やっぱりやらねば(続)

Anastasia

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アイラと廉

その12-02

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「大丈夫。しっかりイカせるから」
「……レン、後で、絶対に、仕返しするから……」

 うーん、その場面は――かなり危ない状況な気がするが、今は、アイラの脅しに負けて、アイラに言うことを聞いてやるわけにはいかない。

 まだまだ、廉の好き勝手をしてないではないか。

 鬱憤うっぷんと欲求不満を晴らさなければならないのだから。

 グイッと、四肢を開かせ、廉の口はまだアイラの足を甘噛みしていたが、手が伸びて来て、その指先が真っ直ぐに花芯に届いていた。

 花の周りはぬったりと濡れ始めていても、まだ、花芯は隠れたままだ。

 小刻みに、指先だけの軽い刺激が連続される。トントントンと、リズミカルで均一で、強すぎでもなく、弱すぎでもなく、一定間でその指の刺激が続く。

 お尻から熱が上がり、濡れ始めている花弁はなびらもじわじわと熱さが増してきた。

 膝の内側を噛まれながら、トントンと止まない刺激が均一で、一瞬、アイラの息が上がった。

「……あっ……ぁ……!」

 ビクン、ビクンと、足先が跳ね、細い腰が乱れたように揺れた。

 すぐに廉の指先が離れ、せっかくの快感がすぐに収まってしまう。ただ、一瞬、軽くイカされただけだ。

 アイラの顔には、隠しもしない不満顔が上がる。

「レン」
「まだまだ」

「いい加減にしてよ」
「俺の欲求不満だから」

「そんなの、知らないわよ」
「冷たいね」

「知らないわよっ」

 プンとそっぽを向いてしまったアイラを見下ろしながら、廉もクスッと笑う。

「じゃあ、一応、ご機嫌取り」

 それで、今度は躊躇いもなく、押し広げられた四肢の間に顔を寄せ、廉の口がアイラの花弁はなびらに届いていた。

「あっ……ぁ……」

 ベロリとも言えそうな動きで、まっ平らになった舌がアイラの花弁を容赦なく舐め上げる。

 そのまま力も抑えず、花芯が押し潰されていた。平らな舌先が花芯を真っすぐに押し潰し、ベロリ、ベロリと、大雑把な動きが強烈な刺激をもたらしていた。

「ぁ……っあぁ……」

 足のつま先がカールされ、四肢が強張り出し、押さえつけられている下半身が緊張していく。

 それで、更に四肢を押し広げられ、廉の両腕はアイラの腰を抱え込んで、胸に届いていた。

 指だけで胸の丸みをしっかりともみ込み、人差し指がもうすでに硬くなっている胸のいただきを引っ掻き回す。

「あぁ……ん……」

 真っ直ぐな舌が花芯を強く押し潰し、舐め上げるように繰り返され、乱暴な動きでも、その直接的な刺激がアイラの細い躰を痙攣させた。

「あっ……っ……んっ……!」

 ひっかかれてうずきが止まない胸の蕾。乱暴に押しつぶされる花芯。

 両方の刺激が強烈で、アイラがそこで一気に爆発していた。

 ビクッ、ビクッと細身の躰が痙攣し、震え上がり、全身の筋肉が緊張して張り裂けそうだった。
 浅い呼吸だけが上がり、胸が上下し、それで硬く緊張した四肢が痛いほどだ。

 ぐったりと、アイラの躰がベッドに沈み込み、浅い呼吸を落ち着かせようと、アイラが力を抜く。

「じゃあ、ここからしっかりとイカせ続けるから」
「なに、言って……。冗談やめてよ……」

「本気だよ。そう言ったじゃないか」

 そう言うや否や、一気に高められた熱さが引いてもいないのに、廉の口がアイラの花芯を囲うように押し付けられた。

 舌が伸び、一度、しっかりと舐め上げると、ビクリ、とアイラの躰が反応する。

 そして、そのまま息を吐き出しながら、隙間一つないほどに、廉の口が押し付けられ、アイラの花芯を吸い上げる。

 隙間なく、空気が含まれていない分、その刺激があまりに強烈で、直接、脳天を刺激するほどだった。

「……っん……あっ……やっ……!」

 花芯だけが丸出しで吸い上げられ、許容できないほどの刺激だけが襲い掛かる。

 息も切れ切れに、次にアイラが爆発するまで、そう時間もかからなかった。

 その痛みとも言える強烈な刺激から解放されては、廉の骨ばった指が蜜壺をなぶり立て、ぐちゅぐちゅと卑猥な水音が部屋に響き渡っていた。

 何度も、何度も、壁をこすりつけられ、指で肉壁を押し付けられ、そして、敏感なスポットを見逃さず、徹底的にそこだけが責め立てられて、アイラが悲鳴めいた嬌声を張り上げる。

 膝の裏からも、太腿からも汗が上がり始め、しっとりと濡らした肌の上は光り、押さえつけられている四肢も、腰も、全身の筋肉も張り詰め、アイラの躰が硬く緊張していた。

 柔らかな胸は廉の手でしっかりと揉みしだかれ、硬く尖った頂きの蕾には歯が立てられ、淫花いんかは手の平全体で一気に刺激が襲ってくるような激しさで、それなのに、その中心にある花芯を逃さないように、指を挟んだままいじくられたままだ。

 嬌声ともつかぬ悲鳴が上がり、激しく痙攣したアイラの躰がビクビクと震え上がっていた。

 長い愛撫に前戯で、燃えるように熱くされた躰だって悲鳴を上げ始め、何度も繰り返し上がったあえぎ声で、アイラの声もかすれている。

 アイラの両脚が持ち上げられ、廉の方に乗せられた。

 そして、廉が重さを乗せて、深く入り込んでくる。

「……あぁっ……!……ぁん……」

 初っ端から、最奥を突いて、ぐちゃぐちゃにかき混ぜられた中も奥も、しっかりと廉を加え込んでいた。

 そして、手加減もなく、廉が激しく連動する。

「……ぅん……あぁ……っ……」

 おかしいほどに躰が揺れる。震える。

 強い刺激と快感の狭間で、更にアイラの呼吸が乱れ、自分では押し返せない強烈な刺激が最奥を犯し、生理的な涙が微かに上がっている。

 散々、あえがされ、かされ、貫かれ、しつこくしつこく最奥まで蹂躙じゅうりんして、欲しがらせて、懇願させて、後は堕ちて行くだけ――


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