットランドまで来たね。
さっ、隣に座ると良いよ。
君の大好きな紅茶の茶葉も
仕入れているからね。」
「ありがとうございます。」
ただ、彼の唯一の欠点としては…
「…ぐっ…?!。」
そう、砂糖の入れ過ぎである。
どうやら彼は生まれながらの味覚音痴らしく、
召使いも頭を悩ませているらしい。
これに関しては私も頭を悩ませている。
「おや?どうしたんだい?
何か変なものでも入ってたかな?。」
「い、いえ…何でもありませんよ。
少々むせてしまっただけですから。」
「あら、そうなのかい…。
大丈夫?俺のハンカチ貸そうか?。」
「お気遣いありがとうございます…。」
差し出してくれたハンカチを借りて、
吹き出した口元を拭く。
こんなに砂糖を入れていて、
よく健康診断に引っかからないですね…。
味覚音痴が過ぎて
私が心配になるぐらいですよ…。
「そんな潤んだ目で…本当に大丈夫?。
俺のところの救急医呼ぼうか?。」
「大丈夫ですよ。」
「それなら良いんだけど…。」
彼の気遣いには、感服するけども、
それ以前に、自分の健康を
気遣ってほしいものだ…。
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