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アイラと廉
その4-01
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意識も重く、寝ぼけているいるし、目が覚めていないのは無意識で分かっている。
なのに、躰がうずうずして、足りなくて、もっと欲しくて――強く、刺激を求めてしまう。
無意識にも、はぁ……と艶めかしい吐息が吐き出されていた。
胸の尖りも敏感になっていて、強く摘ままれる度に、お腹の奥で疼きがやまない。
「――……ぁ……は……」
熱い吐息が吐き出されて、自然、気持ちいいわぁ……と眠っている頭にその言葉が浮かんでくる。
誘うように手の平が滑り落ちていき、アイラの躰の輪郭を確かめるような艶めかしい動きがくびれたウェストなぞり、そして温かな手の平が太腿にもたどり着く。
躊躇いもなくその手がアイラの足を割って、もうすでに潤いだしていた秘所に届いていた。
「――――……ぁあ……ぁぁ……」
眠っていても、甘く、艶めかしい喘ぎ声が漏れた。
その手が、指が、器用に潤っている場所を動いく度に、アイラの腰がシーツの上で微かに揺れていく。
指を入れなくても、潤っている場所をかき回すだけで、躰が硬直しだしていた。
その間に濡れる舌が、かなり敏感になり始めている胸の尖りを容赦なく蹂躙していく。引っ掻いていく。
刃先で軽く甘噛みされた後に、一番の先っぽを刃ではさまれて、ああぁ…っ!――とアイラの艶めかしい体躯が、ビクリ、と飛び跳ねていた。
それと同時に、花芯を小刻みに摘ままれて、一気にそこで達していた。
「……ぁぁ……は……ぁ……」
目を開けたら天井は認識できる。
でも、視界の片隅に入って来る影。
「――――……んん……ぁ……っあ……」
寝ぼけているのに、熱く燃え上がった躰が、直接的な刺激と圧迫感に震え、追い詰められ、艶めかしいはしたない声が漏れる。
「…………レン……?」
「アイラ」
「――――……んっ……今、一体、何時なのよ……」
文句は言うけれど、燃え上がったように熱くなった躰、肌がピリピリとしているのに、躰の芯ではもっと熱を欲しがるような疼きが止まず、激しく揺さぶられて、奥まで刺激して、もっと、もっと欲しがってしまう。
「何時? たぶん、7時過ぎじゃないのかな」
「――7時?!」
ガバッと、アイラが上半身だけ起き上がっていた。
「もう、いい加減にしてよ」
「目が覚めたから」
目が覚めたから――などと、朝早くからアイラを襲ってくるなんて、いい度胸ではないか。
「ちょっと、週末はゆっくり寝まくるって決めてるのよ」
「寝ていいよ」
ふざけたことを抜かしてくれる。
アイラの瞳が不穏げに細められていく。
「この状態でよく言ってくれるわね、レン」
「目が覚めたから、昨日の続き?」
「こんな、叩き起こさないでよ」
「叩き起こしてないよ。アイラがしっかりとイくまで、犯してないし」
屁理屈だ。
その間も激しい連動が止まず、アイラの息が激しく上がっていく。
そして、少し汗ばんで来た肌がしっとりと光り、細身なのに艶めかしい体躯が小刻みに震えている。
上半身起こしているアイラの躰がレンの重みで、また、ベッドに押し返された。
グイッと、限界まで四肢を広げられ、その上にレンの重みが伸し掛かって来る。
「……アぁっ……!……あぁ……いい、わ……っ――――」
レンの重みで動けない分、奥へ奥へと突き上げられる刺激に、圧迫間に、じわじわと全身が縛り付けられててしまう。
朝早くから、その静かな寝室で、嬌声が響き、ベッドののきしむ音、肌を打ち付ける音、そして、卑猥な水音が混じり、濃厚な空気だけが浮かんでいた。
また、レンの重みが伸し掛かってきて、少し汗ばんだアイラの肌とレンの肌が混ざり、二人はそこで達していた。
呼吸が上がり、吐き出す吐息も熱く、上下する胸も、余韻に浸って微かにだけ震える肌も、上気した体温から薄っすらと桃色に変わっている。
「朝早くから叩き起こすなんて、躾がなってないわね」
「そうかな? 普段はこのくらいの時間でも問題ないだろう?」
仕事があるのだから、と付け加えられない最後の部分だって、アイラは嫌そうにレンを睨め付ける。
平日と週末は、全く状況が違う。
まずは、のんび~りと朝寝をして、それから、のんび~りと、ダラダラブランチなどを取って、それから、週末の活動を始める。
それが、独身の気ままな週末の始まりだろう。
簾はまだアイラの上に乗っている形で、それでも体重を乗せているのではない。
だが、廉が少し屈んできて、その両手がアイラのふくよかな胸をしっかりと揉み上げだした。
「ちょっと、レン」
抗議するアイラを無視して、廉の口が躊躇いもなく少し赤みがかって濡れている胸の尖りを加え込む。
「――…あぁ……っ……んぁ……!」
もう、昨日から、何度も何度も(しつこく)愛撫され、刺激され、廉がアイラを抱いている間中だってその肌から廉の手が離れたことがないほどに弄られ、今では、ちょっと触れられたくらいでもすぐに感じてしまうほどに敏感になってしまっている。
それで、またも、昨日と同じ状況に突入してしまった。
昨夜だって、随分、アイラの躰を好き放題に抱きまくった廉だ。4度イかせて、4度続けざまに抱き落としてきたほどだ。
なのに、朝早くから叩き起こされて、寝ぼけているアイラの躰をまたも好き放題しまくりではないか!
文句を言おうにも、すでに――さっきからの燃え上がるような刺激に、快感に、アイラの躰の方が意思を無視して、勝手に反応してしまっている。
「……もうっ、後でみてなさいよ、レン……」
「いや、そんな脅しは怖いな」
全然、そんな風に思ってもいないくせに、なにを言う!
だが、またしても、このやる気満々男のせいで、朝から――抱き潰しの羽目になるのだった。
「もう、レンのせいで、睡眠不足だわ」
「でも、昨日は夜通しじゃないだろう?それに、特別、遅い時間に寝たんでもない」
そんな指摘をされて、更に、アイラの顔が仏頂面だ。
ちゅと、廉がアイラの唇にだけキスをして、
「今からもう一度寝れば? 週末だからね」
「当然じゃない。邪魔するんじゃないわよ、レン。次に邪魔したら、速攻で追い出してやるわよ」
「追い出された、部屋にも入れてくれない?」
「当然じゃない」
「それは困るな」
「邪魔しないでよ」
「いいよ」
そして、朝早くから、しっかり、たっぷりアイラの堪能した廉は、こう見えても(淡々とし過ぎていても)、かなりご機嫌なのだ。
「レンのせいで、お腹空いたわぁ。ご飯買って来てよね」
「なにか食べるものないの?」
「シリアルなんて嫌っ」
「そう。だったら、シャワー借りるかな」
「勝手に使えば」
それだけを言って、アイラは、ボスンっと枕に顔を埋める。
そして、廉を無視して、さっさと安眠についていく。
「アパートの鍵も借りるよ」
勝手にすれば――らしき言葉が出たようだが、モゴモゴと枕の中に音が消えていく。
廉はベッドから起き上がり、一応、自分のズボンに手を伸ばす。
それから、アイラの言う通り、勝手にバスルームに行きシャワーも借りた。少し髭が伸びてきているが、今朝は仕方がない。
まあ、買い物のついでに、髭剃りでも買うべきだろうか。簾自身が、髭がポソポソとあるとかゆくて気になってしまうのだ。
ああ、それから、アイラの朝ご飯、兼、昼ご飯のブランチだろう。
淡々としている割には、昔から、面倒見のいい簾だったのだ。
なのに、躰がうずうずして、足りなくて、もっと欲しくて――強く、刺激を求めてしまう。
無意識にも、はぁ……と艶めかしい吐息が吐き出されていた。
胸の尖りも敏感になっていて、強く摘ままれる度に、お腹の奥で疼きがやまない。
「――……ぁ……は……」
熱い吐息が吐き出されて、自然、気持ちいいわぁ……と眠っている頭にその言葉が浮かんでくる。
誘うように手の平が滑り落ちていき、アイラの躰の輪郭を確かめるような艶めかしい動きがくびれたウェストなぞり、そして温かな手の平が太腿にもたどり着く。
躊躇いもなくその手がアイラの足を割って、もうすでに潤いだしていた秘所に届いていた。
「――――……ぁあ……ぁぁ……」
眠っていても、甘く、艶めかしい喘ぎ声が漏れた。
その手が、指が、器用に潤っている場所を動いく度に、アイラの腰がシーツの上で微かに揺れていく。
指を入れなくても、潤っている場所をかき回すだけで、躰が硬直しだしていた。
その間に濡れる舌が、かなり敏感になり始めている胸の尖りを容赦なく蹂躙していく。引っ掻いていく。
刃先で軽く甘噛みされた後に、一番の先っぽを刃ではさまれて、ああぁ…っ!――とアイラの艶めかしい体躯が、ビクリ、と飛び跳ねていた。
それと同時に、花芯を小刻みに摘ままれて、一気にそこで達していた。
「……ぁぁ……は……ぁ……」
目を開けたら天井は認識できる。
でも、視界の片隅に入って来る影。
「――――……んん……ぁ……っあ……」
寝ぼけているのに、熱く燃え上がった躰が、直接的な刺激と圧迫感に震え、追い詰められ、艶めかしいはしたない声が漏れる。
「…………レン……?」
「アイラ」
「――――……んっ……今、一体、何時なのよ……」
文句は言うけれど、燃え上がったように熱くなった躰、肌がピリピリとしているのに、躰の芯ではもっと熱を欲しがるような疼きが止まず、激しく揺さぶられて、奥まで刺激して、もっと、もっと欲しがってしまう。
「何時? たぶん、7時過ぎじゃないのかな」
「――7時?!」
ガバッと、アイラが上半身だけ起き上がっていた。
「もう、いい加減にしてよ」
「目が覚めたから」
目が覚めたから――などと、朝早くからアイラを襲ってくるなんて、いい度胸ではないか。
「ちょっと、週末はゆっくり寝まくるって決めてるのよ」
「寝ていいよ」
ふざけたことを抜かしてくれる。
アイラの瞳が不穏げに細められていく。
「この状態でよく言ってくれるわね、レン」
「目が覚めたから、昨日の続き?」
「こんな、叩き起こさないでよ」
「叩き起こしてないよ。アイラがしっかりとイくまで、犯してないし」
屁理屈だ。
その間も激しい連動が止まず、アイラの息が激しく上がっていく。
そして、少し汗ばんで来た肌がしっとりと光り、細身なのに艶めかしい体躯が小刻みに震えている。
上半身起こしているアイラの躰がレンの重みで、また、ベッドに押し返された。
グイッと、限界まで四肢を広げられ、その上にレンの重みが伸し掛かって来る。
「……アぁっ……!……あぁ……いい、わ……っ――――」
レンの重みで動けない分、奥へ奥へと突き上げられる刺激に、圧迫間に、じわじわと全身が縛り付けられててしまう。
朝早くから、その静かな寝室で、嬌声が響き、ベッドののきしむ音、肌を打ち付ける音、そして、卑猥な水音が混じり、濃厚な空気だけが浮かんでいた。
また、レンの重みが伸し掛かってきて、少し汗ばんだアイラの肌とレンの肌が混ざり、二人はそこで達していた。
呼吸が上がり、吐き出す吐息も熱く、上下する胸も、余韻に浸って微かにだけ震える肌も、上気した体温から薄っすらと桃色に変わっている。
「朝早くから叩き起こすなんて、躾がなってないわね」
「そうかな? 普段はこのくらいの時間でも問題ないだろう?」
仕事があるのだから、と付け加えられない最後の部分だって、アイラは嫌そうにレンを睨め付ける。
平日と週末は、全く状況が違う。
まずは、のんび~りと朝寝をして、それから、のんび~りと、ダラダラブランチなどを取って、それから、週末の活動を始める。
それが、独身の気ままな週末の始まりだろう。
簾はまだアイラの上に乗っている形で、それでも体重を乗せているのではない。
だが、廉が少し屈んできて、その両手がアイラのふくよかな胸をしっかりと揉み上げだした。
「ちょっと、レン」
抗議するアイラを無視して、廉の口が躊躇いもなく少し赤みがかって濡れている胸の尖りを加え込む。
「――…あぁ……っ……んぁ……!」
もう、昨日から、何度も何度も(しつこく)愛撫され、刺激され、廉がアイラを抱いている間中だってその肌から廉の手が離れたことがないほどに弄られ、今では、ちょっと触れられたくらいでもすぐに感じてしまうほどに敏感になってしまっている。
それで、またも、昨日と同じ状況に突入してしまった。
昨夜だって、随分、アイラの躰を好き放題に抱きまくった廉だ。4度イかせて、4度続けざまに抱き落としてきたほどだ。
なのに、朝早くから叩き起こされて、寝ぼけているアイラの躰をまたも好き放題しまくりではないか!
文句を言おうにも、すでに――さっきからの燃え上がるような刺激に、快感に、アイラの躰の方が意思を無視して、勝手に反応してしまっている。
「……もうっ、後でみてなさいよ、レン……」
「いや、そんな脅しは怖いな」
全然、そんな風に思ってもいないくせに、なにを言う!
だが、またしても、このやる気満々男のせいで、朝から――抱き潰しの羽目になるのだった。
「もう、レンのせいで、睡眠不足だわ」
「でも、昨日は夜通しじゃないだろう?それに、特別、遅い時間に寝たんでもない」
そんな指摘をされて、更に、アイラの顔が仏頂面だ。
ちゅと、廉がアイラの唇にだけキスをして、
「今からもう一度寝れば? 週末だからね」
「当然じゃない。邪魔するんじゃないわよ、レン。次に邪魔したら、速攻で追い出してやるわよ」
「追い出された、部屋にも入れてくれない?」
「当然じゃない」
「それは困るな」
「邪魔しないでよ」
「いいよ」
そして、朝早くから、しっかり、たっぷりアイラの堪能した廉は、こう見えても(淡々とし過ぎていても)、かなりご機嫌なのだ。
「レンのせいで、お腹空いたわぁ。ご飯買って来てよね」
「なにか食べるものないの?」
「シリアルなんて嫌っ」
「そう。だったら、シャワー借りるかな」
「勝手に使えば」
それだけを言って、アイラは、ボスンっと枕に顔を埋める。
そして、廉を無視して、さっさと安眠についていく。
「アパートの鍵も借りるよ」
勝手にすれば――らしき言葉が出たようだが、モゴモゴと枕の中に音が消えていく。
廉はベッドから起き上がり、一応、自分のズボンに手を伸ばす。
それから、アイラの言う通り、勝手にバスルームに行きシャワーも借りた。少し髭が伸びてきているが、今朝は仕方がない。
まあ、買い物のついでに、髭剃りでも買うべきだろうか。簾自身が、髭がポソポソとあるとかゆくて気になってしまうのだ。
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